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『スラムダンク』を、もう少し。

CIMG1768.jpg 自由奔放に寝る男、由紀夫。




この漫画が面白い理由は、

? 登場人物の強烈な性格描写に、全くブレが無い。
? 登場人物の目的が、各々明確である。
? 「空想の世界」と「現実世界」を、同時進行させていることで、
  物語に奥行きが生まれている。

などが挙げられるでしょう。

??に関しては、例えば、桜木と流川の不仲に代表されますよね。
桜木は流川を「恋敵」と設定しているので、流川の全てが気にくわない。
だから、試合中も流川の足を引っ張り、パスさえやらない
という点が、相手チームの想定外の行動となるわけですね。
そこが、読者には痛快なんです。

?に関しては、桜木の空想世界を中心に語られます。
この仮想世界は、主に「動物名」、または桜木が勝手に付けた
アダナで語られるので、大変にわかりやすい仕掛けになっています。
例えば「キツネ=流川」「ゴリラ=赤木」「サル=清田」「ボスザル=魚住」。
桜木の勝手な空想世界では、自分は「天才」で晴子は自分に惚れている。
しかもその空想世界を完成させるため、外界の音を聞かないよう、
耳をピタッと、貝のように閉じてしまうことが出来るんですよね。
素晴らしい。
やはり、スポーツで勝つには「イメージトレーニング」が重要だということが
この漫画でも語られているということでしょうか。

そして実はこの漫画、全く高校生の話ではありませんよね。
高校総体という形式は取っていますが、
登場人物のキャラや設定は、全く高校生活の範疇ではない、
一般の若い男(特に、ろくでなし中心)世界の話になっています。
その証拠に、登場人物達の親・保護者がまるで登場しない。
そもそも、あんな自由奔放な生活と言動は、一般の高校生には不可能。
即、退学です。
バスケ部だけが、時間制限無しに体育館を使えるとか、
ありえませんしね~。

つまり、一般社会の人間関係、
特に、「エリート対非エリート」という構図に重ねることが出来るからこそ
読んでいてすかっとするし、ファンの年齢層も広いということに
なるのかもしれません。


さて一方、『スラムダンク』の弱点は、

「女の登場人物に関しては、設定が甘い。」

ってことかしら。

そもそも、単行本の巻頭で、赤木晴子を
「流川楓に片思いのモテモテの女の子」と紹介してるけど、
このキャラは不自然じゃない?
確かに、桜木も柔道部主将の青田も、晴子にぞっこんだけど、
そんな男の気落ちに全く気づかないかのような晴子の、
天使のように無邪気な振るまい。
そして、かわいこちゃんでモテモテの晴子など全く存在しないかのような、
クールすぎる流川楓の言動。 
私には、解釈できないわ~。

『スラムダンク』は
男中心の物語だから、仕方ないのかしらねぇ。

とりあえず、いろいろ考えたことを、書いてみました。






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