スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『潜水服は蝶の夢を見る』映画評

4月22日
この角度が、犬らしくない体型の由紀夫。



尊敬するH先生に勧められ、見ました。
本当はこの種の悲しそうな映画は避けたいわぁという気持もちょっぴり。
でも、H先生はとても面白い感性をお持ちの方なので、
見てみようかな、と思ったわけです。

いや、見て良かったですわ。

俳優でなく、映像自体が演技をするという面白い仕掛けになってるんです。
しかも、光と闇、風や水が織りなす映像が、雄弁に主人公の心理と状況を語り続けます。
そして観客に、全身が麻痺した主人公の目と心を持たせ、
彼の視界と意識の流れをたどることで、生まれてくる臨場感。

絶望が希望へと変っていくこの物語は、決して私が想像していたような内容では
ありませんでしたわ。

特筆すべきは最後の映像。
多分北極の氷が崩落している映像を使っているんだと思いますが、
映画の一番最初にも使われていた、この氷壁の映像が凄い!

時間を巻き戻すことは絶対にできないけど、
まるで、「実は巻き戻せるんじゃないか?」 という期待に充ちた錯覚を
観客は覚えてしまうわけです。
でも、暫くすると、「やっぱりそんなことは不可能だ」と気づきます。
だって、ただ「巻き戻し」という人工的技術を使っているに過ぎず、
現実は巻き戻せない、つまり変るはずがないからです。
(映画を見ればわかりますが、見ていない方のために、
あえて抽象的説明にしておきます。)

でも、その後、もう一度考え直してしまうわけです。
「人工的技術」で巻き戻せるなら、それでいいじゃないか。
人間の夢と希望が生み出した人工的技術が、現実を変えられるんじゃないか?

フランス語はわけわかんないけど、機会があったら是非。

シネマディクトで観賞。レイトショーで1000円。
100点満点中 85点。


スポンサーサイト

COMMENTS

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

COMMENT FORM

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。