スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「あなたも罪な人間だと自覚するべきだよ」の巻

青い服



Pink Tea Time 2001年6月号

「あなたも罪な人間だと自覚するべきだよ」の巻

5月14日(月)
 最近の私は、どうしたことであろうか。
私というものがありますので、明日必ず来てくれませんか・・・」
 同僚が出入りの業者に、真顔で電話しているので、
「君たち、そんな仲だったのかっ!」
 と思ったのである。
 が、実は
渡したい物がありますので
 と言ったのを、私が聞き違えたのだった。
 空港でもこんなことがあった。
発情島行き、JAL○○便に御搭乗のお客様に申し上げます・・・」
 私はビックリした。
「エエッ! 発情島行?」
 するとそれは、「八丈島行き」と言っていたのであった。
 それに、やっぱり同僚に、
「君は職場の、年期物だからねッ!」
 と言われ、ムッとしたことがあった。年をいつも十五才ほどサバ読んでいるのが、バレたのかと思った。
 するとそれは、「君は職場の、人気者だからね」の間違いであった。
 本当におかしい。最近耳が変なのかと、時々思ってしまうのだが、またまた耳を疑うような一言を昨日、梅子様から聞いてしまったのである。

5月15日(火)
【今月の名言!】 
「あなたも罪な人間だと自覚するべきだよ」
   (銀次郎氏が梅子姉様に言った一言) 

 大野家でただ一人「常識を持ち合わせた人間」と言われる銀次郎氏は、梅子様の夫。家事も見事にこなす上、大層無口であるため、ルックスは全く別にして、「今、結婚したい男ランキング?1」と目される人物である。 昨日、夫婦揃ってうちに遊びにきた梅子様が、こうおっしゃるのだ。
「二谷友里恵は、某飛行機会社を絶対に利用しないそうです。郷ひろみが関係した女に、いじめられるからだって!」 
 梅子様は最近、二谷友里恵が書いた本を読んだそうである。
「だって郷ひろみは、何百人ものスチュワーデスと関係してたらしいですよっ!」
 郷ひろみ・・・。凄い男である。
 何十年も顔が変わらないという点で、かなり凄いとは思っていたが、「何百人ものスチュワーデス」とは驚きだ。その重労働の跡を微塵も感じさせない、あの坊や顔。さすが、世紀のエンターテイナーである。
 さらに続ける。

 梅子様 「二谷友里恵は虫がよすぎる。郷ひろみは、そうして全国に幸福を振りまいているんだ。いい男を独占しようってのは、罪悪だからねって銀次郎さんは言うの」

 私  「私生活でもエンターテイナーだったわけね」

 梅子様 「そう。そして、だから私も相当に罪作りな人間だと自覚しなくちゃって銀次郎さんは言うわけ」

 私  「へ?」

 銀次郎氏 「フォッ、フォッ、フォッ(笑い声)」

5月16日(水)
 銀次郎氏は、確かに真面目で働き者。そしてこの夫婦は、『鶴の恩返し』の逆パタ-ンとして大野一族に評価を受けている。
 つまり、梅子様が「よひょう」で銀次郎氏が「おつう」。というのも、梅子様は銀次郎氏の寝ている姿を一度も見たことがなく、銀次郎氏は梅子様が「寝たら?」と勧めても、絶対に寝ない男だというのだ。
「きっと私が寝ている間に、自分の羽をむしって機織りしてるんだわ。それにしては、三段腹ですけど」
 それに比べて梅子様は、大層よく寝る人物である。
 低血圧なので、朝は八時頃まで寝ているし、加えて体力もないので、夜も十時頃にはバッタリと熟睡している。 
 一方、銀次郎氏は通勤に一時間かかるため、朝は七時前に出勤。夜は食器を洗ったり、ミシンをかけたりした後(三月号参照)、遅くまでビデオ鑑賞や読書をする。最近は食器洗い機を購入したので労働量は減ったものの、家事は相当こなしているはずだ。
 それだけではない。週末も大忙しである。
 土曜日はいつも一人で実家に帰り、自分の両親を温泉に連れていって、孝養をつくす。この、「一人で実家に帰り」というのが実に重要だ。妻は何もしなくていいのである。日曜のお昼は、外出する梅子様の付き合いで、運転手として街に出掛けていく。
「私は別に行きたくないんですッ! 銀次郎さんが出たがりなのッ!」
 と梅子様はおしゃるが、それでもここまで付き合いと面倒見のいい夫は、天然記念物なみの貴重さではないか。
 絵を描く趣味もあるので、野山にスケッチに出掛けることも。日曜日に遊びに行くと、たまに居間をアトリエにして、絵を描いたりしている。
 また、深夜バスの往復で頻繁に東京にも出掛け、美術館や劇場を巡るのも趣味だ。深夜バスで帰った後、また七時前に出勤するというのは、全くもって驚くべき体力ではなかろうか。四十代なのに。

5月17日(木)
 そういえば、三月に大野一族で東京に出掛けた時も(三月号参照)、銀次郎氏は凄かったのよと、梅子様はおっしゃっていた。
「私が朝八時に起きたら、銀次郎さんがサンドイッチ食べて、缶コーヒー飲んでるわけ。近所で買ってきたの?って聞いたら、もう山の手線を一周してきて、さっき帰ったとこだって言うの」
 私達はその後、ホテルのレストランで朝食バイキングを腹一杯食べたのだから、銀次郎氏は二回、朝飯を食べたことになる。
「そして前の晩は、ホテルの近所の居酒屋に、一人で飲みに行ってたわけ。私は何時に帰ってきたか、知りませんよッ!」
 こんなわけで梅子様は、銀次郎氏が一体いつ寝ているのか、全然知らないという。
 本当に凄い。
 風貌は全く違うが、この活動量のスケールはまさに「郷ひろみ」級。もしかしたら、山の手線各駅に、彼が関係した女がいるのではないか?
 ま、絶対有り得ないと思うが。
 それより恐ろしいのは、ついに梅子様が、禁断の夫の寝姿を見てしまった時だ。
 「あれほど見ないと約束したのにッ!」
 など泣き叫び、銀次郎氏が鶴の姿で家を飛び出したらどうするのか? 一体誰が、家でミシンをかけるのか? などという不安が頭を離れない。
 しかし、それも有り得ない気もする。つまりそれほど、梅子様はいつも、グッスリ寝ている人物なのである。


スポンサーサイト

肩の炎症で、動けず・・・。

ソファ



五十肩を悪化させ、動けません・・・。
仕事も暫く、休んでいるという体たらく。
ブログ更新も休んでいます。
トホホホ・・・。

ところで、
旬洋亭の常連のSさんが、拙著『桃色茶時間』を大層気に入ってくださいました。
Sさんは、

「早く、次の桃茶を出版してほしい。
私はもう年だから、先がない。
早く出して!」

と仰ってくださるのです。
なんと、ありがたや・・・。

でも、第一弾が売れないので、二弾出版計画など、
あるはずもなく・・・。
トホホホ・・・。

「恋愛と結婚は別よっ」は今の巻

CIMG0976.jpg
多分、腹が減っている由紀夫。




Pink Tea Time 2008年 11月号

「恋愛と結婚は別よっ」は今の巻

十一月十一日
 少子化を くい止めたいが 相手なし

 これは二〇〇六年に発表されたサラリーマン川柳の秀作である。
相変わらず素晴らしい。まさにこれは私の主張と、今でも見事に合致する真実である。つまり、少子化の原因は子供を育てにくい社会にあるのではなく、相手がいないから結婚しない人、つまり「結婚できない人々」が多すぎる点にあるということである。
 さて、なぜここで「相変わらず」と「今でも」に下線を施しているかと言うと、私はこのサラ川を二〇〇六年二月号の小欄に引用し、同じことを主張したことがあるからである。
しかし、私個人の事情は大幅に変わった。私は当時結婚しており、その半年後には独身に…。そして今、再婚願望満々で焦っているにもかかわらず、「結婚できない人々」の仲間に、見事に入っているということに、大いなる感慨を抱かずにはいられないのだ。早い話が、私も完全に「相手なし」という状態ということである。
本当に誰か、私と結婚してくれる人はいないものであろうか。
 いや、話を戻そう。
とにかくこういう事である。例えば「ナウなヤング」「う~ん、なるへそ~」「ちょっとタンマ!」など、死語と呼ばれる言葉は数々あるが、その中に、
「恋愛と結婚は別」
 という一文も入るのではないか。そう私は思うのである。
 この決まり文句は、例えばトレンディドラマ全盛の頃の鈴木保奈美がカンチに、またはそれよりずっと以前、ハナ肇の両脇腹に肘鉄砲を食らわせていたザ・ピーナッツがハナ肇に言っていたような言葉であるが、しかし今では既に通用しない。日本が高度成長期だった頃の、遙か昔の価値観ではないかと思われるのだ。
だって今や誰もが恋愛さえできない。つまり「恋愛と結婚は別よっ」などと余裕のよっちゃんをかましている暇など全くない人々が、ワラワラと存在しているのではないかということである。

十一月十二日
 実は先日、二十年ぶりに再会したAさんが、「カップリングパーティーに参加した」
と言うので、私はまたまた、そう確信したのである。
 彼女は三十代後半、結婚歴無し、独身。自立できる立派な資格と技術を持っている人物である。可愛らしい顔立ちと、優しく前向きな性格。なぜこの人が未だに独身であるか、首を傾げるばかりであるが、とにかく彼女は「年も年だから、急いで結婚相手を捜している」ということであった。
 パーティーには三十代の男女総勢70名が参加していたが、男達は皆、己より年下の女性を求めており、自然と若い女性の方にスリスリとすり寄っていくという。Aさんは三十代後半の他の女性達と話をしていたが、彼女たちの前を、こともあろうに、
「パスッ!」
 と捨てぜりふを吐いて立ち去ったデブ男がいたそうだ。
「ただのデブに、『パス』と言われる謂れはない!」
 とAさんは憤慨していた。確かにその通りである。「身の程知らず」ということである。しかし独身男のうち約九九%は、身の程知らずなのだ。そしてこのデブ男は、きっと母親以外の女に今まで「パス」され続けており、恋愛などしたことがないであろうことは明白である。
 
十一月十三日
 そして私は最近、機会ある毎に、方々で、
「どなたか男性を紹介してくださいね、私に。うふ」
 と、大々的に告知し続けているが、その反応として最も多いのは、
「うちの娘も独身だから、他人に紹介している場合ではい」
 というものである。そして、それと同等に多いのが、
「うちの息子も独身だが…」
 というもので、そう言った人の一人は、私の職場の上司、H女史であった。そしてH女史は続けて言下に言い放った。
「うちの息子も独身だが、私は妹子さんの姑になるのはまっぴらゴメンだ」
「・・・」
 確かにその通りであった。
私とH女史は犬猿の仲として知られ、機会ある毎にお互い怒鳴り合い、周囲に迷惑をかけている。私はそれでも背に腹は替えられぬと思い、
「息子さんを、すぐ紹介してくださいっ」
 と言ってはみたのだが、確かに、こうも嫁姑が怒鳴り合っていては結婚生活も長続きしないだろうと思い、その場で即座に引き下がったものである。
 またある時は、今年で八十数才になる男性も「私の息子もまだ独身だ」と言っていた。ひょっとするとその息子さんは、今年で還暦かもしれないと思った。
 とにかくこのように、世の中には独身男女が溢れかえっているということである。

十一月十四日
 その後、Aさんの後日談を聞いて、私はまた驚いた。カップリングパーティーでメル友になった男性Gさんから合コンに誘われ、先日参加してきたというのである。
 それは大変いいことではないか、よしよしと私は即座に合いの手を入れたが、Aさんは疲れた様子であり、一体どうしたことかと事情を聞いた。すると、
「それが、Gさんは“合コンサークル”の人だったんです…」
「え、合コンサークル?」
 それは、日常的に合コンをする人々の部活のようなもので、そういう組織が世間一般にあるのか否かはよくわからない。
とにかくGさんは、合コン終了後、参加した女性全員にメールを送り、自分の印象についてアンケートを取るのだという。しかもGさん、合コンによって違うキャラクターを演じ分け、どのキャラが一番受けがいいかを研究しているのだそうだ。
さらに仰天するのは、幹事の男が、二次会の自分の支払分を浮かせている可能性があるという…。
凄い話である。このサークルの会員達にとっては「恋愛と結婚は別」という論理は当てはまるかもしれない。とすると、恋愛の分野でも、できる人とできない人の二極化が進んでいるということであろう。
本当にナントカしなくてはならない。本当にこんなことでいいのか。一九八回も、こんな下らないエッセイを書いている場合ではなかった! と、ふと自分の人生の十六年を振り返ってしまったのである。

御母様、メールをほぼマスター。

CIMG1844.jpg
最近は、姿を見せないポン太。寂しいです・・・。



三週間前、御母様にメール機能を教えたら、
もう、ほとんどマスターしたんですよ。
83才なのに、驚きだわ~。

一月ほど前、携帯電話の機種変更をしたわけ。
元の電話は、電話番号が10しか記憶できない、
もちろんメールもできない、最も簡単な電話。
それを、私が今持ってる
「P706ie」にしたんですよね。

最初は、高齢者向けの「らくらくホン」
にしようと思ったんだけど、携帯博士の友人が、
「同じ機種を持った方が、使い方を教えられる」
と、アドバイスをくれたので・・・。

御母様、最初は電話機能だけを使っていたのですが、
メールを教えたら、思いの外、上達が早い!
さすが、毎日韓国ドラマを
スカパーで録画しまくってるだけあるわ。
AV機器に関しては、私より相当に詳しいですからね。

今は孫の鶴子(私の姪)が、毎日子供の写メールを
御母様に送ってくるので、
それに返信を送り続ける毎日。
御母様は、ひ孫の写真を見て、
毎日一人で爆笑しているようです。

この分で行くと、御母様、
自分の動画を送ってくる日も近いかも・・・。

う~ん。

日本市場の調査を命じられた元KGBの巻

CIMG2075.jpg
ようちえんでは「ゆっきー」と呼ばれる男、由紀夫。


Pink Tea Time 2001年5月号

日本市場の調査を命じられた元KGBの巻

4月14日(土)
 私は「ヤクザ映画」が大嫌いである。
 とはいえ、ヤクザ映画を論じられるほど数を見たことはないので、ヤクザ映画大好き人間とか、高倉健さんファン、また、的場浩司や白龍が大好きな人々に、
「見たこともないのに、嫌いとか言うなッ」
 と非難されるかもしれない。
 しかし、嫌いだから見ないのは当然だ。それに、健さんや渡哲也が出ていた昔の映画と今のそれでは、ちょっと違う気もする。
 昔のチャンバラや銃撃戦では、バタバタと人が死んでも、出血が全然なかった気がするし、組織に追われる渡哲也が何回転んでも、薄い水色の、ちょっとラメが入ったようなスーツは、彼が起き上がる時にはパリッとしていた。かなり道端で転んだはずなのに、途中のトイレで着替えでもしたのか、しつこい泥んこ汚れがまるでなかった。
 しかし今のヤクザ映画は、これほどクリーンではない。もっと、そして必要以上にリアルである。
 これでもか、これでもかというくらい流血ドバドバだし、一体いつ着替えたのかと思うようなシーンは少なく、服は破けてドロドロである。そういう点で昔のヤクザ映画は、現代ヤクザ映画と一線を画しているのである(ってのは、独断だけど)。
 このクリーンな点に限り、昔のヤクザ映画に多少、好感が持てるとしても、一貫して私が承服できないのは、第一に所謂「チャカ」である。なぜ登場人物が全員「チャカ」、つまり拳銃を持っているのであろうか。
 だって今まで生きてきて、私は拳銃を一度も見たことがない。だから戦争映画以外で、登場人物ほぼ全員が拳銃持参、しかも一発で人を殺せるほど、銃の使い方を熟知しているという不自然な設定を、どうしても受け入れることができないのだ。一体皆、どこで練習しているのか?
 こういうウソ臭さが、私は許せない。
 いや違う。それは世間知らずなだけで、巷では武装したヤクザが密かに闘争しているのを、君は知らないねぇ、と非難する人もいるだろう。
 確かに、日本はスパイ規制のないスパイ天国であり、それを私達が知らないだけで、実はCIAに雇われた人が、相当数うろついているという話を聞いたことがあるよな。
 実際に今日、夫とマエダ・ストアに行った時のことだ。いつも通り、お刺身コーナーでぷらぷら値段をチェックしていた夫が、突然私の方へ、小走りに接近してくるのである。いつになく、真に迫った顔であった。そして太い眉毛を二、三度上下させながら、他人の目を憚るように、そっと囁くではないか。
「ちょっと、ちょっと、大変だよ! Aスーパーでいつも六百円のチリ産のウニが、ここは三九八円なんだ!」
 この時私は、この男はひょっとして、日本市場の調査を命じられた元KGBではないかと疑ったほどであった。
 まあ、このような「裏社会」というのが現に存在するとしても、それにしてもヤクザ映画の設定はウソ臭い。それよりは『名探偵コナン』のコナン君の方が、いやあ素晴らしい推理力だという気になって、真剣に見入ることが出来たりするのである。

4月15日(日)
 話が相当逸れてしまったが、要するに何が言いたいかというと、私はヤクザ映画の「セックス」と「暴力」が大嫌いなのである。
 ちゃんと見たことがないので知らないが、たまにテレビで『極妻シリーズ』なんかをチラッと見掛けたりすると、やっぱりお決まりのセックスシーンがある。しかも女が見て実に不愉快な設定であることが多い。
 そして、たいていが「必要以上」なのである。何もここまでやらなくても、という印象しか残らない「暴力」と「セックス」。つまり『水戸黄門』における由美かおるの入浴シーンのようなもので、全くの視聴率稼ぎと言っていいと思う。
 別に私は「セックス」と「暴力」が全て嫌いなのではない。
 私は昨年度の映画ナンバーワンは、洋画なら『ファイト・クラブ』(ブラッド・ピット主演)だと思っているが、あれなんか暴力大爆発である。セックスシーンでいい映画は、ちょっと思いつかないが、ホモ大好き人間の私なので、『ブエノスアイレス』の冒頭シーンなんかは「うひょひょ」と思いながら、食い入るように見た。でもこれは正直、気持ち悪いという気もある。怖い物見たさ、とでも言おうか。

4月16日(月)
 さて、本題である。
 ヤクザ映画の話をしたのは、実は豊川悦司様が御出演なさったヤクザ映画『新・仁義無き戦い』のことを書きたかったからだ。
 そして、この映画は別格である。これは「ヤクザ映画」の範疇には入らない。あえて分類するなら「アイドル映画」なのである(あくまで主観。念のため)。
 私は、あの豊川様がヤクザ映画に御出演なさるというので、暫くの間、この小さな心を激しく傷めていた。しかも監督が、『ビリケン』『どついたるねん』、そして私が映画初出演した『傷だらけの天使』の監督・阪本順治氏と聞いたとき、その痛みは倍増したのである。なんで阪本監督が、ヤクザ物なんか・・・と。
 嫌々ながらも私は決心し、映画館へ出掛けた。
 すると、違うのである。私が想像した、無意味に血がドバドバの映画ではないのである。画面には、最初から最後まで目が離せない、心地好い緊張感が漲っていたのだ。
 例えば黒塗りの車の列が、田圃の中の細い道で、陽炎に揺らめくところ。その車から次々降りる幹部達の、いかつい顔のスローモーション。それを支える、強烈でドラマチックなギターの旋律・・・。画面のパワーと役者の「顔」の迫力、そして音楽に圧倒されてしまう映画なのだ。
 言うまでもなく、豊川様が素晴らしい。
 特に、組長の骨を密かに拾う時の、指の長さとハンカチの白さ。幼なじみの布袋寅泰と擦れ違い、肩ごしに振り返る、その哀愁漂う肩の角度など、細かいところにいちいちウットリだ。
 美しい男を更に美しく撮る阪本監督のテクニック。脱帽である。
 それに、懸念されたセックスシーンが皆無。もう一度見たいと思ったヤクザ映画は、これが初めてである。
 そして今年の「あおもり映画祭」では、なんとこの阪本順治監督を特集する。もちろん『新・仁義無き戦い』も上映するが、一体、今回のゲストは誰なの?
 もう一度、豊川様にお会いできるなら、酒もイビキもやめる覚悟の私だが、現在はドラマ『ラブ・ストーリー』でお忙しそう・・。 そんな事情で最近は、色々と気を揉む春の日々なのである。


除雪おじさん、大活躍。

CIMG2081.jpg
最初は、雪だと散歩に行きたがらなかった由紀夫。雨も苦手です・・・。



今朝、さっそく除雪おじさんが我が家にやって来ました!
ふっふっふ。
これで、大雪でも楽々。
一人暮らしの女には、
本当にありがたい存在だわ~。

私はうちの雪かきを、近所に住むおじさんに丸投げしています。
一時間1500円。
時間はおじさんの申告制。
お願いしてから今年で三回目の冬になるけど、
先冬、おじさんに支払ったお金は、確か40000円位。
多くても、50000円は超えていないと思います。
これって、融雪装置を取り付けているお宅より、
コストは低いのではないでしょうか。
だって、初期投資無し。
CO2は出さない。
しかも、車の雪払いまでしてくれるんですからねぇ。
融雪施設は、車の雪まで落としてくれないでしょ。

おじさんにお願いしている条件は以下。

1.朝、私が出勤する前に、車の雪払いと、
  車が出られる道を作ってほしい。
2.その他の除雪は、いつ来てくれてもいい。
3.除雪にかかった時間は、自己申告。
  支払は月末に一度。

私はこの家に越してきてから、
長い間このような人材を捜していました。
シルバー人材センターにも毎年聞いたけど、
適当な人がいないと断わられ・・・。
便利屋や除雪業者だともっと高いし、
なにより、こちらが都合がいい時間に来てくれない・・・。
除雪で何回夫婦喧嘩をしたことか!
元夫は、私が仕事を終えて帰宅すると、
「君の分の雪を残しておいたよ」
と言う男でしたからね。

そして、離婚して一人暮らしになってから、
はたと気づいたんですね。
「町内会長に聞いてみよう!」
そしたら、すぐ紹介してくれました。
ああ、なんて「町会」って素晴らしいの!

ということで、この除雪おじさんを
「生涯離したくない!」
と思う、今日この頃です。





興奮の『レッドクリフ』!

CIMG2084.jpg
厳しい戦場には、全く不向きな顔つきの由紀夫。



ついに『レッドクリフ』見てきました。
こりゃ、面白いです。

隣にいた男性の若者三人のうち二人は、
「二時間半、全く寝る暇がなかった」
と言っていました。
でも、残り一人は「一瞬、寝そうになった」
とも言っていました。
(ゲゲッ、一体どこで・・・?)

個人的には、次々に人が切り捨てられる映像は見たくないけど、
それを差し引いても良く出来ている!
さすが、ジョン・ウー!
さすが『フェイス/オフ』、さすが『MI2』!

トニー・レオンの最大の見せ場、
「必殺回転レシーブ」には、痺れました。
美しい男は回転すると、より一層美しいんですね。
美貌を360度から、舐めるように見られますしねぇ。

しかし、実は一番仰天したは、この
華麗な回転レシーブではなく、なんとまた、

中村獅童!

この男、『レッドクリフ』にも出ていたとは・・・。
もうびっくりです、この獅童という役者には!!
つい先日、「ICHI」で見せた悪魔のような醜悪さを
絶賛したばかりだというのに、もう次です。
竹内結子に捨てられて、
完璧に破れかぶれ状態としか思えません。

獅童は、関羽や張飛役の鬼神のような中国人と比較しても、
全く遜色なく違和感もなく、
恐ろしい面構えと迫力で、軍隊を指揮するんですよね、
スパッスパッ!と、小気味よく。
で、ラストの戦闘でも大暴れ。
見せ場は、「義経の八艘飛び」(?)ですよ。
こんなのありかよッ!
ってな、離れ業的切り込みをするわけ。
度肝を抜かれる特撮という点では、
あの『ピンポン』を、容易に凌ぐかもしれません。

ところで、この映画、字幕がとても親切。
三国志は登場人物が多く、
私のように記憶力が弱いと、困るんですよ~。
しかも外国人だと、だれもが同じに見える。
かつ、みな鎧甲姿じゃねぇ・・・。
ところが!
この映画、何度でも人物名と位のテロップがでるんです。
つまり、チャン・チェンが登場するたびに、
「呉の君主 孫権」という説明が付く。

私は前から、
「主要人物が四人以上になる場合、
役者は胸に、大きな名札を付けるべきだ」
と思っていましたが、これは、名札を付けたも同然。
少子高齢化と低学力化に配慮したサービスです。
素晴らしい!

ということで、

100点満点の95点。

コロナワールドの特別共通観賞券で、1000円。
(付録のチケットで、その後、温泉にも入ってきました。
極楽ですねぇ。ふっふふ)

今晩必見! 『犯人に告ぐ』

CIMG2073.jpg


今更遅いかもしれないけど、
今晩 朝日系列の「日曜洋画劇場」夜9:00~で、
『犯人に告ぐ』が放映されます。
原作も面白かったけど、映画もよくできています。
しかも、主役は豊川悦司様。

先が読めない、はらはらサスペンス。
最後に犯人を割り出す糸口になった驚きの捜査方法。
あっという間の二時間でした。
是非、見てね~。
(テレビで見逃しても、ビデオ・DVDでどうぞ!)

そして、もう一つの見所は、
私の従弟が出演しているところよ~。

豊川様が劇中で出演する報道番組
「ニュースナイトアイズ」
のディレクター(だったと思う)役。
豊川様と色々打ち合わせして、
よくしゃべる小柄な男性が彼、

宮本大誠

です。
青森市生まれ、青森高校出身の役者で、
あおもり映画祭でもゲストとして何度か招かれました。
舞台でもパワフルに活躍している宮本大誠。
アニメ版『サラリーマン金太郎』(ビデオ・DVD)
で、金太郎の声を演じているのは彼です!
こちらも、よろしく!

ものすご~く訛った人々の巻

CIMG2076.jpg
「私は今、由紀夫をたででます」



Pink Tea Time 2001年4月号

ものすご~く訛った人々の巻

3月9日(金)
「歳を取ったらね、何か欲しいなんて欲望はなくなるんだよ。ドケチなんかやめて、欲しい物は今のうち買っておきなさい!」
 と、いつも私に説教するお母様。
「私はもう何見ても欲しくないから、人生つまらなくってねぇ・・・」
 というセリフも何度か聞いたことがある。
 そんなある日、大野一族で東京に行くことになった。夫も誘ったが、なぜか控え目に辞退するので、私達ウワサの美人三姉妹+お母様という「若草物語」的四人組。それに忘れてならないのが梅子様の夫、銀次郎氏の合計五人連れである。
 銀次郎氏は、大野家でただひとり「常識を持ち合わせた人間」と言われている冷静沈着な人物。そして不器用な梅子様に代わって裁縫も食器洗いも見事にこなすという「今、結婚したい男ランキング?1」間違いなしの男だ。
 青森空港で待ち合わせをすると、お母様は毛皮のモッコリしたど派手コートで、ヒグマのように登場するのである。
「まぁお母様。何も欲しいものはないって言ってませんでした?」
「なんの、なんの。これは十何年も前に買ったんだよ」
 と、私の言葉を遮る手には、ゴロリと大粒のダイヤモンドがギラッ! 確かにこの指輪も買ったのは五、六年前だが、隣の梅子お姉様も見慣れぬ高そうな毛皮をしている。 
「これ? このあいだ、お母様に買って頂いたマフラーよ。このバックもよッ」
 手には某ブランドの大型バック。
「東京は大寒波なんだよ。お前もこれをしなさいッ!」
 と、お母様がそのバックから、私のために取り出したのは、別のゴージャスな毛皮のマフラーではないか。欲しいものは何もないどころか、年々強欲になっているように思えるのは気のせいなのか? 
 お母様は銀座の宝石店でも、
「ゴロッと大きいダイヤが欲しいねぇ。ふふふ」
 と、帰ってきたシャケを狙うヒグマのように、じっとショーケースを見ていたよな。
「言ってる事とやってることが違い過ぎると思うんだけど」
 と言う私に、
「お母様は、まだ歳を取ってないってことじゃないの?」
 と松子様。うーむ、なるほどと納得してしまったが、するとお母様は、あと何年くらい若いままで買い物をするのであろうか。

3月10日(土)
 我々はモノレールの中で、べちゃくちゃと津軽弁でおしゃべりをする。私は日本中、いや世界中どこへ行っても津軽弁で通す人間である。東京だろうがニューヨークだろうが、電車だろうがフレンチ・レストランだろうが、全くお構いなく、ネイティブな津軽弁を流暢にしゃべりまくるのだ。
 ニューヨーク在住の友人の会社に電話したときも、津軽弁だった(日本企業のニューヨーク支店なので、電話に出たのは日本人)。
 友人は留守だったので伝言を頼んだ。すると帰社した友人は、
「なんだか、すごーく訛っている人から電話があったよ」
 と同僚に言われたそうだ。それで彼女はすぐ、私からの電話だと分かったという。
 「すごーく」訛ってて、全く悪かったよ。

3月11日(日)
 話を戻そう。
 モノレールの中で、最近行われた県立高校入試の問題が話題にのぼった。
 私  「『方言について書け』っていう作文が出たんだって」
 お母様「でも最近の子供は『カッチャ』と『アッペ』の違いも分からないよねぇ」
 私  「へ? 『アッペ』って何? 『カッチャ』は裏返しってことでしょ」
 松子様「いやだぁ。『アッペ』は方向が逆ってことッ。『ちょっと、その携帯電話、アッペに持ってない?』っていうでしょ」
 梅子様「さすがでございますわぁ、松子お姉様。我々とは年代が違いますわね」
 私  「じゃ『昨日ユニバースに行がさった』の『行がさる』は、標準語で何て言うわけ?」 
 お母様「難しいねぇ。『たまたまユニバースに行った』ってとこかねぇ」
 私  「『~さる』って自発の助動詞じゃない? 『自然に、またはひとりでにそうなる意を表す』自発ってやつ」
 梅子様「『思われる』の『れる』と同じってこと?」
 松子様「いやだ~。何処に『ひとりでにユニバースに行く』バカがいるのよ」
 私  「うーむ。そう言われると」
 梅子様「『家で犬をたでる』っていうのも津軽弁でしょ」
 お母様「ああ。『飼う』って意味ね」
 私  「うーん。犬を『立でる』・・・」
 松子様「そう言えば私、かわいい兎をたでたいなぁって最近思ってるわけ」
 梅子様「今は金魚しか、たででないものね」
 私  「うーむ。金魚も『立でる』・・」
 銀次郎氏「・・・・・・・」
 銀次郎氏はまるで他人のフリで、一人離れて座っている。私達の会話に加わりたくないのか、車中ではいつも離れているのである。 そして電車を降りると、我々「若草物語」は銀次郎氏の後を、ゾロリついていく。我々は才色兼備で高名な姉妹であるが、なぜか全員、ものすごい方向音痴なのだ。
 そして一人スタスタと歩いていく銀次郎氏の後を、ネイティブな津軽弁を流暢に操りながら歩く、私達「若草物語」。当然遅れがちなわけで、ハッと気付くと銀次郎氏の姿はなく、慌てふためいたこと数知れず。
「大変ッ! 銀次郎さんが消えたわよッ!」「エッ?」
「逃げられた?」
 というやりとりが何度繰り返されたことであろうか。
 考えればうちの夫、多分こんな目に会うだろうと予想し、同行を辞退したのだろう。
 きっと今頃はまた、ユニバースの半額セールに、行がさっているのではないか。そしてバクバクとエビチリやメンチカツを買わさっているのではなかろうか。
 夜八時半になると、まさに夫は「自然に、またはひとりでに」ユニバースに登場する男なのである。

天才的話術。小森陽一氏。

CIMG2077.jpg
鳩山兄弟とは、実は無縁の由紀夫。でも、「三島」ってのもちょっと・・・。



あまりに面白かった本日の講演、
「平和憲法とくらしについて」。

なぜか美女二人による津軽三味線演奏のあと、
小森氏が90分話したわけですが、
憲法九条が主題なのに、
笑いに笑った講演会でありました。

青森市文化会館の五階大会議室は
どうしたことか、満員御礼で、数百人は入っているんですよね。
平日の午前中だけあって、
おじいちゃん、おばあちゃんを中心に、
中高年層が大勢を占めていました。
客だけ見てると、まるで綾小路きみまろのライブ。
誰一人寝ることなく、大口開けて笑うわ、
頷くわ、感動するわ・・・。

田母神幕僚長の「そんなの関係ねぇ」発言に始まり、
安倍、福田両首相が、なぜ突然辞任したか。
(安倍さんは、単に「腹具合が悪かった」だけではないそうです。)
小泉元首相がなぜ2005年にバクチのような選挙をしてまで、
郵政民営化を実現したのか。
そしてなぜ今、引退か。
リーマンブラザースは潰して、なぜAIGは救済したのか。
あの小沢一郎は何を考えているのか。
鳩山兄弟は、なぜ今、保守と野党に別れているのか。
(鳩山内閣の55年体制に遡ってました、話が。)

それらが皆、日米関係と憲法九条という
一本の線で繋がっていると言うのです。

天才的話術と、超人的記憶力、そしてお笑いのネタ・・・。
この人が、実は大学の現代国語(専門は夏目漱石)の先生で、
しかも、東大教授だということに驚き、です。
つまり、これほど反体制活動家である小森氏を、
東大が教授として招いているということが、凄くないですか?

講演終了後、小森氏とエレベーターでばったり。
ご挨拶申し上げたら、
「午後は青森高校で授業。今日の本来の目的はそっちです」
と仰ってました。
う~ん。私も授業を受けたいモノです。

以下が、九条の会オフィシャルサイトです。

http://www.9-jo.jp/

「ちゃまま」で昼食。

青森市緑一丁目の 

Vege cafe ちゃまま

CIMG2072.jpg
http://buket.ciao.jp/chamama/home/

美らボディ (最近お気に入りのマッサージ店) のAさん
から情報を得て、行って来ました。
肉・魚・ねぎ等を使わないお料理を提供する
健康的な明るいカフェ。
材料もできる限り国産、
パンも自家製で、天然酵母のなんとかを使っている
という、所謂コダワリの店であります。

食べたのは一日30食限定のランチプレート 1000円

■ランチ
├ モチキビと麦入りご飯
├ おからコンニャクの蒲焼
├ 蒸し野菜の南蛮マヨソース
├ 雷コンニャク
├ キタアカリのたらマヨ
├ ヤーコンのキンピラ
├ 紫花豆の含め煮
└ たくあん
■スープ
└ 白菜のスープ

CIMG2067.jpg

CIMG2069.jpg
■プチスイーツ
└ 黒糖クルミ餅

■飲み物

それなりに美味しかったけど、さすがに、
旬洋亭みたいに「う~ん、美味い~」
というわけではありませんでした。
ベジタリアンだから仕方ないよね、その点。
それに、「カロリーを取るか、ヘルシーを取るか」
という話ですから、両方おねだりしても詮無いことでございます。

松子様には、決して向かないお店であることは間違いなし。

「まずいものを食べて、腹を膨らましてどうする!
あと何年も生きられないのに!」

と仰る方ですからねぇ、松子様は。
いえ、決してこの「ちゃまま」がまずいというわけではありませんので、
その点、誤解のないようお願いいたします。

特に黒糖クルミ餅は、大変美味しゅうございました。
天然素材にこだわった上品な雑貨も販売しています。



映画祭赤字補填終了しました。

CIMG2080.jpg


お陰様で、2005年のあおもり映画祭
チーム桃茶娘。の赤字(約49万円)を補填し終わりました!

約四年間、かかったことになります。
これも、皆様のご協力のおかげです。
フリマに不要品などを寄付してくださった皆様、
本当に有り難う御座いました。
そして、フリマ実施に協力してくれた皆様、
貴重な時間を割いてくださったことに感謝いたします。

今後、私も、どのような形で映画祭に参加していくかは
不透明ですが、
とりあえず、私ができることをしていきたいと思います。

フリーマーケットは、おそらく個人の趣味で続けると思います。
なんだかんだ大変ですけど、面白いんですよね、フリマって。

とにかくこれからも、
私とあおもり映画祭を宜しくお願いします。

ありがとうございました。

小森陽一講演会!

CIMG1717.jpg
 8月9日 釧路駅で。川湯温泉に向かう列車。


なんと、小森陽一氏の講演会が
しかも、青森市文化会館であるというので、情報を。

11月13日(木) 10:20~12時頃まで
青森市文化会館五階 大会議室
内容 憲法九条を守ろう!

これは青森県民生協主催の、「県民生協祭」
(だったと思う)の中の催しです。
今日、生協あじさい館の出口で、
このポスターを見て、もうびっくり。
というのも、私はこの夏、
日本近代文学会釧路大会に行って来ましたが、
その主な目的は、

小森氏の講演 「武田泰淳『ひかりごけ』の世界」

を聞くことにあったからです。

CIMG1721.jpg
車窓の釧路湿原。


小森陽一。
日本文学を学ぶ者で、この人を知らない人は居ません。
十数年前、この人の夏目漱石『こころ』論が
従来の「こころ解釈」に大革命・大論争を起こし、
一躍、有名人となったからです。
つまり、私が高校で習った『こころ』と、
今の『こころ』は、全くの別物であることを
大学院で学び、私自身、強烈な衝撃を受けましたから・・・。
北海道大学出身、現在は東京大学大学院教授。
そして、この釧路大会に参加して知ったのですが、
小森氏は、「九条の会」事務局長でもあったんです!
これまた、びっくり(っていうか、私が無知だっただけですが)。
九条の会の発起人は、大江健三郎や井上ひさし。
なんだか、世の中狭いなあ・・・と思った出来事でした。
って、いうのも変ですが、
私、井上ひさしの芝居は大好きで、
よく見ているものですから。

小森陽一、本当に話がうまい。
しかも笑える。
頭がいい人って違いますよねぇ。
ってことで、仕事抜け出して行って来ます!

熟女を虜にする「ZARA」

CIMG2055.jpg


行って来ましたよ、今、ファッショナブルな話題らしい、
銀座の「ZARA」。
私の元担当編集者、なでし子女史に連れられましてね。

ここは、確かに凄い。

適正価格で、流行の先端を行くというのが、
売りだとか。
確かに、品質・デザイン性という点から見れば、
お買い得品が多数。
私は、冠婚葬祭に活躍しそうな
定番パンツスーツ
   ジャケット 15900円
   パンツ    7900円
等を、ついつい買ってしまいました。

値段も重要だけど、もっと重要なのは、
実はここの「サイズ」なんです!!
っていうのも、熟女が喜ぶ、大きいサイズが
ものすごく豊富なんですよ~。

以前、『桃茶』にも書いたことがありました。
ユニクロに対する松子様の激怒を。
ユニクロはサイズの大きい女をバカにしているわけね。
だって、松子様が入るジャケットがない!
松子様は、それほど太っているわけではなく、
この位の熟女は、わらわらと居るのに、
なぜ、上着であるジャケットでさえサイズがないのか!

そして、弘前のマーガレットハウエルの店で、
私も激怒したことがあります。
そこもやはり、サイズがない!
私はかろうじて入りますが、松子様は絶対入らない。
店員に、その旨を言うと、
「確かに、大きいサイズからうちも売れる。
でも、日本の購買層サイズを平均すると、
やはり、このサイズ設定が適当なんですよ」
だって。
ホントかよっ!

その証拠に、ここの「ZARA」には、中年以上の熟女が
全国から全員集合していました。
もちろん、若いお洒落な女性も居るわけ。

しかもですね、ZARAはスペインのブランドのせいか、
サイズ設定が大きい方にずれているわけ。
私にぴったりのジャケットサイズが、「36」ですよ。
このジャケットには、
34・36・38・40・42・44・46
と7段階あって、私は36。
ちなみに私は、ユニクロだと「XL」・・・。

ZARAは日本を制覇すると思います。









トリスの医者の巻

CIMG2048.jpg


Pink Tea Time 2001年 3月号

トリスの医者の巻

2月6日
 憧れの聖地、ブエノスアイレス。
 そこで私を待っていたものは、激しい腹痛と下痢であった。しかも三日間。
 どうしたことだろう・・・。食あたりだろうか。それとも「ホモの生霊」に取り憑かれたのか?
 始まりは、バー「スール」。古いタンゴ・バーである。そして、傑作ホモ映画『ブエノスアイレス』の中で、憧れのトニー・レオン様が働いていたバーである。
 ホモ・マニアの私は、何が何でも行きたかった。 

2月7日
 おおッ! ここがッ!
 ここがトニー様が触ったドアで、ここがレスリー・チャンが入ったトイレねッ!
 おおッ、このガラス窓・・・。石畳を歩くトニー様が、このガラス越しにスローモーションで映っていたわぁ。ぐふふふ。
出発前、予習・復習ということで、また四、五回は『ブエノスアイレス』のビデオを見てきた私だ。見覚えのある場所を、いちいち指差し確認した後、レスリー・チャンが「ホモだち」と座っていた丸テーブルについた。
 そして、もちろんトニー様が飲んでいたビールを注文。お通しのサンドイッチをパクリと一口、食べた瞬間である。
「ゲゲッ!」
 突然、激しい吐き気が私を襲った。
「・・・・・グググッ」
 どうしたことだろう。もう一分もその場所に座っていることができないほど、私は吐きそうになったのだった。
 慌てて外に飛び出し、ホテルに直行。なんとその後三日間、「トリス医者」の世話になるとは、予想だにしていなかった。

2月8日
 トリスの医者。
 何のことやらわからないであろう。
 もう三十年は昔のこと。トリス・ウイスキーのCMには、渋いオヤジのアニメ・キャラクターが使われていたのである。
 そのオヤジは、コップを臥せたような「ズンドウ体型」をしていた。臥せたコップの上三分の一に目と鼻があり、残り三分の二が胸と腹。その下にマッチ棒のような細い足がついているというアニメ・キャラである。
 ブエノスアイレスの医者が、まさにそれだった。
 三日間、ホテルに往診に来た日本人医師。彼がドアを開けて登場するなり、
「あ、トリスの男」
 と、私はベットで小さく、人差し指をさしてしまったほどである。
 つまりその男は三頭身で、首もウエストもなかった。「くびれ」というものが体のどこにもない。ズドンとしている。顔色は赤黒く、いい感じに「南米焼け」していた。
 首がないからきっと、マフラーが出来ないんじゃないか。無理にマフラーをすると、マフラーが「肩掛け」になってしまうだろうなぁなどと、私はその瞬間に想像した。

2月9日
 しかしこの「トリスの医者」は、見かけはゴツいが、なかなか親切であった。
 応対が誠実で、威張ったところが全くない。説明も丁寧なので、一晩悪寒に苦しんだ私も、その時は「これで安心だぁ」という気分に変わりつつあったと言っていい。
「下痢はどんな下痢? ・・・あ、水みたいな下痢ね。色は? ・・・あ、ふつうの色・・・。で、おしっこの色は?」
 妙に詳しい問診のあと、「トリス」は私に背を向け、ごそごそと鞄の中を探りながら言った。
「熱を測った方がいいですね」
 するとこの医者、整理整頓が全くダメな男らしく、鞄の中が「山イモのごった煮」のように、ぐじゃぐじゃなのである。
「あ、体温計がない・・・」
 しばらく探したが、体温計は出てこない。
「まッ、熱はそれほどないようですから、いいでしょう。うーむ・・・じゃあ痛み止めの静脈注射をしますよぉ。これは効き目が早いんです」
 と「トリス」は気を取り直して言い、「ごった煮」の鞄をあさっていた。すると間もなく、
「あ、静脈注射がない・・・」
「・・・・・・」
 一体何しに来たんだッ! とは思ったものの、体力が衰えていた私は何も言えない。
 そして、再び気を取り直したトリスは、効き目の早い静脈注射でなく、巨大な筋肉注射を、私の尻に「ブスッ!」と刺し、去っていったのである。
「8センチはある長い針だった。うち、7センチは尻に刺さったようだ」
 と、脇で目撃した夫は証言した。

2月10日
 そしてこのトリス、肝心なものは無いのに、薬だけはやたらと持っている男であった。
 初日にもらった薬は五種類。水に溶かすポカリ・スエットみたいな粉末と水薬、その他三種類の丸薬をくれたのである。しかもその丸薬が、見たことないほど巨大なのだ。
 日本の薬は小粒で、直径せいぜい七ミリ。スルスルと飲めてしまうのが当たり前だ。
 ところがアルゼンチンの薬ときたら、まるでライフルの弾丸だ。後で測ったら直径一・五センチ、厚さが約七ミリもある。こんなのぐったりした病人に、三個飲めというのは拷問ではないか?
 トリスは、そんな私の驚きなど「どこ吹く風」といったふうだった。
「これは吐き気止め。八時間毎に二錠、飲んでください。これは異常排便時に一錠。そしてこっちは痛み止め。そして・・・」
 私に背を向け、ごそごそ鞄を探っては、次々と新しい薬を手に高くかざして、「サッ!」と私を振り返るトリス。その時に手に持っている薬が全部、弾丸のように巨大なので、私は医者が「サッ!」と振り返る度に「ビクッ!」とおののいていた。
 しかし、弾丸薬の甲斐もなく、症状は変わらなかった。
 するとトリスは、翌日も往診に来た。そして性懲りもなく新しい弾丸薬を、今度は四種類も出すではないか!
 三日間で処方された薬は、全部でなんと十一種類。肝炎の検査までしたが、はっきりした原因は、結局分からなかったのである。
 憧れの地、ブエノスアイレス・・・。そこは結局トリスの医者と共に、下痢の思い出として私の心に刻まれている。

牛肉包みカレー

カレー


五所川原のエルムにある、ホテルルートイン。
そのレストランで、お昼、御母様と頂きました。

とりあえず、珍しいカレーなのでご報告。
美味しいけど、食べにくいです。
だって、牛肉をナイフで切らないと食べられないでしょ。
オムライスの玉子なら、簡単にスプーンで切れるけど、
これだけ大きな牛肉ならねぇ。

だれが考えたのか、こんなメニュー。
これに、サラダバイキングと
コーヒー(だけじゃないかも)飲み放題が付いています。
うーん、値段は忘れました。
たしか、7~800円?

御母様は、その日83才の誕生日だったのですが、
私と同じメニューを注文。
御母様が少しだけ残したのを、私が食べましたが、
それにしても、83才でこの肉、この食欲・・・。

ところで、エルムの湯(天然温泉)がいいという話を聞きました。
温泉好きの友人からの情報ですが、
いつも車で行くのだそう。
今度、是非行きたいですわ。

客が並ぶラーメンや、「しゅはり」

つけめん 
これは「つけめん(並)」。一口食べてしまってから、あわてて撮影しました。



いつも客が並んでいるので、気になっていた「しゅはり」。
たまたま、誰も並んでいない時に前を通ったので、
入ってみました。

食べたのは「つけめん」。
店員さんに「ここの人気メニューを」と頼んだら、
「つけめんだそうです」という答だったので。

う~ん。
私はグルメじゃないし、
ラーメン大好き人間でもないから、美味いか否かとか、
つけめんの標準とかわからないけど、
この種のつけめんは初体験。
スープはしょっぱく、最後にポットに入った薄め用スープを
入れて飲む、という具合になっています。
これが、通常の「つけめんの流儀」なのでしょう、多分。
でも私は、もう少し薄味のほうが好みです。

ただし、具は凄かったですよ。
角切りのチャーシューがごろごろ入っていました。

よく来るという、青森高校男子高校生に聞いたら、
ふつうのラーメンも美味しいとのこと。
その男子は、
「人通りの多い道に面しているせいで、
行列が行列を呼んでいるようだ。」
という、冷静な判断をしていました。

『麺屋 しゅはり』
青森市松原3-15-30
11:30~15:00 17:00~20:00
水曜定休
つけめん(大盛)¥850 つけめん(並)¥650 
味玉ラーメン(こってり)¥750 



毛生え薬

色違い
見方によってはハゲて見える由紀夫。




知合いに、今、毛生え薬を飲んでいる人が居ます。
これ、普通の病院で処方して貰えるんですよね。
ただし自由診療だから、ちょっとお高いとか。
でも、手が届かない範囲ではないようで、
その人は、今、飲み始めて一月目だそうです。

その人の、貴重な談話。

「いやぁ、変わってきたという実感があるんです!
まず、地肌にさわっても指がべたつかない。
以前は髪の毛が油っぽかったのに、今はさらさらした感じで、
毛も太くなっています!!」

と、大変に嬉しそう。私は
毎日、彼の頭頂部を写真で撮りたいくらいだけど、
実際そういうHPが、ネットではあるようですね。

ただ、薬剤師の話では、
「その薬には副作用がある。
女性ホルモンを分泌させる働きがある薬だから、
男性機能が低下する。」
とのこと。
う~ん。
男性機能を取るか、髪の毛を取るか…。
患者の、その時のニーズによるということでしょうか。
「髪の毛を生やしてから、彼女を作る」という段取りなら、
先に、この毛生え薬を飲まないといけません。
だって、彼女がいないと、男性機能も無価値ですからねぇ。
妻帯者でも中年であれば、
やはり、男性機能より薬を取るかも。

どっちにしても、薬の需要はあるということでしょう。

ちなみに、女性にはこの薬、効果がないそうです。
それも、残念!!

鶴子の結婚式用衣装選び。

CIMG2032.jpg

姪の鶴子(『桃茶』での芸名)が結婚式を挙げることになり、
先月末、その衣装選びに私も参加しました。

結婚式を挙げると言っても、
既に入籍しており、赤ちゃんも7月に誕生。
来年1月に、子持ち結婚式を挙げるわけであります。
イマドキの結婚ですね。

CIMG2038.jpg

衣装選びには約二時間半。
御母様、松子様夫婦、梅子様、そして鶴子の子など
大野家メンバーが一堂に会し、
あーでもない、こーでもないと言うわけですね。

この前段階として、
東京の貸衣装屋にも行っているから、
実際はもっと時間がかかっていることに。
衣装選びだけでもこうだから、
本当に金と時間を相当費やすのよねぇ、結婚式って。
これって、大いなるバクチ?
と、なんとなく納得・・・。

由紀夫にもタキシードを着せて出席させたいわ。
それが楽しみ。



憧れ続けた聖地、ブエノスアイレスの巻

なにか? 
私の好みのトニー・レオンとは、ほど遠い顔の由紀夫。




Pink Tea Time 2001年2月号

憧れ続けた聖地、ブエノスアイレスの巻

1月6日
 アルゼンチンの首都、ブエノスアイレス。
二年前、香港映画『ブエノスアイレス』を見た時から、私の憧れの地であった。 この映画は香港の大スター、トニー・レオンとレスリー・チャンの「ホモ物語」である。
 どうしたことか、私は「ホモ映画」をよく見る。「ホモ映画大好き人間」と言ってもいいだろう。
「君、どこか変なんじゃない?」
 と、よく夫から言われるが、実に心外だ。面白いものは面白いのである。
 誤解のないようにお願いしたいが、私はゲイではない。それどころか、「レズ」の映画は気持ち悪くて大嫌いだ。なのに、ホモ・ゲイ・オカマと聞くと私は大層うれしい。ついついホモ映画情報を次々と集めるクセがあるのである。自分でも釈然としないが、これは一体どういった心理なのか?
 それにしても私が、傑作『ブエノスアイレス』を話題にしても、だれも同調しないという点も納得いかない。
「感動して連続二回見た」と言うと、大抵の男は頭を抱えるか、首を傾げるかのどちらかだし、女でも「ふーん」という程度の冷たい反応。レスリー・チャンのファンである梅子姉様でさえ、
「気持ち悪くて、よく見てなかった」
 と言う。夫も「鳥肌が立つ」と言っていたよな。
 この映画に感動する層は「ゲイ」なのか? じゃあ私は何なんだ? と、度々不安に襲われるのは事実であった。

1月7日
 ということで、映画の好みは絶対に相いれない私達夫婦。が、アルゼンチン旅行という点で、奇蹟的に意見は一致していた。
 私は映画のロケ地を探訪する、「世界遺産マニア」の夫は、イグアスの滝を見るという目的である。イグアスの滝は、偶然にも映画のクライマックスに登場する場所。私には好都合であった。
 二年間、憧れ続けた聖地ブエノスアイレスである。私の心は期待に脹らみ、今にもプッチンと張り裂けそうだったと言っていい。
準備は万全だった。ロケ地を確認するため、映画をまたまた四、五回は見返す。 さらに、アルゼンチン・タンゴのCDを三枚購入した。
 映画では、トニーとレスリーが男同志で、ねっとりとタンゴを踊るシーンが何度も登場する。これがまた、大層いいのである。ホモ・ムード満点なのである。あー、私も踊ってみたいぃと切に思ったものだ。
 が、私は盆踊りも出来ないのである。
 大昔のこと。初めて参加した町内の盆踊り講習会で、「あなたの手付き、ロボットみたいねぇ」
 と、潰れたパーマのオバサンに言われたことがあったよな。以来私は深く傷つき、盆踊りの第一線を退いたという過去がある。
 ところが最近、実に滑らかな腰つきで盆踊りを踊るロボットをテレビで見たのだ。記憶力で機械に及ばないのは分かっていたが、盆踊りでさえロボットに負けてしまうとは・・・。屈辱的な出来事であった。
 とにかく踊りはダメなので、とりあえず音楽で攻めてみることに。
 アルゼンチン・タンゴと言えば、アストル・ピアソラだろう。よくは知らないが、彼はタンゴに革命を起こした伝説の作曲家らしい。
その曲はすさまじくドラマチックである。情熱がぼうぼうと音をたてて、燃えている感じである。いや、情熱が滝のように、止めどなく落下しているとでも言おうか・・・(うーん。文章表現まで、私をドラマな女にしているようだぜ)。 
 私は「伝説のCD」を早速購入。朝から晩まで一週間聞き続け、心の中ではもうすっかり、燃えたぎるタンゴ女となって、成田を出発した。
 折しも南半球、アルゼンチンは真夏であった・・・。

1月8日
 が、運命はいたずらだった。最初の三日間、イグアスの滝観光までは完璧だったのだ。
 ドラマチックにどうどうと落下する「悪魔の喉ぶえ」と呼ばれる巨大な滝を、あらゆる角度から鑑賞し、驚き、ため息を洩らした私達。頭の中には滝の轟音と共に、常にピアソラのミュージックが渦巻いていた。
 ついでに約一リットルで一ドルという地ビールも、ドラマチックにどうどうと飲み、
「あー旨い!」
「うーん、安いッ」
 と真夏のアルゼンチンを満喫。
 もちろんこのビールも映画の中で、トニー・レオンが飲んでいたものだ。小道具、BGM共、演出に抜かりはなかった。
 往復の飛行機に勤務していた客室乗務員(アメリカ人・男)も、「ホモ映画探訪の旅」にぴったりだったよな。
 外国の航空会社でも、日本発着便には日本語を話す乗務員がいるのが通例。その乗務員は数年間、日本で暮らしていたそうだが、純粋なアメリカ人のためか、実に奇妙な「オカマ日本語」を話す男であった。
「皆様」という呼び掛けも、
「え~、みなしゃまあ~~ぁ」
 という、ナヨナヨと気の抜けた話し方。機内放送の一発目から乗客を脱力させていた。
「お化粧室」「おコーヒー」と何にでも「お」を付ける。その上、
「みなしゃまあ~、お待たせいたしまスた」 と、えれぇ訛っているのだ。しかも、
「間もなくこの飛行機は、JFK空港に着陸いたします」
 と言うべきところを、
「みなしゃまあ~、間もなくJFK空港に〈ちょくらく〉いたしますッ!」
 と恐ろしいことを言うではないか。オカマ語に脱力していた乗客も、このまま地面に「直に落下」するのか? と、急にピンッ!と背筋を伸ばし、緊張したようである。
 幸い、飛行機は無事だった。
 しかし聖地ブエノスアイレスで、大きな不幸が私を襲うことなど、この時は知るよしもなかったのである・・・。   (つづく)


「ICHI」見てきました。

揺れる耳
この服は「ワンニャンを愛する会」から頂きました。有り難う御座います。



こりゃ、凄いですよ。
何が凄いって、歌舞伎役者の中村獅童が、
そして、ホタテマンの竹内力が。
私はもう、この二人の芝居しか覚えてません。
ってのは、誇張ですが、
控えめに言っても、この二人は強烈です。
特に、中村獅童!!

この映画は、この男のために作られたのか!?
と思うほどのはまり役です。
あの笑い方、あの悪人ぶり、あの凋落ぶりと醜さ!
「ッカッカッカッカッカ・・・・」
まるで笑いの語尾が、底のない闇に吸い込まれるように
ひくひくと小刻みに痙攣するわけです。
人間、すっかり開き直ることによって、ここまで強くなれるのねっ!
と、めっぽう勇気づけられました、私は。

それに引き替え、大沢たかおの貧弱さ。
これは、いかんともしがたいですね。
綾瀬はるなは、どこまでも綺麗です。
人生の絶頂ですね。

監督は『ピンポン』の曽利文彦。ハイスピード撮影がお得意です。
窪塚洋介は、相変わらず『ピンポン』してました。
年は取っても変わりなし。

100点満点の70点。
コロナワールドの特別共通観賞券で、1000円。

ところで、この特別共通観賞券。
7月28日にも書きましたが、すんごいお得でした。
今回はコロナの湯にも、この券で入ってきましたからね。
以前使った時は、この入浴券部分を友人にあげてしまったので、
私が「コロナの湯」に浸かったのは初めて。
施設・お湯もなかなかでした。
露天風呂がいいじゃないですか。植え込みも打たせ湯もあって。
しかもこれ、バスタオル・フェイスタオルも無料で借りられる券なんです。

さらに凄いのは、それぞれ切り離して、単独で使える点です。
つまり、1.映画一本
     2.ポップコーンSサイズ(塩味のみ)
     3.コロナの湯入浴券+タオルレンタル券
が全てついて1000円。
1~3全てに有効期限がありますが、その期間内であれば、
切り離していつでも使える。
う~ん。また、行くしかありません!
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。