全てが面倒くさい日々。
ピアスが似合いそうな由紀夫。
一昨日、お気に入りの「きくや宝飾」で、
真珠のピアスを作ってもらうことに。
実は先月、ネットで淡水真珠の首飾りを買いました。
12?の大粒なんだけど、なんと 6000円!!
ネットオークションって凄いわ~。
あこや真珠だと、当然、ウン十万の世界で、
しかも、12?なんて滅多にないでしょう?
多分、私は見たことないですわ。
でも、淡水真珠ならあるんですよね。
しかも、あこや真珠ほどは高くない。
とはいえ、12?だと、さすがになかなかないわけ。
先日、オークションで発見したので、喜々として購入。
しかも6000円です!
その首飾りから二玉を取って、お揃いのピアス
にしたわけです。
デザインは、当然、フック(耳穴に引っかけるだけ)タイプ。
もう、最近の私は、フックタイプのピアスしか付けません!
だって、面倒なんですよ。
朝、ピアスをゆっくり付ける時間さえない。
ピアスのキャッチを取り、針部分を耳穴に通し、
さらに後ろからキャッチをはめる・・・、
っていう時間が、毎朝、絶対に無いんですよ!
しかも、耳は二つもあるじゃない。
だから、キャッチ式ピアスは、最近全く出番無し。
加えて、首飾りも面倒くさいですよね。
あの、両手を首の後ろに回して、輪っかをはめる
っていうのが、本当に面倒!
しかも最近は五十肩で、腕が自由に回らないわけですよ。
それに老眼で目も悪くなるでしょ?
総入れ歯や、総カツラ(?)みたいに、
一発で装着できる首飾りはないの?
この高齢化社会に、高齢者に優しい装身具を
もっと真面目に開発して欲しいわ。
股引メモリアル事業の巻
おとなしいのは一瞬だけ、の由紀夫。
Pink Tea Time 2008年10月号
股引メモリアル事業の巻
十月十一日
その後、毎日モーツァルトを聴かせてみたが、由紀夫は一向に変わらなかった。
「フルート協奏曲第1番ト長調」を聴かせても、由紀夫は毎日うるさい。曲に合わせて、餌をよこせ!と唸りながら百回転くらいするものだから、次は「フルート協奏曲第2番ニ長調」にしてみた。しかし効果はなかった。
ひょっとしてフルート単体では駄目なのかもしれないと思い、次はオーケストラによる「交響曲第38番ニ長調『プラハ』」にしてみた。が、やはり駄目であった。
なら、モーツァルト以外を聴かせてみようと思い直し、次は『ベストクラシック 101』という六枚組のCDを取り出してみた。これはオムニバス盤で、色々な作曲家の代表作が収められているものである。試しに一枚目を聴かせると、それはリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトストラはかく語りき」序奏であり、由紀夫はますます元気になって、ブルブルとおもちゃを振り回していた。
そういえばこの曲は映画『2001年宇宙の旅』の挿入曲であるが、由紀夫も宇宙服を着て、永遠に宇宙に旅立って欲しいと私は思ったのである。
いろいろ由紀夫に試しているうちに、CDプレーヤーが壊れた。聴かせても聴かせても、特に由紀夫の行動に変化はなく、変化したのはCDプレーヤーだったということである。電気屋に修理を頼んだら、「もう二十年前の機種なので修理不能ですね」と言われた。
全く何ということであろう。由紀夫を静かにしようと思ってやったことなのに、逆にCDプレーヤーを永遠に静かにしてしまったとは…。
恐るべし、由紀夫のパワー。このパワーを上手くエコ発電に利用できないかと思う今日この頃である。
十月十二日
ところで、小欄を読んでくれている友達から、
「由紀夫のことを知らない人が読んだら、誤解するんじゃないか。月によっては、由紀夫が犬だと一言も書いてないことがある」
とのご指摘を受けた。
なるほど。
今回初めて、小欄を読まれた方は、「百回転」するという描写から、ひょっとして由紀夫を「トンビ」だと思われたかもしれない。念のためお断りしておくと、由紀夫はパグ犬(オス・もうすぐ四歳)である。悪しからず。
十月十三日
ところで、股引(ももひき)の季節である。
股引に関して最近、実に感動する出来事があったので、私はここに「股引メモリアル事業」として、是非書き留めておきたいと思う。それは、友人Tさんのことだ。
このTさんは、ちょうど一年前の小欄で、エロビデオ屋店長の「今月のお薦め作品」、『パイレーツ・オブ・レズビアン』を見て、「カネ返せ!」と激怒していた人物である。私に言わせれば、そんなもの信用する方がどうかしていると言わざるを得ない。
それはさておき、そのTさんがなんと、股引を愛用し始めたと言う。これは感動的だ。
だってTさんはまだ大変に若い。しかも趣味でパンクロッッカーもしている男性であり、ファッションセンスも型破り。確かちょっと前には、
「え、股引? まさかそれは、ちょっと…」
と発言していたと記憶している。
そのTさんが、「ももひきは木綿のキャメルに限る」と言い出したから凄い。以下「ももひき考」と題したTさんのコメントを。
「ももひきは木綿のキャメルに限る! キャメルはいい。ズボンの裾がまくれても、地肌に見えるし、視覚的に温かさを感じる。ももひきを履くと冬の便りを感じ、脱ぐと春の訪れを感じる。冬、新春、春の季語にもなる、実に趣のある素材だ。
英語ではlongjohns。のっぽのジョン? なんとお洒落な響き…。」
素晴らしい。
この感動的なまでの股引礼賛文は、是非小学校の教科書に載せて、エコロジー教育に役立てて欲しいと思うほどだ。
確かに、「ズボンの裾がまくれても、地肌に見える」と言いながらも、「視覚的に温かさを感じる」時点で、「もう股引だとバレバレじゃないかっ!」という突っ込みはあるが、そんなことは些細なことである。
一旦着用すれば驚異的に暖かく、人間の行動範囲を飛躍的に広げてくれる、股引。暖房費を圧倒的に節約でき、CO2排出量削減にも貢献する、股引。あなたの人生を変え、地球環境をも変えるであろう、股引。
そんな優れものなのに、なぜか多くの人々に敬遠される股引を、ひとりのパンクな若者が、これほどまでにプラス思考で描写したことに意義を感じるのである。
ただ今の時期、日中は暖かくなることがある。Tさんは、朝、股引を穿いていき、日中はこっそりトイレで脱ぎ、残業中はまた穿くのだという。そして、人間に合わせて室温を変えるのではなく、室温に合わせて人間が人間をコントロールすることにも、Tさんは大きな意義を感じているという。
ただ一つだけ、気になることが。
Tさんが言うには、ゴム部分が伸びたり、裾がよれたりして、股引は二シーズンしか持たないとのこと。
おかしい。
私は現在、ワコールの薄手の股引(木綿40%)を十五年愛用しているし、グンゼの厚手の股引(木綿89%・日本製)も、既に十年近く使っている。前者は薄手のため、さすがに古びてきたが、後者はまだ新品に比べても遜色なく、あと十年は軽いだろう。
その他、ユニクロ(中国製)とダマール(イギリス製)なども入れて数枚持っているが、最近買ったユニクロ以外は、どれも使用期間が長い。二年で雑巾ゆきという製品は、一枚もないのである。
このうち、ダマール一枚は素材がポリ塩化ビニル85%、アクリル15%と化学繊維だけであるせいか、毛玉もできやすく、くたびれるのも早かった。これ一枚は買って後悔した股引だが、あとは全く優良。立派なエコロジー商品である。
十月十四日
私は、いつも思う。キムタクに股引を穿かせ、朝の渋谷を疾走するような、大胆な股引キャンペーンをして欲しいと。
それでも去年、松田龍平が股引を宣伝していた。ユニクロのヒートテックインナーのCMである。松田が駅員で、雪降るホームに立つという設定。CMセンスも良く、私の周囲では話題になっていたよな。
しかし、まだまだ地味。ジャニーズ事務所のタレント全員に股引を穿かせるとか、宝ジェンヌに股引姿で歌って踊ってうとか、強烈なインパクトが必要なのである。
補聴器って、こんなに高いの?
今日、御母様が補聴器を買うというので、
某補聴器販売店が、出張で自宅に来てくれたそうです。
ところが、なんと両耳で55万円なんだって!
オーダーメードのリモコン付きとは言うけれど、
これって、高すぎない?
っていうのは、
一回目に、この店から買った高額な補聴器を、
御母様は短期間で無くしたという前科があるわけ。
「りんごを食べたとき、剥いた皮と一緒に
チラシにくるんで捨てたらしい」
で、その後、安い耳かけ式の補聴器を使ってたんだけど、
それは雑音が入るとかで、
やはり、高いのが欲しいと言いだしまして。
それにしても、55万円?
これって通常の老人が使う補聴器の価格なの?
ちなみに御母様は、
たしかに耳は遠いけど、
携帯電話で不通に話ができる状態です。
でも、御母様は
「その店は、弟が世話になった人の店だから」
と言って、「高い」とは言い出せなかったそうです。
これって、妥当な値段?
梅子様、ペレットストーブ購入。
梅子様を訪ねたら、
居間に赤々と炎が燃えるストーブが。
なんと、今注目の、ペレットストーブを買ったそうです。
ペレット燃料30袋付きで35万円だったとか。
まだまだ高いですが、エコに関心のある梅子様ですので、
石油をガンガン消費するのに罪悪感がある。
なので、CO2削減に一役買うという評判の、このストーブを
とりあえず試してみて、
その情報を周囲に役立てられれば、と考えたそうです。
この写真は、火がついていませんが、
本当に暖かそうに燃えていましたよ。
ペレットの消費量は、
目安として一般家庭(一日8~9時間使用)で、
二日間で約一袋(10?)。
ペレットは1袋500円だったかしらん?
とりあえず、この冬、梅子家での
ペレットストーブ情報を、時々流したいと思います。
階段下に収納されたペレット。
くものすカルテット live in 青森
友達が関係しているライブのご紹介です。
私も、行く予定。
まだ見たこと無いですけど、楽しそうではありませんか。
くものすカルテット。
写真のように、「猫」の扮装やメイクで演奏する、「ブンチャカ系」バンド。
「レトロなスカパラ」「平成のエノケン」てなイメージの、
とても明るく楽しいバンドだとか。
リーダーの坪川拓史さんは、映画監督でもあり、
「美式天然」「アリア」の2作品を発表。
「アリア」はつがる市の高山稲荷神社でもロケされ、
今年のあおもり映画祭でも上映されました。
今回のライブのゲストは、舞踏家の福士正一氏。
なんだか、異質な芸術の共演って感じがしますが、
道路を劇場としている福士さんですから、
どんな環境にもとけ込むのでしょうね。
2008年10月29日(水) 18:30開場 19:00開演
青い森ホール(アスパム2階)
前売二千円 当日二千五百円 高校生以下千円
チケットは、サンロード青森・成本新町店・日弘楽器(弘前市)
お問い合せ 017-766-8009(福士)
odorade@actv.ne.jp
くものすカルテットのHPは以下。
http://www.kumokaru.net/
三年間、ずっと風呂場で悩む私の巻
Pink Tea Time 2001年 1月号
三年間、ずっと風呂場で悩む私の巻
12月7日(木)
年と共に物忘れが激しくなるのは仕方ないことだろう。
私は、松子・梅子両お姉様の電話番号をスラスラ言うことができない。二十年間、電話するたびに同じ住所録をめくるので、そのページが手垢で黒光りし、最近は紙が劣化して破れ始めている。
友達は、
「電話機のメモリーに登録すればいいじゃん」
と気軽に言う。しかし私には、電話機のメモリー操作法がわからない。
そういえば半年前に購入した全自動洗濯機の操作方法もわからないよな。だから、洗濯はいつも夫の仕事となっているほど、私は機械音痴であった。
電話するたび、新しい住所録に書き写そうとも思う。しかし、私のプライドがそれを許さない。
「わざわざまた書かなくても、すぐに覚えられるわよッ!」
という自負心が、むくむくと沸き上がってくるのである。しかし、その自負心を、私は二十年間持ち続けている。なぜならお姉様の電話番号は、二十年間変わっていない。だから年のせいとはいえ、やはりこの物覚えの悪さは尋常でないような気がする。
すると夫。
「二十年覚えられないんだから、年のせいじゃないだろッ!」
むむ。その通りである。痛いところをつかれてしまった。私の物覚えの悪さは、最近、突如として起こったというわけではなく、昔からであったと言えないこともない。
が、ちょっと待ってもらいたい。他のことは人並みであるが、無意味な数字の羅列だけはダメという人はいるものではないか。
ある高校の野球部は大変強く、各地から体と体力に自信のある者どもを集めていると評判であるが、監督のサインを三つ以上覚えられなくて、大変困っているという話を聞いたことがある。だから、こういったことは往々にしてあるものだ。
「数字の羅列と野球のサインと、直接の関係があるわけ?」
と、脇で夫が言っているようである。しかしまあ、似たようなものということで、ここは見過ごしてもらいたい。
12月8日(金)
そんな私の今日この頃であるが、実は最近「本当にボケたんじゃないか?」
と真剣に悩んでしまう時があるのだ。それは毎晩、私がお風呂に入る時である。
私は、洗髪は一日おきと決めている。以前は毎日洗っていたが、髪がめっぽう薄くなると梅子お姉様にアドバイスされ、回数を減らしたのだ。
梅子様は、髪の薄さに大変敏感な人だ。もちろん、ハゲ男に興味があるわけではない。「シャンプーが引き起こす女性の薄毛現象」というものに大変興味があり、女性の薄毛と洗髪の因果関係を、日夜解きあかそうとしている人物なのだ。
だから、一緒に出掛けると、
「ほら、さっきの人! 美人なのに、地肌が透けて見えてたよね。原因はシャンプーですよッ」
とよく言っている。
一方、お母様は「カツラ」に大変敏感だ。一緒にテレビを見ていても、
「ほらほら、この男! よーく髪の生え際を見てごらん。ふふふ・・・カツラだよ」
とよく言っているよな。多少の違いはあっても、本当に血は争えないということを思い知らされる現象なのであった。
12月9日(土)
話を戻そう。
お姉様のアドバイスで、シャンプーは一日おき、シャンプーをしない日はお湯で髪を丁寧にすすぐというサイクルを守っている私。何も悩む必要はない、簡単な習慣に見える。 ところがだ。この「一日おき」というのが大変なクセモノなのである。毎晩お風呂に入り、いざ髪へという段階になると、はて、今日はシャンプーの日であったか否かを、なかなか思い出せないのだ。
つまりシャンプー液を使わなくても、お湯を使い、両手で髪をすすぐのだから、動作は同じわけだ。その時にシャンプー液を使ったか否かの違いだけなので、毎晩、昨夜はどうだったか、頭を抱えて思い悩むのである。
そこで私は、前日の行動を時間を追って総復習してみる。
「昨夜は本屋で立ち読みしてから、ユニバースの半額寿司を買った。そしてビールをグビグビ飲みながら夕食。そして・・・・」
いっそカレンダーに印をつけたらどうなのと松子様はおっしゃる。それは道理である。しかし、私のプライドがそれを許さない。
「わざわざ書かなくても、すぐに思い出せるわよッ!」
という自負心が、むくむく沸き上がってくるのである。しかしその自負心を、私は三年間持ち続けている。なぜなら、この洗髪習慣を確立して、三年以上経っているからだ。
また、必死で過去を思い出すことで、一日を反省できるという思わぬ副産物もある。
「やっだー! 夫に百円貸してたんだわ!」
「ゲッ! 七十八円の卵買うの忘れてた」
といった具合だ。
それにこの「反省」をやめてしまうと、記憶力の衰えは留まるところを知らないのでは? という不安も否定できない。
12月10日(日)
実は私の夫、かなりの記憶力の持ち主だと断言していいと思う。そしてその秘密は、時間を遡ることにあるのではないか? と、私は常日頃思っているのだ。
二人で旅行した時、それを痛感する。
お金に厳しい我々の旅行は、完全ワリカン制。だから私は、二人で一定額を出し合い、共同の財布を作ることをいつも主張している。帰宅後に、また残金を半分こすればいい。
ところが夫はどうしたことか、断固としてイヤだと言う。そのかわり、夫は夜寝る前に「本日の精算」と称し、その日に使ったお金を完全に計算してみせるのである。
これは本当に「驚愕」である。メモもないのに一円単位で全て、電車の切符から動物園の入場料、途中の屋台で買った石焼イモ、そしてスーパーの買い物まで、本当に一日分を、全て、きれいに、まるっと思い出すのだ。しかもそれを誰が払ったかまで覚えている。
どうしてそんな離れ技が出来るのか? 確かにドケチだからって、それは凄すぎるんじゃないか? と言うと、夫。
「なーに簡単さ。朝から今までの行動を順番に追っていけばいいんだよ」
「ふーん・・・・」
という訳で、私もその日の行動を、毎晩復習している。なのに三年間、ずっと風呂場で悩んでいる私は、一体何なのか?
私の論文が読まれたようです!
今日、職場に突然、知らない学生から?が。
彼女は首都圏某大学の四年生で、三島の『豊饒の海』で卒論を書くのだそうです。
しかも、テーマは綾倉聡子。
論文探しをしているうちに私の論文(弘前大学国語国文学第29号)
綾倉聡子と『天人五衰』結末解釈
-三島由紀夫『豊饒の海』研究(三)ー
に遭遇し、「感銘を受けた」って言うじゃありませんか!!
しかも彼女は、たまたま青森出身。
「11月初旬に青森に帰るので、お会いできませんか?」
と言うのです。
そりゃ、OKですよ。私の論文に感銘を受けたって言われたらねぇ。
でも、次に気になる一言が。
「大野さんが持っている、先行研究の論文を、是非見せて欲しいのですが」
これって、もしかして、論文目当てなの?
確かに、先行研究を集めるのは、本当に大変なんですよ。
時間も手間もかかりますから。
でも、それでもいいですよね。
私も彼女の話が参考になると思うし、情報交換は大切です。
情報交換で、学問は発展するのですから。
私も、次の論文を書かなければ! という気持になりました。
がんばります!
トニー・レオンの美。
戦いとは無縁の由紀夫。
先日、スマ・ステーションになんと、トニー・レオンが生出演。
勿論、見ました。
なんたって、私が「あおもり映画祭」実行委員になった動機は、
彼をゲストに招きたいから!!
そう思ったのがもう、12年も前ですから、
月日って残酷だわ。
つまり、何もしなくても、ただ月日は流れていくってことです。
トホホホ・・・・。
でも、12年経過したのに、トニーは昔と変わらず美しい。
しかも、もう46才なのに、どう見ても30代。
さらに、こんなにメジャーになるなんて予想外でした。
整形かしら?
(ま、整形も、ありですけど。)
彼の映画は全てチェックしてきましたが、
ただ一本「ラスト コーション」は未見。
梅子様によると、「かなりきわどい」という噂です。
だから、楽しみにしていたのに、劇場公開を逃してしまいまして・・。
是非、DVDで見なければ。
そして、「赤壁の戦い」(レッド・クリフ)、必見です!!
久々の激怒!
注:写真と記事は全く無関係です。念のため。
あまりに、旬洋亭のご飯が美味しかったので、載せてみました。
先週食べた、旬洋亭の「お任せ和食」前菜。
同じく、主菜とカボチャのスープ(美味い!)。
この後、デザート(なんと、果物・ケーキ・水菓子の三種が全部付く)・飲み物が。
こりゃ、一体どういうことなの!!
これじゃ、青森県の観光立県は不可能だわ! と思う事件に遭遇しました。
今日、青森市郊外の「ねぶたの里」自然公園付近でのことです。
ちょっと、川の写真を撮る必要があり、一人で出掛けたのでした。
ねぶたの里の駐車場に車を停めました。
ここあたりには、綺麗な川の流れがあり、カワナも釣れるのだそうです。
でも、周囲を見回しましたが、川は見えません。
見当違いの方向に歩き出して、くたびれるだけなのもイヤだし、
道を聞こうと思いました。
すると目の前には、「お土産屋兼食堂」と思われる「がかしこ」とかいう店が。
中に入ると、従業員(中年女性)がひとり、台所に向かって調理してました。
小さな店なので、一人しかいなかったんでしょうね。
平日の昼で、観光客も少ないからだと思うんだけど。
実際、私が入った時も客は居ませんでした。
ちょっと前に、観光バスが一台停まりましたが、
全員、奧にある「ねぶたの里」の建物の方へ歩いていきましたから、
駐車場周辺は閑散としていました。私以外は誰一人居なかったのです。
で、店での会話。
私 「すみません。つかぬ事をお伺いします。
この周辺に、川の流れに手が届くような場所が
あると聞いたのですが、どの方向ですか?」
店員 「え? 川ならたくさんありますよ、ここは山ですから」
私 「そうですか。では、一番近いところを教えて下さい」
店員 「川はたくさんありますからね」
私 「ここから一番近いところでいいんです。どっちに歩けばいいですか?」
店員 「そんなこと聞かれても困ります。私は知りません!!」
そして「ぷいっ!」と、怒ったように私に背を向けるのです。
私が店に入った時、店員は野菜の皮を剥いていたのですが、
また、黙々と剥きはじめました。
こんなこと言われたら、客は二度と青森には来ませんよ。
酷い。酷すぎる~。
帰りに、ちょっと離れた蕎麦屋で、同じ質問をしたら、
丁寧に教えてくれました。
この事件、どこに電話して激怒すればいいのかしら。
今、考えているところです。
あまりに、旬洋亭のご飯が美味しかったので、載せてみました。
先週食べた、旬洋亭の「お任せ和食」前菜。
同じく、主菜とカボチャのスープ(美味い!)。
この後、デザート(なんと、果物・ケーキ・水菓子の三種が全部付く)・飲み物が。
こりゃ、一体どういうことなの!!
これじゃ、青森県の観光立県は不可能だわ! と思う事件に遭遇しました。
今日、青森市郊外の「ねぶたの里」自然公園付近でのことです。
ちょっと、川の写真を撮る必要があり、一人で出掛けたのでした。
ねぶたの里の駐車場に車を停めました。
ここあたりには、綺麗な川の流れがあり、カワナも釣れるのだそうです。
でも、周囲を見回しましたが、川は見えません。
見当違いの方向に歩き出して、くたびれるだけなのもイヤだし、
道を聞こうと思いました。
すると目の前には、「お土産屋兼食堂」と思われる「がかしこ」とかいう店が。
中に入ると、従業員(中年女性)がひとり、台所に向かって調理してました。
小さな店なので、一人しかいなかったんでしょうね。
平日の昼で、観光客も少ないからだと思うんだけど。
実際、私が入った時も客は居ませんでした。
ちょっと前に、観光バスが一台停まりましたが、
全員、奧にある「ねぶたの里」の建物の方へ歩いていきましたから、
駐車場周辺は閑散としていました。私以外は誰一人居なかったのです。
で、店での会話。
私 「すみません。つかぬ事をお伺いします。
この周辺に、川の流れに手が届くような場所が
あると聞いたのですが、どの方向ですか?」
店員 「え? 川ならたくさんありますよ、ここは山ですから」
私 「そうですか。では、一番近いところを教えて下さい」
店員 「川はたくさんありますからね」
私 「ここから一番近いところでいいんです。どっちに歩けばいいですか?」
店員 「そんなこと聞かれても困ります。私は知りません!!」
そして「ぷいっ!」と、怒ったように私に背を向けるのです。
私が店に入った時、店員は野菜の皮を剥いていたのですが、
また、黙々と剥きはじめました。
こんなこと言われたら、客は二度と青森には来ませんよ。
酷い。酷すぎる~。
帰りに、ちょっと離れた蕎麦屋で、同じ質問をしたら、
丁寧に教えてくれました。
この事件、どこに電話して激怒すればいいのかしら。
今、考えているところです。
運命の出会いを待つ男の巻
また、コスプレをしてみた由紀夫。
Pink Tea Time 2000年 12月号
運命の出会いを待つ男の巻
11月27日(月)
「僕はね、運命的な出会いを待っているんですよ。もう一年以上もね・・・」
しっとり告白する同僚のキムラ君。
キムラ君が気楽な独身貴族と呼ばれて早20年。「お前、いつ結婚するんだぁ?」など、もう誰にも言われなくなっちゃったキムラ君の胸に、そんな固い決心があったとは、迂闊にも知らなかった私である。
話し続けるキムラ君。
「例えばある晩、いつもどおりに帰宅する。玄関を開けようとした僕の耳に、突如、
『にゃあぁーん』
という可愛らしい鳴き声が・・・。ふと見ると、おや、軒下で震えている迷い猫。
『おーおー可愛そうに。こっちにおいで』 と僕が誘うと、猫はヨロヨロ立ち上がり、玄関の中へ・・・。パタンと後ろ手にドアを閉める僕。もう、この子猫ちゃんは僕のものだよ。ふふふ・・・・・。こんな運命的出会いをね」
「・・・・・・・・ 。」
そう語るキムラ君は、もうすっかり自分の世界に入っており、周囲の誰をも寄せつけない猟奇的な目をしていた。
愛猫を病気で亡くしてから一年あまり。無類の猫好きで知られるキムラ君は、それ以来、猫なしの生活を送っていたのであった。
そして、それは信じられないことであった。というのは、彼は他人にも一目で分かる、実にわかりやすい猫マニアだったからだ。
例えば職場の机上には「月めくり猫カレンダー」と陶器製の猫の置物、猫の写真立て、ノートにはハローキティのシール。ちょっとのけぞってしまうのは、パソコン・キーのフラットポイントに貼られた猫のシールであった。 「フラットポイント」とは、キーボードの下中央にある長方形に窪んだ部分である。マウスと同じ働きをするが、マウスはカチッと指で押すのに対し、フラットポイントは指でコロコロなぞるという方法を取る。
そこには、気持ち良さげに目を細め、お腹をふぎゃあと出し、弓なりに寝ている猫写真のシールが貼られている。まるで、ネコ界のマリリン・モンローだ。で、キムラ君がパソコンを操作すると、まさに猫のおなかを指でコロコロとさする形になるのであった。
見ている方は大変、気持ちが悪い。
そんなキムラ君が、一年以上も猫なしだったとは、まるでうちの夫が「ユニバ-スの半額シールなし」で暮らしていたようで、よく我満していたなぁと、驚く以外ないのであった。
11月28日(火)
なんたって、猫を亡くして間もなくの頃、「僕ぁもう、寂しくって寂しくって・・・。昨日はジャスコの『ラブリー・ペット大集合展』に行っちゃいましたよ」
とキムラ君は言っていたからね。
「そしたら昨夜、死んだニャンコちゃんが夢に出てきちゃって・・・」
とガックリうなだれていると、妻子持ちのナカタ君に檄を飛ばされていたよな。
「お前なぁ、夢に出てくるのが死んだ猫だなんて、そんな生活でいいのかッ?」
全くその通りだとは思ったものの、もしかしてキムラ君はホモかもしれない。可哀相なので私はフォローしてあげたのだった。
「今の時代はさぁ、別に結婚しなくたっていいのよ。・・・でも確かに男の独身は孤独で不幸かもね。一人で子供は生めないし」
フォローしたつもりが、ますます彼をドツボに落としめるようなことを言ってしまった私であった。
ところがである。意外にもキムラ君は、急に背中をピンッと伸ばし、強気なことを言うではないか。
「いや妹子さん。今は男も出産できる時代なんですよ!」
「ウッソー! どうやって?」
「本当です。大腸に受精卵を着床させて、帝王切開で生むらしいです」
「テーオーを、セッカイ?」
私には、摩訶不思議な話に思えた。だって男が「テーオー」を切開するなどできるものであろうか。女だからこそ、切開すべき「帝王」が、下半身のあそこに存在するのではないのか? と思ったからである。
そこで、すかさず私は切り返した。
「男のテーオーって、一体どこにあるのよ」
「えッ?」(キムラ君)
「えッ?」(ナカタ君)
「どこなのよッ!」
「・・・・・。」(キムラ君)
「・・・・・。」(ナカタ君)
そして驚きの真実が明かされたのだった。 それまでの私は、女性の局所を「帝王」と言うのだと信じ、疑っていなかった。ところがそれは、大きな間違いだったのである。
「帝王」とはローマ帝国の「ジュリアス・シーザー」のことだったのだ。シーザーが母の難産ゆえに切開手術で生まれたことから、
「切開出産」をこう呼ぶようになったという。
そうであったのか・・・。
以前、夫が飲み会に行くとき、
「今日の飲みは、パッカスビルだよ」
と言って出掛けたという「パッカス事件」をネタにしたことがあったが、それをせせら笑う権利が私にあっただろうか。
とんでもないところで恥をかいたものだ。人間、何があるかわからない。こうなるとキムラ君も、いつ妊娠しないとも限らないではないか。そう思うと、なお一層謙虚を心掛けようと誓いを新たにした私であった。
11月29日(水)
その誓いとは全く関係ないが、週末、島根県の出雲大社に行ってきた。
有給休暇も合わせた3泊4日の旅。荘厳な大社造りの前で、ゆゆしく信仰心を起こした我々夫婦であったが、いつものドケチ精神は忘れようがなかった。
まず、チャリーンと夫が投げた御賽銭。
「いくら投げたと思う?」と聞くので「あなたのことだから五円でしょ?」と言うと、「残念でした。一円です。財布に百一円しか入っていなかったの。おみくじが一枚50円だから、二人で百円は使うだろ」
「・・・・・・・」
飛行機は、貯めたマイレージで貰った航空券なので、タダ。ホテルも朝食付スイートルーム、二人一泊二万円の激安プランだ。レギュラーコーヒーはスーパーで、使い捨ての紙ドリッパー式(一杯分50円)を買い、部屋で飲む。缶ジュースも買わない。家から持参したペットボトルに水を入れ換えて持ち歩き、豪華なわりに低予算の4日間であった。
帰宅後、持ち帰った緑茶ティーバック(ホテルに無料で置いてある)には日付を入れてストック。以前の旅行でゲットしたものと区別するためである。
「こんなドケチで、いいのだろうか」
一抹の疑念を、ふと抱いた私。それでも、
「賽銭一円の夫には負けるよな」
とすぐ納得できるところが我ながら凄いと思う、初冬の午後であった。
Pink Tea Time 2000年 12月号
運命の出会いを待つ男の巻
11月27日(月)
「僕はね、運命的な出会いを待っているんですよ。もう一年以上もね・・・」
しっとり告白する同僚のキムラ君。
キムラ君が気楽な独身貴族と呼ばれて早20年。「お前、いつ結婚するんだぁ?」など、もう誰にも言われなくなっちゃったキムラ君の胸に、そんな固い決心があったとは、迂闊にも知らなかった私である。
話し続けるキムラ君。
「例えばある晩、いつもどおりに帰宅する。玄関を開けようとした僕の耳に、突如、
『にゃあぁーん』
という可愛らしい鳴き声が・・・。ふと見ると、おや、軒下で震えている迷い猫。
『おーおー可愛そうに。こっちにおいで』 と僕が誘うと、猫はヨロヨロ立ち上がり、玄関の中へ・・・。パタンと後ろ手にドアを閉める僕。もう、この子猫ちゃんは僕のものだよ。ふふふ・・・・・。こんな運命的出会いをね」
「・・・・・・・・ 。」
そう語るキムラ君は、もうすっかり自分の世界に入っており、周囲の誰をも寄せつけない猟奇的な目をしていた。
愛猫を病気で亡くしてから一年あまり。無類の猫好きで知られるキムラ君は、それ以来、猫なしの生活を送っていたのであった。
そして、それは信じられないことであった。というのは、彼は他人にも一目で分かる、実にわかりやすい猫マニアだったからだ。
例えば職場の机上には「月めくり猫カレンダー」と陶器製の猫の置物、猫の写真立て、ノートにはハローキティのシール。ちょっとのけぞってしまうのは、パソコン・キーのフラットポイントに貼られた猫のシールであった。 「フラットポイント」とは、キーボードの下中央にある長方形に窪んだ部分である。マウスと同じ働きをするが、マウスはカチッと指で押すのに対し、フラットポイントは指でコロコロなぞるという方法を取る。
そこには、気持ち良さげに目を細め、お腹をふぎゃあと出し、弓なりに寝ている猫写真のシールが貼られている。まるで、ネコ界のマリリン・モンローだ。で、キムラ君がパソコンを操作すると、まさに猫のおなかを指でコロコロとさする形になるのであった。
見ている方は大変、気持ちが悪い。
そんなキムラ君が、一年以上も猫なしだったとは、まるでうちの夫が「ユニバ-スの半額シールなし」で暮らしていたようで、よく我満していたなぁと、驚く以外ないのであった。
11月28日(火)
なんたって、猫を亡くして間もなくの頃、「僕ぁもう、寂しくって寂しくって・・・。昨日はジャスコの『ラブリー・ペット大集合展』に行っちゃいましたよ」
とキムラ君は言っていたからね。
「そしたら昨夜、死んだニャンコちゃんが夢に出てきちゃって・・・」
とガックリうなだれていると、妻子持ちのナカタ君に檄を飛ばされていたよな。
「お前なぁ、夢に出てくるのが死んだ猫だなんて、そんな生活でいいのかッ?」
全くその通りだとは思ったものの、もしかしてキムラ君はホモかもしれない。可哀相なので私はフォローしてあげたのだった。
「今の時代はさぁ、別に結婚しなくたっていいのよ。・・・でも確かに男の独身は孤独で不幸かもね。一人で子供は生めないし」
フォローしたつもりが、ますます彼をドツボに落としめるようなことを言ってしまった私であった。
ところがである。意外にもキムラ君は、急に背中をピンッと伸ばし、強気なことを言うではないか。
「いや妹子さん。今は男も出産できる時代なんですよ!」
「ウッソー! どうやって?」
「本当です。大腸に受精卵を着床させて、帝王切開で生むらしいです」
「テーオーを、セッカイ?」
私には、摩訶不思議な話に思えた。だって男が「テーオー」を切開するなどできるものであろうか。女だからこそ、切開すべき「帝王」が、下半身のあそこに存在するのではないのか? と思ったからである。
そこで、すかさず私は切り返した。
「男のテーオーって、一体どこにあるのよ」
「えッ?」(キムラ君)
「えッ?」(ナカタ君)
「どこなのよッ!」
「・・・・・。」(キムラ君)
「・・・・・。」(ナカタ君)
そして驚きの真実が明かされたのだった。 それまでの私は、女性の局所を「帝王」と言うのだと信じ、疑っていなかった。ところがそれは、大きな間違いだったのである。
「帝王」とはローマ帝国の「ジュリアス・シーザー」のことだったのだ。シーザーが母の難産ゆえに切開手術で生まれたことから、
「切開出産」をこう呼ぶようになったという。
そうであったのか・・・。
以前、夫が飲み会に行くとき、
「今日の飲みは、パッカスビルだよ」
と言って出掛けたという「パッカス事件」をネタにしたことがあったが、それをせせら笑う権利が私にあっただろうか。
とんでもないところで恥をかいたものだ。人間、何があるかわからない。こうなるとキムラ君も、いつ妊娠しないとも限らないではないか。そう思うと、なお一層謙虚を心掛けようと誓いを新たにした私であった。
11月29日(水)
その誓いとは全く関係ないが、週末、島根県の出雲大社に行ってきた。
有給休暇も合わせた3泊4日の旅。荘厳な大社造りの前で、ゆゆしく信仰心を起こした我々夫婦であったが、いつものドケチ精神は忘れようがなかった。
まず、チャリーンと夫が投げた御賽銭。
「いくら投げたと思う?」と聞くので「あなたのことだから五円でしょ?」と言うと、「残念でした。一円です。財布に百一円しか入っていなかったの。おみくじが一枚50円だから、二人で百円は使うだろ」
「・・・・・・・」
飛行機は、貯めたマイレージで貰った航空券なので、タダ。ホテルも朝食付スイートルーム、二人一泊二万円の激安プランだ。レギュラーコーヒーはスーパーで、使い捨ての紙ドリッパー式(一杯分50円)を買い、部屋で飲む。缶ジュースも買わない。家から持参したペットボトルに水を入れ換えて持ち歩き、豪華なわりに低予算の4日間であった。
帰宅後、持ち帰った緑茶ティーバック(ホテルに無料で置いてある)には日付を入れてストック。以前の旅行でゲットしたものと区別するためである。
「こんなドケチで、いいのだろうか」
一抹の疑念を、ふと抱いた私。それでも、
「賽銭一円の夫には負けるよな」
とすぐ納得できるところが我ながら凄いと思う、初冬の午後であった。
「ちょっと! この男、誰だっけ?」の巻
寝る前に回転している由紀夫。
寝る前も、餌を食べる前も、散歩に行く前も、常に回転する男。
注:なぜかこの号の記事を飛ばしていました。順番が狂ってしまいましたが、悪しからずご了承下さい。
Pink Tea Time 2000年8月号
「ちょっと! この男、誰だっけ?」の巻
7月20日(木)
巨人はなぜか単独首位を独走中。「巨人のおバカ」清原も、何の奇跡か絶好調で、日本のテナントレ-スは大賑わいだ。
私は巨人ファンではないが、上司が大ファンで、連日本当にうるさい。いないと思うと、休憩室で巨人戦を見たりしている。この間は休憩室から帰ってきた人から、「13対3。巨人優勢」というメモを貰っていたよな。貰うはいいが、それを皆に報告するなっちゅーの。
いやいや、そんなことはどうでもいいのである。問題はデトロイト・タイガースの野茂英雄だ。
私が超野茂フリークなのは御存知のとおり。だというのに、今年は一向に衛生中継を見ることができないのだッ!
「見ることが出来ない」と言うのも語弊があるかもしれない。見ようと思えば、いつでも見られるのだ。全部、録画してるから。
私は、これまた御存知の通り、野茂の先発試合を決して「生放送」で見ない。野茂を他人とは思えないくらい愛しちゃっているので、いつ打たれるかと気が気でなく、見ていられないのだ。で、野茂が先発の日はビデオをセットし、逃げるように家を出る。家にいたら、テレビを見たくなる気持を抑えられなくなるからね。
だから夏は大変だ。本屋に行ったり、銀行に行ったり、用もないのに早めに出勤したりして、日が当たらないよう当たらないよう、行き先を考えねばならない。
私は「日焼けはシワの素」ということで、滅多なことでは外に出ない「深窓の令嬢」である。のっぴきならぬ事情で外出する時は、日傘・帽子・白手袋・サングラスと、UV対策万全スタイルででかけるほどだ。炎天下、無闇に家を出なくてはならない令嬢の身にもなってもらいたい。
そして、インターネットで勝敗を確認し、勝った時だけ家でビデオを見る。おかげで今年は、まだ3回しか野茂を見れてないじゃないかッ。一体どうしたんだ、野茂ッ!
これじゃあ勝ち試合を、ビデオで繰り返し見るしかないのか、野茂?
7月28日(金)
巨人と言えば、上原浩治である。
今は故障者リストに入ってるらしいが、一刻も早く復帰し、あの濃い眉毛と色黒の笑顔を見せてほしいものだ。
と思っていたら、夕べは車で事故を起こしたというではないか。うーむ、野球は上手でも、運転は下手なのか?
私は巨人ファンではないが、上原とは偶然同じ飛行機に乗ったことがある。そしてサインを貰い、握手までしてもらったので、とても他人とは思えぬ人物の一人になっているのである。
7月29日(土)
あれは去年の暮れだった。
夫と二人で鹿児島に行き、桜島や西郷どんの銅像、ついでに西郷どんが立てこもった洞穴というものを見た帰りの鹿児島空港で。
赤外線探知機をくぐり、警備員から鞄を受け取ろうとしていた私に、夫が尋常でない血走った目で、なにやら強烈なサインを送っている。
「うッ、後ろを見ろ! 見るんだ、妹子!」
とでも言いたげな目付きだ。
夫のただならぬ気配に、私は振り返った。 するとそこには黒っぽいスーツの、無闇にデカイ男が立っている。スーツも黒かったが、顔色も黒かった。が、わりとイケてる顔である。眉毛が黒々と、密集して生え揃っており、凛々しい光線を放出しまくっている。
どこかで見たことがあった。が、どうしても思い出せない。最近、何かを思い出すにも、以前より10倍は時間がかかる。そして時間をかけたとしても、必ずしも思い出すという保証はないのであった。
で、私は瞬間的に、夫に聞いていた。
「ちょっと! ちょっと! この男、誰だっけ、誰だっけ?」
その声はヒソヒソ声であったが、とても大きなヒソヒソ声であった。絶対、すぐ後ろにいた上原には聞こえたと思う。
それからが大変だった。
「ひぇーッ! あの20勝男? ちょっと、ちょっと! サインよ、サイン! ああッ、サインペンが無いッ! すぐ買ってきてッ!」
ピュ~ン。
実は、夫も相当なミーハーなのであった。 夫はサインペンを求めて、脱兎の如く走り去る。まあ、その早かったこと。私は初めて見た。ユニバースの特上寿司に、突如半額シールを貼るという店内放送があっても、これほど早く走れなかったろう。下半身がマンガのように、丸く回転していたからね。
ピュ~ン。
間もなく夫は脱兎の如く帰ってきた。そして眉間に皺を寄せ、思い詰めたように言うのである。
「ちょっと! どこにも売ってないよッ!どうする?」
本当に気がきかない売店だ。空港と言えば有名人のメッカ。来るときの羽田では、黒づくめの黒柳徹子だって見たのである。が、サインが欲しくても、サインペンなんて通常、持ち歩くことはない。急に入り用になる「雨ガッパ」みたいな物なんだから、空港の売店に、売っていてもよさそうなものではないか。
私は、グルリと売店を見回した。そして、レジ横の鉛筆立てに、鋏や鉛筆に混じって、サインペンが「ピッ!」と立っているのを見逃さなかったね。
「君もホント、図々しいよね」
と夫は言っていた。しかし、自分だって鞄に上原のサインを貰ったのは、私が売店のねえちゃんに頼み込み、ペンを借りたからだ。 上原は本当に気さくなお兄さんだった。
普通なら、特別室とかを使いそうなものだ。それが、一般の待合室に一人でいるところからして、既に気さくである。
誰もがこの有名人を見逃すはずがなく、ひっきりなしにサインや写真を頼まれていた。売店のオネエサンも、次々来ていたよな。子連れのお母さんは、頼んで子供の頭を撫でてもらったりしていた。相撲取りじゃないんだっつうの。
7月30日(日)
ところで、「ここにもヒロシがいる!」情報が、刻々と集まっている。
知人A子ちゃんの職場にも、「ヒロシ」が一人いるという報告があった。仕事が出来なくて、いつも上司にきつく叱られるが、
「はい、はい」
と素晴らしい返事をして、何もやらない人物がいるという。この返事ゆえ、彼は皆に「南部馬方節」と呼ばれていた。この民謡には「はい~~、はいッ!」という合いの手が入るからであろう。
「彼のことも、是非『全日本おバカ地図』に加えておいてね」
とA子ちゃんは付け加えた。
『全日本おバカ地図』、どこまで広がっていくのだろうか。
テレビ朝日「ギラギラ」始まる。
寝る体勢を整えている由紀夫。落ち着いて座る前に、
このように10回は布団の上で回転します。
最近、仕事が忙しいので、無性にドラマが見たい気分。
で、テレビ朝日の「相棒」再放送を録画して、
無理矢理5本は見たわけ。
今まで一度も見たことが無く、
「相棒」を見る生活に憧れていたのよね。
だって、こたつに入ってお茶を飲みながら、
ミステリーを見る。
脇にはイビキをかく由紀夫・・・。
これって、絵に描いたような幸せじゃない?
確かに、結構面白い。
私が見た限りでは、ジャンバーを着た、亀なんとかという男の
キャラが今ひとつ目立たない気がするけど、
右京さんの冷静沈着で、言葉遣い上品キャラが、いいですよね。
中年紳士でインドアっぽいのに、身のこなしが素早く若い。
警察や裁判における現場の問題点も指摘しており、
社会的視点もあって、考えさせられる面もあります。
それで、ドラマ観賞に勢いがつき、
今日、佐々木蔵之介主演の「ギラギラ」を見ました。
私は長いこと、彼のファンですが、
テレビドラマで主役って、初めてじゃない?
あまりテレビを見ないので確かなことは言えませんが。
それから、同じくテレ朝金曜の「サラリーマン金太郎」も、
見ました、先週。
スカッとするわぁ。
でも、韓国ドラマの「冬鳥」は、見ていません。
まだ、三話の途中。
わたしは、どろどろドラマは苦手なのよ~。
ああ、どうしよう。
御母様にまた、おこられそうです。
中島靴店をよろしく。
これから就寝時間の由紀夫。
青森市松原通りにある中島靴店。
靴・バック・財布など
革製品の修理はもちろん、傘の修理もやってくれる店。
私は常連です。
先日も、色あせ、くたびれた革靴の染め直しを頼みました。
染め直しは、一足2300円。
まだまだ穿けるのに、愛用しているせいで、
色が白っぽく、革もくったりしてきた靴が、
染め直すと、ばりっと生き返るわけ!
特に私は、自分の好みと寸法に合った靴が少ないでしょ。
おいそれと靴の買い換えができないので、
一足一足を大切にしたいのよね。
財布のボタン修理は数百円から。
昔はオーダーメードの靴を作っていた職人だから、
腕は確かです。
傘や革製品を捨てる前に、是非一度、訪ねてみてください。
高校の同窓会。
決して食べ物を残さない由紀夫。今日も、ミミズの死骸を口に入れていた。
先週、高校の同窓会(青森支部)に行って来ました。
ひとりで。
7年くらい前に行ったときは、多分
100人くらいは来ていたと思うんだけど、
今回は50人くらい。
少なかったですね。
上は78才くらいの方からいらしてましたが、
さすがに若い人は少ない。
私と同期の人は他に二人しか来ていませんでした。
でも、行ったよかったわ~。
異業種の方々と交流する機会は貴重だし、
この人、見たことはあったけど、
こんなに面白い人だったのね~、
という発見が続々とありました。
名刺を相当数、交換してきましたが、
多かったのは県庁職員。
しかも、皆さんそれぞれ課が違っていて、
一挙にそれぞれの情報を聞けたのは、
まるで県庁訪問に行ったも同然だったわ。
早速、ペレットストーブの学習会に
出席する約束もしてきました。
これ、本当に環境と青森県にとって
いいものなのか、興味津々です。
ところで、同期にコントラバスを趣味としている方が。
ご自分も参加する、マンドリンコンサートのことを
おっしゃっていたので、ここで宣伝させていただきます。
ピッコーラ・マンドリーニ・あおもり
第20回マンドリンコンサート
平成20年11月2日(日) 午後1:30開演
青森市民ホール
入場無料
演奏曲:A・アマディ 『海の組曲』
木村弦三 幻想曲ニ短調『憧憬』ほか
私も行きたいんだけど、
日曜日は常に私の勤務日なのよね~。残念。
ところで、この会に出席して後悔したことが一つ。
食べ物がもの凄く余っていたのよ~。
お持ち帰りすべきだったわ!!
悔しい~。
先週、高校の同窓会(青森支部)に行って来ました。
ひとりで。
7年くらい前に行ったときは、多分
100人くらいは来ていたと思うんだけど、
今回は50人くらい。
少なかったですね。
上は78才くらいの方からいらしてましたが、
さすがに若い人は少ない。
私と同期の人は他に二人しか来ていませんでした。
でも、行ったよかったわ~。
異業種の方々と交流する機会は貴重だし、
この人、見たことはあったけど、
こんなに面白い人だったのね~、
という発見が続々とありました。
名刺を相当数、交換してきましたが、
多かったのは県庁職員。
しかも、皆さんそれぞれ課が違っていて、
一挙にそれぞれの情報を聞けたのは、
まるで県庁訪問に行ったも同然だったわ。
早速、ペレットストーブの学習会に
出席する約束もしてきました。
これ、本当に環境と青森県にとって
いいものなのか、興味津々です。
ところで、同期にコントラバスを趣味としている方が。
ご自分も参加する、マンドリンコンサートのことを
おっしゃっていたので、ここで宣伝させていただきます。
ピッコーラ・マンドリーニ・あおもり
第20回マンドリンコンサート
平成20年11月2日(日) 午後1:30開演
青森市民ホール
入場無料
演奏曲:A・アマディ 『海の組曲』
木村弦三 幻想曲ニ短調『憧憬』ほか
私も行きたいんだけど、
日曜日は常に私の勤務日なのよね~。残念。
ところで、この会に出席して後悔したことが一つ。
食べ物がもの凄く余っていたのよ~。
お持ち帰りすべきだったわ!!
悔しい~。
『フレフレ少女』見てきました。
ターバンを巻いてみたいと思わせる彫りの深さ、由紀夫。
またまた日本映画。
試写会だったので、見たわけですが、
これも結構、楽しめました。
個人的に大学時代を思い出すのよね~。
私は北海道大学の女子寮出身なので、
男子寮とも交流がありました。
北大の応援団は、まさにこの
「不知火高校」の応援団のような人々で、
恵迪寮(教養部の男子寮)の寮生が中心となって
活動していたわけです。
あのボロボロの学ラン、
ボロボロの羽織袴に高下駄。
新入生を迎える時期には、
応援団が教養部の前に立ちはだかり、
巻紙を両手で広げながら叫ぶ、所謂
檄を飛ばしたものです。
そして、肩を組み歌う寮歌や校歌・・・。
あの、応援団は大学時代の私にとって、
日常だったのよ~。
懐かしい!
すみません。昔話になってしまいました。
ああいう硬派は今、絶滅危惧種です。
青森県では、確か八高・青高・弘l高の御三家に
この種の応援団がある(あった?)と聞きました。
でも、確か2~3年前、
八戸高校だったかの応援団が、
まさにこの映画のようにたった一人になり、
存続が危ぶまれているという特別番組を見ましたが、
その後、どうなったのでしょう?
見返りを求めない応援。
応援する側も研鑽を積み、強くならなければ
応援する資格がない、など・・・。
結構心にしみる台詞があり、楽しめました。
ラストの「エール交換」では、泣いている観客も多数。
ライバルが居るから自分も向上できる、という謙虚な気持。
日々努力を重ねているライバルを敬う気持。
相手を尊敬し、お互い高め合うことで成立する、
日本の儀式の意味が、強烈に心に刻まれますわ~。
私も、先日見た『ラストゲーム 最後の早慶戦』
を思い出しました。
新垣結衣も可愛いです。
コロナワールドの試写会で、無料。
70点。
大学女子寮の思い出の巻
床を舐める由紀夫。まだ食い足りないのか?
Pink Tea Time 2000年11月号
大学女子寮の思い出の巻
10月22日(日)
「君さぁ、今日のラブ運、よくないみたいだよ」
と夫。朝からインターネットで星占いを見ているのである。
呆れる私。
「ラブ運が悪い? そんなこと今更どうだっていいのよッ! 金運は? 金運!」
「金運はねぇ、・・・普通だって」
パソコン買って嬉しいからって、朝から妻のラブ運を調べる夫がいるであろうか。
そう、このパソコンである。ついにドケチの夫が購入したピカピカの新品だ。デンコードーの大バーゲンで五万九九九九円。限定10台限りだったのを、朝から二人、並んで手に入れたお宝である。
そして横に並ぶカラープリンター、三千円。こちらはコジマ新店舗開店セールの目玉商品、限定20台! これも夫が長蛇の列の百番目に並び、必死でゲットしたレア物だ。
夫が「パソコンを買う」と言い始めてから早五、六年。用意周到で、無駄な金は一円も出さない夫が、パソコンの下調べをしだしてから確実に5年は経っているだろう。
それが今回ついに購入に到ったのは、5年の研究結果による底値より、約1万円は安いと判断したためだそうだ。
この5年間、実に長かった。
「一体、いつになったらパソコン買うのよ」
と私が言うと、
「だって、今、三十万円の物が、あッと言う間に半額だよ。それにもう少し待てば、もっといい機種も出るじゃないか」
・・・・夫の理屈でいくと日進月歩のパソコンは、永遠に買えないはずなのである。
10月23日(月)
「今晩、私達は夜逃げする。今必要な物だけを持ち、後は捨てるんだッ!」
という意気込みで、物をどんどん捨てなきゃならんと新聞のマンガに書いてあった。
「ホント、その通りよ。ついにパソコンを入れるんだから、この溢れる物をジャンジャン捨てて、部屋をスッキリさせましょう!」
と私が言うと、
「いや、捨てるものは何もない」
と断言する夫。
「エッ! じゃ夜逃げする時、全部持ってくつもりッ?」
と追求すると、夫。
「いや、全部捨てていく。僕の持ち物はガラクタばかりだからね」
「・・・・・・・」
そう言う夫が着ているTシャツは今日も15年モノ。夫の理屈でいけば、永遠にガラクタは無くならないのである。
10月24日(火)
さて、映画『愛のコリーダ完全版』が公開された。
『愛のコリーダ』・・・・、懐かしの名作である。
どこが名作かと言うと、私が生涯で初めて「痴漢に遭遇した映画」という点で、忘れられない歴史的名作なのだ。内容はあまりに昔で、ほとんど覚えていない。
大学生の頃。
芸術かポルノか? という大変な物議をかもしているということで、これは見なきゃいかん! 私がその決着を付けてやる! という意気込みで、一人私は『愛のコリーダ』を鑑賞しに劇場に行った。
かなり意気込んで行ったわりに、劇場はガラガラだった。
ところがである。一人の男が、ツツッとやって来て、私の隣に座るではないか。
不思議に思った。
この男、知り合いだったろうか・・・?
でも知り合いなら「ヨッ!」と片手を上げた挨拶ぐらい、一つあってもよさそうなものだ。うーむ、妙になれなれしい。こいつは果たして誰であったか?
そう思いつつも、銀幕のサダの赤い腰巻きを見ていると、直ちに私の太股の辺りに何やらうごめく、モゾモゾとした感触を感じたのである。
はッはーん。
これが噂に聞く「痴漢」というものであるな。なるほど、不可解なほど大胆な行動をとるものだ。こんなに劇場はガラガラなんだから、すぐ女に逃げられて終わりじゃーんなどと、しばらく痴漢のウスラバカさ加減に思いを致していた私であったが、さすがに、
「アッ、こうしちゃおられん」
と我に帰り、そそくさと私は別の席へと移動したのであった。
するとその痴漢も、また新たなる標的を求めて旅に出たのだろう。すぐにススッと立ち上がり、闇に紛れて場外へと去っていった。
そしてこの『コリーダ的痴漢』以来、私が痴漢に遭遇することは、永遠になかったのである。
10月25日(水)
私の青春は悲哀に満ちていた。
当時、私は大学の女子寮に住んでいたのだが、そこに時々男からのイタズラ電話がかかってくるというのが日常茶飯事となっていた。
そして他の寮生が電話に出ると、はあはあと息の荒い男の声で、
「ねぇねぇ、今なにしてるの?」
「今日の下着は何色かな? ふふふ」
などと、大変ダイレクトに聞かれるらしい。しかし私が、
「はい、女子寮です」
と電話に出ると、さっきまで「はぁはぁ」言っていた男が一発で、
「ガチャッ!」
と切ってしまうのだ。
一体、どうしたことであろうか。
皆が言うには、私は普通の女より声が低いので、痴漢は、
「間違って、男子寮にかけてしまった!」
と思うらしい。だから私は、一度も今日の下着の色を答えた経験がなかった。
そして私は「女子寮・痴漢電話対策本部」となった。
「ふふふ、今どんな服着てるの? 裸にエプロン?」
などといういかがわしい電話がくると、
「ちょっと妹子さーん、また痴漢よーぅ」
と、皆が私に取り次ぐ。寮生には、めっきり痴漢電話が減ったと感謝されたが、私は面白くなかった。だって一度でいいから、
「えーッ、今日のパンツ? 今日の妹子はねぇ、肌色よぉ。うふふ」
などと回答してみたいものだという願望があったのである。
私は時々、こんなことでいいのだろうかという焦燥感を抱いた。だって知り合いや雑誌の話によると、痴漢なんて日常茶飯事で、犬の散歩のように当たり前の、街の風景の一部らしいではないか。
そんな昔話を職場でしていたら、ある同僚の男性は、女の痴漢に会ったことがあると言う。別の同僚などは、男であるにもかかわらず、男の痴漢に数回会ったなど、とんでもないことを言い出した。
ゲゲッ! こんなことでいいのか? こうなると、なんだか「インターネットで、ラブ運みてみよう」などという気になるのは、どうしたことだろうか。
再処理問題学習会のお知らせ
この百均で買った服、一度洗濯しただけで、ほころびました・・・。
昨日、NHK青森の夕方のニュース、
ご覧になりましたか?
六ヶ所村の再処理工場で、
ガラス固化体製造試験を再開するという話が、特集されてました。
確か1~2ヶ月前も、
再処理の特集をやっていたのを見たけど、
NHKもさすがに危機感を持っているから、
これくらい特集するわけですね、再処理工場の恐ろしさに。
さて、核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会が実施する
勉強会と展示があるということなので、皆様にもお知らせを。
私は行きます。
ご興味のある方は是非。目から鱗が落ちますよ。
10.11 第3回 再処理問題学習会
「ガラス固化製造施設のトラブルについて」
~再処理工場もトイレなきマンション~
とき 2008年10月11日(土) 18:00~
ところ 青森県労働福祉会館 4階 大会議室 http://heartpiarofuku-aomori.com/
講師 澤井正子(原子力資料情報室)
主催 核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会
後援 原子力資料情報室
資料代 500円
===========================================
第8回「青森の子供たちに核燃・原発はイルカ」展
今年もやります!
とき 2008年10月10日(金)~12日(日)
10、11日 10:00~17:00
12日 10:00~15:00
ところ 青森市民美術展示館1階 http://www.city.aomori.aomori.jp/koho/ksi/mp016.html
主催 核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会 http://hankakunen.blogdns.net/
『P.S.アイラヴユー』試写会見ました。
一昨日、百円ショップで買った服を着ている由紀夫。何回、洗濯に耐えられるでしょうか?
なんと半年ぶりの外国映画。
考えてみたら四月以来、見たのは全て日本映画だったんですよ。
しかもそれで満足していましたので、
この映画が始まった時は、違和感があったくらいでした。
なんで、英語なの?
しかも舞台がNYって、随分古い~みたいな。
そして今回、痛感したことは二つ。
一つ目は、ハリウッド物は皆、似通ったつくりだということ。
物語展開に淀みが無く、とうとうと流れていて、
日本映画みたいに、急に静止したり、飛んだりってことが
少ない気がしますわ。
定石に則り、観客が期待する通りに作られているという感じなので、
それがたとえサスペンス物であっても、
椅子に深く腰掛けたまま見ていられるんですよね。
そして二つ目は、
アメリカ女性にとっての「セクシーな男」は、
日本女性にとっては、「ただのオヤジ」だということ。
特に、後半活躍する「ウイリアム」という男が
眩しい照明をバックにして、ゆっくり振り向いた場面では、
「ゲゲー! この映画、お笑いだった?」
と思ったのは私だけでしょうか?
シネマディクトの試写会で、無料。
60点。
股引の季節。
ポン太「冬は股引に限る!」
めっきり寒くなり、この2~3日、
早速、股引を穿いていますわ~。
皆様もご存じでしょうが、私、
自称、「日本股引愛好会」の会長でございます。
拙著『桃茶』では、機会あるたびに
「股引を穿こう!」
「股引を穿かずして、暖房を入れる輩からは
税金を取れ!」
と、主張してきました。
とにかく、かっこわるい~と思っている人も
一度、股引を装着するやいなや、世界観が変わる。
これは、断言できます!!
何を隠そう、私がそうでしたからね。
その証拠に、最近は、
英語友達のTさんが、
なんと、股引を愛用しているとのこと!
すご~い。
だって、まだまだバリバリの若者である
Tさんがですよ。
しかも、パンクロック愛好者ですよ。
それが、LOVE股引!
ですからねぇ。
股引は、世界を変える!
股引は、地球を救う!
私はそう思っています。
めっきり寒くなり、この2~3日、
早速、股引を穿いていますわ~。
皆様もご存じでしょうが、私、
自称、「日本股引愛好会」の会長でございます。
拙著『桃茶』では、機会あるたびに
「股引を穿こう!」
「股引を穿かずして、暖房を入れる輩からは
税金を取れ!」
と、主張してきました。
とにかく、かっこわるい~と思っている人も
一度、股引を装着するやいなや、世界観が変わる。
これは、断言できます!!
何を隠そう、私がそうでしたからね。
その証拠に、最近は、
英語友達のTさんが、
なんと、股引を愛用しているとのこと!
すご~い。
だって、まだまだバリバリの若者である
Tさんがですよ。
しかも、パンクロック愛好者ですよ。
それが、LOVE股引!
ですからねぇ。
股引は、世界を変える!
股引は、地球を救う!
私はそう思っています。
うぉーッ、この男、むちゃくちゃ逞しいッ!の巻
寝起きの悪い由紀夫。犬なのに。
Pink Tea Time 2000年10月号
うぉーッ、この男、むちゃくちゃ逞しいッ!の巻
9月23日(土)
20世紀最後のオリンピックである。
中田英寿はPKを外し、うちの夫は怒り心頭に発し、昨日「やろう!」と言っていた庭のリフォームも、サッカーが負けると態度をコロッと変えて、
「カネかかるだろッ! 中止だ! 中止!」
と、いきなり言いだす始末。
日本が負けたお陰で、全国にどれだけ割りを食った人間がいるかと思うと、その数も計り知れないような気がするのである。
この「20世紀最期のオリンピック」のキーワードを挙げるとすれば、恐らく「男女平等」だろうと思う。
昨日、我が家に遊びにきた梅子お姉様がおっしゃったのだ。
「柔道の試合を見ていたの。金髪の男とロン毛を束ねた男が組んでるわけ。ウリャーッ! とか言って。で、終わったらね、アナウンサーが〔女子柔道78?級でした!〕って言うの。あれって女だったのね」
「・・・・・・・」
その時、茶の間にいた私たちは、次の瞬間、「パッ!」と二人同時にテレビの画面を見ていた。オリンピック水泳の決勝で、スタートを告げる笛が吹かれたからである。
プールの底から、泳ぐ選手をぐんぐんぐんぐん追いかけるという、大胆なカメラ・アングルが、私たちの目を釘付けにする。
種目はメドレー・リレー。この選手はバタフライ担当のようだ。
水底から写すバタフライのフォームには、何やら感慨深い新たな発見がある。陸上からは決して想像のできない、まるで蝉の脱皮のような運動を、水面下で繰り返しているのであった。選手たちは横一線に並び、一斉にモゴモゴと体をゆする。
そして、「ガバッ!」と大きく両腕をかきあげると間もなく、「ブブーッ!」と左右の鼻穴から噴射される、ダイナミックな二本の鼻息。
噴射された鼻息は、水中で放射状に広がる空気の太い柱となり、百年生きた象アザラシの、立派なおヒゲのようにも見える(象アザラシにそんなヒゲがあるかどうかは知らないが)。
この強烈な鼻息だけで、かなりの馬力が泳ぎに加わるのだろう。新しい発見である。
そして、筋骨隆々たる肩。見事な逆三角形スタイル・・・。
「うぉーッ、この男、むちゃくちゃ逞しいッ」
レースが終わり、水から上がると、上で待っていたチームメイトは、金髪ロン毛の女性であった。
「うーむ。女子メドレー・リレーか・・・」
9月24日(日)
前回のアトランタ五輪まで、水泳の男・女を区別するのに全く問題はなかった。
胸を隠した「ワンピース水着」が女、上半身裸で、「マイクロ・ビキニパンツ」が男。万人が見て、ハッキリ区別がついたものである。このビキニが今にも脱げそうなほど面積が小さく、いっそ「ジャパニーズ・フンドシ」の方が勝手がいいのではないかと思ったほどだった。
ところが、このシドニー五輪ときたらどうであろうか。「サメ肌水着」とかいう、全く新しい概念の水着が、全世界を席巻しようとしている。
なんでも、サメの皮膚に近づけた、水抵抗の低い表皮を使った水着らしく、それを着るとジョーズのように泳げるらしい。
お陰で水着が「パンツ」でなく「股引き」型に。男女共「サメ肌股引き」だけでなく、ウェットスーツのように全身を包んだ水着が増えたため、体型だけでは男女が分からないのである。
9月25日(月)
それにひきかえ、実にわかりやすいのは、シンクロナイズド・スイミングであろう。厚化粧に髪飾り、スパンコールの水着・・・。これが男だったら問題である。
しかし、男女別は分かりやすいにしても、この競技には疑問が残るのだ。オリンピックの中でも、際立って不自然な種目だと思うが、なぜこんなスポーツがあるのかという疑問が、どうしても拭い去れない。
なぜわざわざ水中で踊らなければならないのか。一体、起源は何なのか。オバQのような女が二人、水中で逆立ちするのはなぜなのか? 男にもやらせないのか? など、さまざまな疑問がわきおこってくる。
ハンマー投げとか棒高跳びなら、不自然ながらも納得できる。あれは昔の戦争が起源だと言うからね。「道具を使いこなす、人類の進化」というものを、まざまざと見せつけてくれるではないか。
しかし、いきなりオバQが「ヌッ!」と水面に顔を出し、「ニッ!」と歪んだ口で微笑まれてもなぁ、と思うのは私だけなのか。
9月25日(月)
私も年だよとつくづく思い知らされたのは、女子マラソンである。
私は今までマラソン中継を、最初から最後まで見たことが一度もない。あんな、ただ走るだけの退屈な競技、一体どこが面白いのかわからなかったのだ。苦しそうだし。
しかも二時間半だ。じっと二時間半、テレビの前に座ること自体、私には絶えがたかった。
生前のお父様やお婆様がよく見てたよな。だから「マラソンは、ヒマな年寄りの娯楽」というイメージが、私の中には定着していたと言っていい。
第一、スタートが朝9時である。絶対に起きられない時間だ。休日ごそごそ起きだすのは、ふだんなら10時近く。
松子お姉様は年のせいで、最近いくら夜遅くても、朝5時には「パッチリ」目が覚めるとおっしゃっていたが、「ウッソー! 私に限って、それはないわ」と思っていたのだ。そして最近、私が「パッチリ」目覚めるのは、朝5時である。
シドニー五輪女子マラソンのスタートは、日本時間の朝7時。当日私は、朝6時45分、万全の態勢でテレビの前に座っていた。
そして高橋尚子、ゴール間近の9時! ピンポーンとベルを鳴らして、約束していた庭師のオヤジが来る。庭木の剪定を打ち合わせにきたのだ。
「チッ! あのオヤジ、時間通りに来やがって・・・。いいとこなのにッ!」
早々に打合せを切り上げてオヤジを帰し、テレビに向かって猛ダッシュする。すると、なんと高橋尚子、二位シモンを振り切り、トップ独走ではないかッ!
「ギャーッ! ダッ、ダガハシーッ!」
「ウォーッ! ぬッ、抜かれるゥーッ!」
本当に「アッ!」という間に月日は去ってゆく。「シンクロナイズド・スイミング男子部門」が出来るのも、そう遠い日ではないかもしれない。
「ワン・ニャンの会」譲渡会開催中。
これは5匹兄姉。母猫も来ていましたが、隣のケージで別の捨て猫
(生後一週間ほどのトラ)に乳を飲ませてました。
今日、青森大学の学園祭に行きました。
お目当ては、ワン・ニャンの会の譲渡会です。
ほとんどの譲渡会が日曜日開催(私は常に勤務日)のため、
行きたくてもいけませんでした。
今日、ようやくチャンスが巡ってきたわけですね。
この会の譲渡会が学園祭などで行われることは
あまりないそうですが、
青森大学の先生との個人的交流がきっかけで、
続いているのだそうです。
今日の里親探しは、1~2ヶ月の子猫だけでしたが、
小学生が群がって子猫をジッとのぞいていましたよ。
「子猫、抱いてもいいですか?」
と、言う子も多数。
何匹か、里親が決まったことを祈るばかりでございます。
明日も朝10:00から開催。
宝塚花組公演、見ました。
こいつにも、羽根飾りをしょわせてみたい由紀夫。
五所川原のオルテンシアで、宝塚を見ました。
『ベルサイユのばら』外伝 アラン編
本当に、宝塚はいつ見ても頭が下がりますわ。
劇団四季は、猿まね公演しかしない上、
激怒するほどつまらない芝居なのに、
宝塚は、全く独自の豪華絢爛路線を
誰に気兼ねすることなく暴走し続けていますよね。
その徹底姿勢ゆえ、客は飽きることがありません。
私、基本的に宝塚は好みではありませんし、
ミュージカルも嫌いなのですが、
徹底した「宝塚」という偶像の世界観には脱帽です。
五所川原の客でさえ、
「あっつぁ~、じょんずだもんだの~」
「わいは、きれだじゃ~」
「ほれほれほれ、こいだら、たいしたもんだ!」
「もう、こしたのだば、二度と見られねびょんさ~」
の連発で、後ろにいたオバハン達は、
公演中うるさいの、なんの。
中でも前から三列目に座っていたオバハンの一人は、
熱狂の余り、度々通路に飛び出し、
スターにさわろうとして、目立っていたわけ。すると
ついにクライマックスでは、トップスターの踊りに合わせて
両手を上げ、回転しながら踊り始める始末。
観客は舞台上のスターでなく、
通路で踊り狂うオバハンに注目してしまい、
爆笑の渦となってしまったのよね~。
それだけの力があるということでしょう、宝塚には。
終演後も、
「こいだら、安い! 6500円だら、安い!」
と口々に帰る客ばかり。
なんでも、宝くじ助成事業とかで、料金は
通常より安かったようです。
確かに6500円は安い。
ということで、100点。
五所川原オルテンシア夜の部、6500円。
五所川原のオルテンシアで、宝塚を見ました。
『ベルサイユのばら』外伝 アラン編
本当に、宝塚はいつ見ても頭が下がりますわ。
劇団四季は、猿まね公演しかしない上、
激怒するほどつまらない芝居なのに、
宝塚は、全く独自の豪華絢爛路線を
誰に気兼ねすることなく暴走し続けていますよね。
その徹底姿勢ゆえ、客は飽きることがありません。
私、基本的に宝塚は好みではありませんし、
ミュージカルも嫌いなのですが、
徹底した「宝塚」という偶像の世界観には脱帽です。
五所川原の客でさえ、
「あっつぁ~、じょんずだもんだの~」
「わいは、きれだじゃ~」
「ほれほれほれ、こいだら、たいしたもんだ!」
「もう、こしたのだば、二度と見られねびょんさ~」
の連発で、後ろにいたオバハン達は、
公演中うるさいの、なんの。
中でも前から三列目に座っていたオバハンの一人は、
熱狂の余り、度々通路に飛び出し、
スターにさわろうとして、目立っていたわけ。すると
ついにクライマックスでは、トップスターの踊りに合わせて
両手を上げ、回転しながら踊り始める始末。
観客は舞台上のスターでなく、
通路で踊り狂うオバハンに注目してしまい、
爆笑の渦となってしまったのよね~。
それだけの力があるということでしょう、宝塚には。
終演後も、
「こいだら、安い! 6500円だら、安い!」
と口々に帰る客ばかり。
なんでも、宝くじ助成事業とかで、料金は
通常より安かったようです。
確かに6500円は安い。
ということで、100点。
五所川原オルテンシア夜の部、6500円。
弘前のアンジェリーク。
ここのトイレも必見。トイレットペーパーの機能的かつ美的な収納法を発見。
ケーキ屋「アンジェリーク」は確か、つるた町が本店だと思うけど、
美味しいよねぇ。
その弘前店に、先日行って来ました。
二階が喫茶室になっていて、座席は少ないけど、
なかなか(バーのようで)、落ち着いた雰囲気。
おかげで三時間ほど、友達と居座ってしまいました。
そして、飲み物のオマケで供された「マカロン」が激ウマ。
今、全国的に流行ってるのでしょうか、マカロン。
よく、最近雑誌等で見ますよね。
注文したコーヒーに一粒だけ付いて来たんだけど、
生クリームの旨さに感動しました。
ちょっと食べたことのない、クリーミーさとコク。
次は、マカロンを買いに来ようかしらん?
手洗い場も変わってます。シンクがこの浅さ。
私の秋は、いわき荘から始まるわけ。
いわき荘の近くの風景。家族で稲刈り。
今年も9月末はいわき荘で過ごすことができました。
ここ3~4年は、このパターン。
海外旅行に行かなくなったので、それに比べたら安い。
独り者の気楽な生活ですわ~。
いいんだか、寂しいんだかね、トホホホ・・・。
とはいえ、ここに来ると勉強できるんですよ。
論文を真剣に書くときは、いつもここで
「自らホテル缶詰」してました。
家にいると、どうしても気が散るんですよね。
いつも、何かしら(大変に無駄なことをして)動いているし、
由紀夫もいるし。
何もすることがない場所に行くと、
自分を追い込むことができるので、
勉強がはかどるわけです。
朝食。この他にも色々バイキングが付き、1050円。
今回は、『豊饒の海』の第2巻である『奔馬』を読み返しました。
三島由紀夫、異常だわ~。
どう考えてもヒドイ男と言えます。
修辞法的には、完璧に天才で、
「言葉の宝石箱」のように、
絢爛豪華な比喩や表現が並んでいますが、
この話はなんなわけ?
頭、おかしいよね。
ということで、
山懐に抱かれた、木の香漂う温泉宿で、
異常な男の世界に激しい憤りを感じた
秋の日々でした。
激怒したい気分の方に、お薦めの一冊です。
そして、この『奔馬』の論文の
完成を目指します。
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