Pink Tea Time 2008年1月号
外国人に温泉無料宿泊券を発行すべきであるの巻
(先月号の続き)
一月十日
大鰐町、「鰐come」の露天風呂。
理佳さんと私は、「あ〜、ぎもぢい〜」と何度も唸りながら、地上の極楽を満喫していた。
ふと見ると、向かいの浴槽に大変に色黒の若い女が浸かっていたので、あれは外国人かと思っていたのである。するとその女は、連れの色の白い女に、津軽弁で、
「日焼けサロンだら我慢でぎるばって、温泉の熱さは我慢でぎね!」
と語っていたので、「ああ、日サロ女だったのね」と、我々は合点がいったのである。しかし「だったら今すぐ、日サロに行きやがれ!」ということである。
そして我々熟女二人は、湯船で世界平和について語り合っていた。実際、鰐comeにも随分と外国人が来ており、酸ヶ湯温泉には台湾テレビのロケさえ入っていたのだ。
理佳「妹子さん! 日本の温泉は素晴らしいですよね!」
私「そう、その通り。温泉は日本の武器だと思うわけ」
理佳「お? 武器ってえと、テロ対策特措法を使って、原油の代りに給湯でもするんですか? インド洋上で」
私「それもいいけど、今年の洞爺湖サミットは、『千人風呂サミット』にすべきだと思うわけ、酸ヶ湯温泉で」
理佳「ああ、混浴で国際サミットですね。いいですねぇそれ。みな、『オオ、パラダ〜イス!』とか言って、気が緩んでますから、ロシアなんかでも、すぐ協定書にハンコ押すんじゃないですか」
私「そう、あのプーチンも『ダー』とか言って」
理佳「サルコジは『ウィ、マダーム』ですね。女好きですから」
私「話も弾むと思うわけ、全人類が和気藹々と」
理佳「そこで私が、全裸で仁王立ちして登場するわけです」
私「…」
理佳「私、全国津々浦々、混浴仁王立ちモデルですから」
私「…さらに成田空港で入国管理官は、イラン人・イラク人・アメリカ人の入国者全員に、温泉一泊無料券を配ればいいと思うわけ」
理佳「もれなく進呈するんですね。日本全国で使えるやつ」
私「そう。するとイラン・イラク・アメリカ人が温泉で鉢合わせして、『ダー』とか言って背中を流し合う」
理佳「それは、ロシア語。でも、一緒に温泉に浸かれば、人類みな兄弟って気分になりますよねぇ、ホント」
私「その通り。温泉一泊無料券にかかる費用なんて、アメリカ軍への給油にかかる経費に比べたら、なんぼのモンだっちゅーのよ」
理佳「ダー、ダー。可愛いモンですよ、全く」
日本の文豪と言われる人も、多くは温泉に逗留しつつ名作を書いている。棟方志功も無名時代、酸ヶ湯温泉滞在中に多くの作品を残した。それほど温泉は人類を前向きにさせ、発想を豊かにする。
政府も国会議事堂内に、まず温泉を引いたらどうか。日本が国際平和に貢献するには、温泉という「隠し剣」を使うべきである。
別に、隠してなかったかも。
一月十一日
今日、私の英語の個人授業をしているジミー(男)に酸ヶ湯温泉の話をしたら、
「オー! 是非行きたいで〜す。混浴? ボク全然気にしませ〜ん」
と、英語で言っていた。カナダ人も温泉好きということである。
やはり温泉の魅力は世界に通用する。政府は一刻も早く外国人に、温泉無料宿泊券を発行すべきである。
一月十二日
ところで以前、私が実践するエコロジーを紹介したとき、「ゴミ出しは二週に一度」と書いたが、今は三週間に一度で充分になり、近々は月に一度になりそうな勢いである。勿論、ゴミ袋一個を出す周期のことだ。
最近の「クロワッサン」誌で、一月に出すゴミの量はサッカーボール一個大というエクベリさん夫婦の生活を知り、これは真似するしかないと実践した結果だ。
エクベリさんのゴミを減らした大きな要因は、コンポスト使用で生ゴミを劇的に減らしたこと。私はコンポストでなく、生ゴミ処理機を使っているが、本当はコンポストの方がエコだと思う。ただ、私の住環境を考えると生ゴミ処理機が最良の選択肢じゃないかという結論に至ったわけだ。
一月十三日
例えば肉でも、なるべくプラスチック容器を使わない買い方をしている。理想は対面式の肉専門店だ。
ところが対面式の肉屋を探してみたものの、近所にはない。ようやくデパートの一角に、対面で量り売りする肉売場を発見し、最近はそこだけを利用するようになった。
ただ、この店もうかうかしていると、ビニール袋に入れた肉を店員がさらに綺麗な包装紙でくるみ、その上から値札シールを貼ろうとするのだ。全く油断できない。それはもう電光石火の早技で、肉の塊をサササッと包む。まるで熟練工だ。客が思わず店員の手をジッと見入ってしまうほどの迅速さと言っていい。
だから私は、すかさず、
「ああっ! 包装紙はいりません!」
と絶叫しなければならない。しかも、三種類の肉を買うと、それぞれ個別に包装しようとするので、なんと包装紙を三枚も使うのだ。本当に無駄である。
それに、私はもう何度もここから買っているのだから、そろそろ私を「簡易包装の客」と覚えてくれてもよさそうなのに、毎回私は「いりません!」と絶叫している。客に毎回絶叫させるとは、これも無礼である。
この肉屋には「簡易包装ご希望のお客様は、お申し付け下さい」と掲示してあるが、逆に「二重包装をご希望のお客様は、お申し付け下さい」と掲示すべきではないのか。勝手に紙ゴミを増やされては、こっちはたまらない。とはいえ、この肉屋が無くなると私は困るので、今後ともなんとか宜しくお願いしたい。
あるコンビニで、買物の品数が少ない客に「レジ袋はご入り用ですか?」と聞くようになったところ、袋を断る人が多く、レジ袋の消費量は激減したという。素晴らしい話である。
ところで、また私の「実践! 今すぐできるエコ」を書こうと思ったのだが、それはまた来月ということで、ひとつ。
(先月号の続き)
一月十日
大鰐町、「鰐come」の露天風呂。
理佳さんと私は、「あ〜、ぎもぢい〜」と何度も唸りながら、地上の極楽を満喫していた。
ふと見ると、向かいの浴槽に大変に色黒の若い女が浸かっていたので、あれは外国人かと思っていたのである。するとその女は、連れの色の白い女に、津軽弁で、
「日焼けサロンだら我慢でぎるばって、温泉の熱さは我慢でぎね!」
と語っていたので、「ああ、日サロ女だったのね」と、我々は合点がいったのである。しかし「だったら今すぐ、日サロに行きやがれ!」ということである。
そして我々熟女二人は、湯船で世界平和について語り合っていた。実際、鰐comeにも随分と外国人が来ており、酸ヶ湯温泉には台湾テレビのロケさえ入っていたのだ。
理佳「妹子さん! 日本の温泉は素晴らしいですよね!」
私「そう、その通り。温泉は日本の武器だと思うわけ」
理佳「お? 武器ってえと、テロ対策特措法を使って、原油の代りに給湯でもするんですか? インド洋上で」
私「それもいいけど、今年の洞爺湖サミットは、『千人風呂サミット』にすべきだと思うわけ、酸ヶ湯温泉で」
理佳「ああ、混浴で国際サミットですね。いいですねぇそれ。みな、『オオ、パラダ〜イス!』とか言って、気が緩んでますから、ロシアなんかでも、すぐ協定書にハンコ押すんじゃないですか」
私「そう、あのプーチンも『ダー』とか言って」
理佳「サルコジは『ウィ、マダーム』ですね。女好きですから」
私「話も弾むと思うわけ、全人類が和気藹々と」
理佳「そこで私が、全裸で仁王立ちして登場するわけです」
私「…」
理佳「私、全国津々浦々、混浴仁王立ちモデルですから」
私「…さらに成田空港で入国管理官は、イラン人・イラク人・アメリカ人の入国者全員に、温泉一泊無料券を配ればいいと思うわけ」
理佳「もれなく進呈するんですね。日本全国で使えるやつ」
私「そう。するとイラン・イラク・アメリカ人が温泉で鉢合わせして、『ダー』とか言って背中を流し合う」
理佳「それは、ロシア語。でも、一緒に温泉に浸かれば、人類みな兄弟って気分になりますよねぇ、ホント」
私「その通り。温泉一泊無料券にかかる費用なんて、アメリカ軍への給油にかかる経費に比べたら、なんぼのモンだっちゅーのよ」
理佳「ダー、ダー。可愛いモンですよ、全く」
日本の文豪と言われる人も、多くは温泉に逗留しつつ名作を書いている。棟方志功も無名時代、酸ヶ湯温泉滞在中に多くの作品を残した。それほど温泉は人類を前向きにさせ、発想を豊かにする。
政府も国会議事堂内に、まず温泉を引いたらどうか。日本が国際平和に貢献するには、温泉という「隠し剣」を使うべきである。
別に、隠してなかったかも。
一月十一日
今日、私の英語の個人授業をしているジミー(男)に酸ヶ湯温泉の話をしたら、
「オー! 是非行きたいで〜す。混浴? ボク全然気にしませ〜ん」
と、英語で言っていた。カナダ人も温泉好きということである。
やはり温泉の魅力は世界に通用する。政府は一刻も早く外国人に、温泉無料宿泊券を発行すべきである。
一月十二日
ところで以前、私が実践するエコロジーを紹介したとき、「ゴミ出しは二週に一度」と書いたが、今は三週間に一度で充分になり、近々は月に一度になりそうな勢いである。勿論、ゴミ袋一個を出す周期のことだ。
最近の「クロワッサン」誌で、一月に出すゴミの量はサッカーボール一個大というエクベリさん夫婦の生活を知り、これは真似するしかないと実践した結果だ。
エクベリさんのゴミを減らした大きな要因は、コンポスト使用で生ゴミを劇的に減らしたこと。私はコンポストでなく、生ゴミ処理機を使っているが、本当はコンポストの方がエコだと思う。ただ、私の住環境を考えると生ゴミ処理機が最良の選択肢じゃないかという結論に至ったわけだ。
一月十三日
例えば肉でも、なるべくプラスチック容器を使わない買い方をしている。理想は対面式の肉専門店だ。
ところが対面式の肉屋を探してみたものの、近所にはない。ようやくデパートの一角に、対面で量り売りする肉売場を発見し、最近はそこだけを利用するようになった。
ただ、この店もうかうかしていると、ビニール袋に入れた肉を店員がさらに綺麗な包装紙でくるみ、その上から値札シールを貼ろうとするのだ。全く油断できない。それはもう電光石火の早技で、肉の塊をサササッと包む。まるで熟練工だ。客が思わず店員の手をジッと見入ってしまうほどの迅速さと言っていい。
だから私は、すかさず、
「ああっ! 包装紙はいりません!」
と絶叫しなければならない。しかも、三種類の肉を買うと、それぞれ個別に包装しようとするので、なんと包装紙を三枚も使うのだ。本当に無駄である。
それに、私はもう何度もここから買っているのだから、そろそろ私を「簡易包装の客」と覚えてくれてもよさそうなのに、毎回私は「いりません!」と絶叫している。客に毎回絶叫させるとは、これも無礼である。
この肉屋には「簡易包装ご希望のお客様は、お申し付け下さい」と掲示してあるが、逆に「二重包装をご希望のお客様は、お申し付け下さい」と掲示すべきではないのか。勝手に紙ゴミを増やされては、こっちはたまらない。とはいえ、この肉屋が無くなると私は困るので、今後ともなんとか宜しくお願いしたい。
あるコンビニで、買物の品数が少ない客に「レジ袋はご入り用ですか?」と聞くようになったところ、袋を断る人が多く、レジ袋の消費量は激減したという。素晴らしい話である。
ところで、また私の「実践! 今すぐできるエコ」を書こうと思ったのだが、それはまた来月ということで、ひとつ。
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COMMENTS
私のエコはねえ。
リサイクルのお父様
私の父はユニバースのチェッカーから「リサイクルのお父様」と呼ばれている。
父は買い物に行くとき必ず、レジ袋を持参で行くのだ。
それをチェッカーの人が覚えていてくれているのだ。
それでこそ販売員のプロである。
そのデパートの肉売り場の人も、妹子様を「エコのお姉さま」として認識するべきよね!
父は買い物に行くとき必ず、レジ袋を持参で行くのだ。
それをチェッカーの人が覚えていてくれているのだ。
それでこそ販売員のプロである。
そのデパートの肉売り場の人も、妹子様を「エコのお姉さま」として認識するべきよね!
各自、エコ実践してますね。
koro様 さすがです。
フランス語、意味不明です。全く分かりません。
「日本の夏は、ハラショー」
ですか? …それはロシア語。
mackymouse様
素晴らしいお父様です。
ユニバースに行くと、
「いらっしゃいませ! リサイクルのお父様!」
と声をかけられるのでしょうか?
なぜ、お父様がご自分の呼び名を知ったのか、
不思議です。
フランス語、意味不明です。全く分かりません。
「日本の夏は、ハラショー」
ですか? …それはロシア語。
mackymouse様
素晴らしいお父様です。
ユニバースに行くと、
「いらっしゃいませ! リサイクルのお父様!」
と声をかけられるのでしょうか?
なぜ、お父様がご自分の呼び名を知ったのか、
不思議です。
アハハハー!
さすが妹子様!
やはりそこに気づきましたか!?
実は、妹が昨年12月からユニバースの中のとある雑貨屋でバイトをしてるのですが、
ある日、そのチェッカーの人が声をかけてきて、「もう仕事は慣れた?あなたのお父様はリサイクルのお父様よね?」と言うのだそうです。
「は?(◎-◎;)!!リサイクル・・・?父が使いまわしとでも・・・?」と妹は思ったのだそうですが、レジ袋を持参してくる人のことをそういうのだと、その時知ったのでありました。
と言うわけなんざんす。ガッテンいただけましたでしょうか?
やはりそこに気づきましたか!?
実は、妹が昨年12月からユニバースの中のとある雑貨屋でバイトをしてるのですが、
ある日、そのチェッカーの人が声をかけてきて、「もう仕事は慣れた?あなたのお父様はリサイクルのお父様よね?」と言うのだそうです。
「は?(◎-◎;)!!リサイクル・・・?父が使いまわしとでも・・・?」と妹は思ったのだそうですが、レジ袋を持参してくる人のことをそういうのだと、その時知ったのでありました。
と言うわけなんざんす。ガッテンいただけましたでしょうか?
ガッテン! ガッテン!
売子も、常連客のことは、色々うわさしてるものねぇ。
よろしければ、リサイクルのお父様が、ふだん実践していらっしゃるエコを
ご紹介下さいませ。
よろしければ、リサイクルのお父様が、ふだん実践していらっしゃるエコを
ご紹介下さいませ。
No title
よ〜く考えたんだけど、残念ながら紹介できるようなエコはないのよね〜。
でも、ぎりぎり昭和二桁生まれの父ですから、物は大事にするわよ。
着ている物は切れるまで、使っているものは壊れるまでがモットーですから。
「もったいない精神」は人一倍と思われます。
でも、ぎりぎり昭和二桁生まれの父ですから、物は大事にするわよ。
着ている物は切れるまで、使っているものは壊れるまでがモットーですから。
「もったいない精神」は人一倍と思われます。
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寒きゃ着込めばいいんだし、暑かったら脱ぎゃいいんですからね。
そうそう。
昨日、近所の温泉に行ったんですけどね。
気がついたんです。
「私は実は裸でいるのが好きなんだ」
ということに。
冬はさすがに裸はキツイですが、夏、特に関東の夏の暑さは尋常でない。
うちのダンナの仕事仲間にタイ人がいるんだけど、その熱帯国出身の男をして
「日本の夏はアツイヨー」
と言わせるくらいですから。
昔私がフランス語を習っていたベナン共和国の男も
「日本の夏はトレ・ショー。我慢できない。オージョドゥイ・ジュ・ヌ・パ・ド・ビヤン」
と言っていたし。
そんな夏、私は腰布1枚で過ごしてます。
快適ですよ。
運悪くその姿を見ちゃった人も、ぞっとするから一石二鳥ですね♪
ちなみに今年の冬は寝巻きに半纏、その半纏の中に猫を仕込む
猫暖房
で凌いでおりますわ(・∀・)