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フリマ売上げ報告。

フリマ報告
正面から見ると二重顎の由紀夫。



本日は、皆様のご厚意のおかげで、
純利益 23700円! でした。
本当に有り難う御座いました。
心より御礼を申し上げます。

特に売れたのが、石鹸・洗剤・シャンプー類、
そして、タオル、食器ですね。
石鹸類は、かなり高級品が揃っていました。
フリマハンターは、こういうところで高い石鹸を安く買い、
つかの間の高級感を味わうんですよねぇ。
わかる、わかる・・・。

あと、バック類(リュック、デイパック系)も売れました。
「オレ、バックフェチなんだ・・・。」
と言いながら、変なバック類を二~三種類買ったおじさんは、
その他、バンダナも、「他にいっぱい買ったから、50円だな。」
と、勝手に値段を決めて買っていく始末・・・。

今日は午後からあいにくの雨の為、
一時頃で皆さん、店じまい。
また、次の機会に、宜しくお願いしますね!


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我が家の貪欲ダンサーの巻

5月30
朝は動きが鈍い由紀夫。低血圧らしい。




Pink Tea Time 2008年5月号

五月二日
 さっき、幼稚園の先生が、由紀夫のお迎えにいらした。明日からの黄金週間、動物愛護センターの催しに、またまた由紀夫が出場するという。
「その最後の練習がこれからあるので」
と、わざわざ家まで迎えにいらしたのだ。
 ご存じの方も多いと思うが、なんと由紀夫は「踊るイヌ」。「ドッグダンシング・チーム」の一員らしい。「らしい」というのは、犬が踊るなど、にわかには信じがたく、実際私は由紀夫の踊りなど、見たことがないからである。
「なぜ見に行かないのか? 保護者なのに」
 と言う人もいるが、ダンスの催しは日曜に開催されることが多く、日曜は仕事があり、私は行けないのである。
とにかく由紀夫は幼稚園で、先生の言うことはよく聞くらしいが、家に帰ると私の言うことは決して聞かない。
そもそも踊りが踊れるなら、家で私にも進んで踊りを披露し、飼い主に普段の感謝の意を表したらどうなのか。
「お母さん、今日もお仕事ご苦労様でした。さぞやお疲れでしょう」
と、せめて一言なぜ言えない。毎月の幼稚園代を滞納することなく払っているのは、一体誰だと思っているのか。 
それなのに昨日だって散歩中、
「伏せ!」
 と言っても、由紀夫は明後日の方角を見て知らんぷりだった。「お座り」までは気乗りがしない様子で渋々やるが、「伏せ」は何度言ってもやらない。
「おかしい…。そういえば最近やってなかったから、忘れたのか?」
 と思い、家に帰って餌をやる前に、もう一度やらせてみた。
 すると、どうしたことであろうか。
「伏せ!」と聞くなり由紀夫は目を血走らせ、電光石火の早さで「スタッ!」と何度も「伏せ」をする。「お座り」から「伏せ」、「伏せ」から「お座り」と、自由自在に技を組み合わせて披露するのである。
実は「お座り→伏せ(前足を前に移動し、腹を地につける)」は、結構簡単に出来るらしいが、「伏せ→お座り」は難しい技だという。通常の犬に出来る技ではないのだ。
由紀夫はその難しい技を容易(たやす)やって見せたばかりか、頼んでもいないのに「トリプルルッツ」や「ダブルアクセル」などの大技を、クルクルクルリッ!と次々披露するではないか。口から涎、鼻から鼻水をミサイルのように噴射しながら、何度も回転するのであるが、その時も、私が手に持った餌の食器からは、片時も目を離さないから本当に不思議だ。
フィギュア選手は回転するとき、身体は回転しても、目線は常に一点を見ているという。これは目を回さないためで、よって頭だけは最後に一気に回転させるのだが、由紀夫の技もその法則に則っている。身体は回転中でも、そのギョロ目は常に、餌の食器を凝視しているのである。
散歩中は、私が餌を持っていないので、「伏せ」をしなかっただけである。

五月三日
それにしても本当に凄い。
確かにこの連続した大技を披露する由紀夫は「踊るイヌ」だ。幼稚園の先生は、この食欲に由紀夫の才能を見出したのであろうか。
実は私、由紀夫の「踊り」をテレビでは見たことがあるのである。去年NHKの地方番組に、「サプライズ・ゲスト」として生出演したのだ、幼稚園の先生と一緒に。
そしてその時、私は本当に「サプライズ!」した。
「こ、これが『踊り』かぁ…?」
 …由紀夫は餌が欲しくてパタパタしているだけであった。
先生をギョロ目でジッと見つめ、前足をパタパタと何度も振ってみせる由紀夫。先生の股の間を、八の字を描きながら潜る由紀夫。そして先生の周りをクルクル回る由紀夫…。
その由紀夫の視線の先には、常に先生が手にした「餌」があった。一つの動作が終わる毎、先生は由紀夫の口に餌を入れるのである。
時々運悪く、餌が由紀夫の口からこぼれ落ちる事もある。その時由紀夫は、もう先生など見ちゃあいない。踊りを中断し、床に落ちた餌めがけてダッシュしているではないか…。
恐るべし、由紀夫。
動物愛護センターで、またどんなオトボケぶりを見せるのだろう。うーむ…。

五月四日
 ところで、最近の「実践! 今すぐ君でも出来るエコ」情報をご提供したい。
 ゴミ出しは現在、一月一袋で順調に進行中だ。一昨日は三十一日ぶり、その前の月は三十三日ぶりにゴミ出しをした。やれば出来るということである。

[1]ケーキ買うのに、箱と袋持参。
 最近私のバックにはいつも折り畳んだケーキの紙箱が入っている。買ったケーキは、勿論それに。最初は驚いていた店員も、今は普通だ。どのケーキ屋でもやってくれる。

[2]弁当のおかずは仕切らない。
 アルミパックやプラスチックの仕切は使わず、そのままおかずを並べる。海苔やレタスを仕切にすることも。

[3]サンドイッチは紙ナプキンなどで包む。
 アルミやラップ使用は極力避けるように。

[4]セロテープも半分以下に。
 これは職場で。無造作に長く切って使っていたセロテープも、必要最小限しか切らない。

[5]お風呂は二日に一回。
 私は、毎日入らないと気が済まない人間だった。洗髪は二~三日に一度だったが。
これを実践したきっかけは、求職中だった友人の一言。
「働いてないなら、風呂は二日に一度にしろと親に言われた」
 その時、ハッと気づいた。毎日お風呂に入るのは実は贅沢だったということに。
 お風呂に入らないと気持ち悪いような気がしていた私が、実行したら何ともない。考えてみれば当然だが、本当に人間の思いこみというか、奢りというか…。かえって、時間に余裕が出来、OK牧場に。

[6]シートベルトを締めてからエンジン始動。信号待ちでエンジン停止。
 今までは乗車したら即エンジンを掛け、その後シートベルトを締めていたが、その数秒もガソリンを燃やしていることになる。
 ついでに、エコドライブを調べてみたら、「信号待ちでエンジンを切る」という方法を発見した。
なんでもエンジン始動で消費するガソリンは、五秒間エンジンを掛けっぱなしにした時のガソリンと同量なのだとか。つまり、信号待ちで五秒以上エンジンを止めたなら、切らないでいた時よりガソリンの節約になるということだ。とりあえず私も実践中。ヤマト運輸の運転手は、かなり前からエコドライブだそうで、是非研修に行きたいと思っている今日この頃だ。

明日はフリマで~す。

531.jpg
「フリマへ行くのだ」と言っている由紀夫。



場所:青い海公園(アスパム裏)
時間:朝9:00~午後3:00頃まで

やっと先ほど、準備が終了しました。
今回は、紳士用の靴(26.5?)が充実。
フェラガモやリーガルなどの、新品または使用回数数回と思われる靴が
合計六足出ます。
それから、紳士用下着・靴下(未使用)も相当数。
タオル、石鹸、シャンプー、食器も多数。

是非来てくださいね。
「ブログ見てます」と言ってくれたら、大サービスしますわ。
ふっふっふ。

物言わぬ人々。

5月29日758
「日活ニューフェイス」に応募したい由紀夫。



映画『靖国』の上映妨害にも関係していますが、
「ニュース23」で、「もの言わぬ人々」という特集が
最近、シリーズで放映されました。
自分の意見を言わない人が
昨今増えているという趣旨の報道でした。

本当に恐ろしいことですが、私もこの傾向があるということに
関しては実感しているんですよね。
物を言えば、何らかの危害や、
自分の安定した生活に不都合があると思っているのでしょう。
実際問題、そういう人もいるでしょうから、
ある意味、仕方なく「もの言えぬ」人々もいると思います。

とはいえ、私は選挙に行かない人が多いことに愕然とするんですよ。

だって、選挙は民主主義の基本です。
その選挙に行かないということは、
民主主義の根幹を揺るがすということにつながるわけです。
奴隷制度や、共産主義を支持するなら、それでいいんですけどね。

「選挙に行く人って、世の中をそれで変えることが出来ると思っているらしいけど、
それって、考えが古いよね~。六十年代じゃあるまいし。
だって世の中、選挙で変わるわけないじゃ~ん」
などと、言う人もいますから、びっくり。
そう言う人に限って、世の中に不平不満があったりするんですよねぇ。

自らサマータイム、二日目

CIMG0463.jpg
パグのわりに、実は皺が少ない由紀夫。



昨日、今日と少しずつ時間を早め、
早寝早起きを実行中。
今日は、通常より30分早く起きたわけ。
明日はさらに15分早め、この調子で、
明後日からは本格的な、
「自らサマータイム」に入りたいですわ~!

それにしても、本当に今は日が長い!
朝四時に目覚めても、普通に明るいよね。
この光エネルギーを使わない手はないわよ。

ところで、エネルギーといえば、
4月11日と5月16日の「報道ステーション」見ました?
特集が六ヶ所村の再処理工場だったわけ。
私は見逃したので、知合いが録画したDVDで見たんだけど、
恐ろしいわよ~。
このブログにも、原発擁護者のコメントが長々と書き込まれたけど、
考えてみれば、あれ、4月の「報ステ」で焦った擁護者
の行動だったのかしら・・・・。

4月の「報ステ」に日本原燃が
「一方的に撮影された映像などが放送され、事実誤認もある」
と抗議したため、5月16日に一カ所訂正を入れた特集が、
再度放送されました。
そしたら「事実誤認」ってのは、フィンランドに関する発言一カ所のみで、
あとは、撮影した映像に関するものだけだったそう。
つまり、テロ対策上、流して欲しくなかった映像があったそうです。
そんなこと言ったって、
大地震やミサイル一発で、一巻の終わりなのにねぇ。

だから、特集でも言われていた
「(再処理工場の)巨大排気筒が空にはき出す放射性物質は、
一日で原子力発電所の1年分に相当する」
って部分には、原燃は抗議していない。
つまり、真実なんですよね、これ。

ということで、このDVDをご覧になりたい方、
いらっしゃいましたらご連絡下さい。

結局、世間話で終わる英語教室。

5月27日
「ねぶたの題材にして欲しい」と思う、派手な顔の由紀夫。



今日も、エレナと英語のお勉強。一応
テキストとして使用してるのは、NHKラジオの「実践ビジネス英語」です。
この番組の放送は週三回だから、量的にも適当かと思いましてね。
というのも毎日放送する番組だと、結局量が多すぎて、
私の場合、すぐ挫折するんですよ~。

ところが今日の英語教室も、たっぷり1時間は世間話をしてしまい、
その後、慌ててテキスト勉強を三十分!
1時間2500円という約束の個人授業なんだけど、
結局1時間半になってしまいました。

前回は、まるまる1時間、世間話で終わったのよね~。
これってどうなわけ? う~ん。

ま、世間話が私のストレス解消にもなっているので、
これもいいのかなと思ってます。
英検の助けにはならないと思いますけど。
トホホホ・・・。

「自らサマータイムをする!」ってのはどうかしら。

5月26日
いつも暑苦しい顔の由紀夫。



政府もようやくサマータイム導入に本腰を入れているらしいけど、
その法案が通ったとしても、実際に導入されるのは先ですよね。

でも私、前から思ってたんですけど、
やはりやるべきだと強く思ったんですよ~。
「自らサマータイム!」を。

皆、多分そうすべきだと思っているのに、出来ないのよね。
とりあえず、明日は30分、時間を進めてみようかしら・・・。

「ワン・ニャンを愛する会」に

25日
私の手を枕にする由紀夫。宙に浮いている手なのに、なぜ・・・?


本日ようやく、ペット用の不要品
(バスタオル・ペットシート・フード・ペット関連用品)を、
寄付することが出来ました。
「ワン・ニャンを愛する会」にメールしたら、
わざわざ家まで取りに来てくれたんですよね。
ine様の情報のお陰です。
有り難う御座いました。

ところでこの会、全くのボランティアだそうで、
本当にご苦労様です。大変な作業だと思いますよ~。
ちなみに、HPは以下。
現在里親を捜している、犬や猫の情報が載ってます。
取りに来てくれた人は、由紀夫のことも知ってました。
有名犬です、由紀夫・・・。

http://www2.odn.ne.jp/wannyan/


「あなたが青森のヒロスエさんですね」の巻

枕
今日も、私の脚を枕にする由紀夫。



Pink Tea Time 1999年7月号

6月27日(日)
「広末涼子の姉」
これが私のニックネームである。二年ほど前についたものだ。
 ある席で会った男性Sさんが言いだしたことから始まった。最初は、
「やだ。Sさんッたら、お上手ぅ」
 などとかわしていた。ところがその後も4、5人に言われたから、私が広末涼子に似てるのは、ほぼ客観的事実なのだろう。
 夫に言ったら、
「目が悪いんじゃない?」
 で片づけられた。向かいに座る同僚は、
「アハハ・・・」
 と笑って済ませたし、隣の同僚は、
「う、うーん」
 と言ったきり何処かへ消えてしまった。皆恥ずかしがり屋さんばかりなのだろう。
 何を隠そう、私はあの俳優・西村雅彦さんにも「ヒロスエの姉」で通っているのである。去年「あおもり映画祭」に西村さんがゲストで来た時、そう紹介されたのだ。その後、映画祭の代表幹事に、「ヒロスエ姉、元気ですか?」と電話で言ったという話もある。
 更に今年のゲスト鶴見辰吾さんにも、
「あなたが青森のヒロスエさんですね」
 と言われた。もうこのニックネームは、全国的に認知されたと言えるかもしれない。

6月28日(月)
 そしてある朝、私は仰天した。
 起きて新聞のテレビ欄を広げたら、私と三上博史の写真が載っているではないか。私は赤のワンピースを着ている。いつこんな写真を撮ったのか、全く記憶がない。
 ところがよく見たら、それはヒロスエ主演の新ドラマ『リップスティック』の宣伝写真であった。その角度のヒロスエが私にそっくりである。いや、まさにこれは私。輪廻転生というやつではないか?
 特に鼻の線。私とヒロスエの決定的違いと言えば、目の大小ぐらいだろう。その写真の顔は下向きなので、ほとんど目が写っていないのである。
「ちょっと大変ッ! 私が三上博史と写ってるのよッ」 
 と、息を荒げて夫に見せたのであるが、
「キミ、そろそろ老眼じゃないの?」
 と一笑に付される始末。本当に皆、どうして事実を認めないのであろうか。
 そして先日、松子・梅子両お姉様と東京へ行った時にも、その事実は証明された。有名な「ゆりかもめ」という乗物に乗り、フジテレビ新本社の観光に出掛けた時のことだ。
 フジ社屋には自社制作ドラマのポスターが、たくさん飾ってあった。そして幅2mはあるかと思われる太い柱の側面に、例の『リップスティック』の巨大なスチール写真が、ドドオーンと掲げられていたのだ。
 私は小躍りして喜んだ。鼻穴を広げて写真に駆け寄り、私の顔と巨大なヒロスエを順番に指して見せると、お姉様たちも「オオッ!」と驚いた様子。「似てる似てる!」ということで一同の意見はまとまっていた。
 こうなるとヒロスエが身内のように思えてくる。なんでもせっかくの早稲田大学に行ってないようだ。いかん。注意しとかなくちゃ。
 そして高倉健と共演した映画『鉄道員(ぽっぽや)』。早速これもチェックしに、私はいそいそと出掛けて行った。

6月29日(火)
 泣けたねぇ・・・。泣けましたよ。『鉄道員』!
 「ハンカチご持参下さい」と映画広告に書いていたが、ハンカチどころかバスタオルだろう。私はもう、高倉健が雪のホームに立つオープニングから泣いていた。
 ただ立っているだけで客を泣かせる男・・・。そんなドラマな男は、日本広しと言えど滅多にいない。多分この「俳優・高倉健」と「ピッチャー・野茂英雄」くらいだろう。

6月30日(水)
 野茂の試合は本当に泣ける。野茂が広い背中を見せてマウンドに立つだけで、日本人にはググッと熱いものがこみ上げてくるのだ。 そして野茂は投げるとき、バッターにまで背中を見せている。世界一、背中で勝負する男と言えよう。
 一方、野茂を見てると相当イラつくのも事実だよな。いつもは内気でおとなしい私も、ついつい叫んでしまうくらいだ。
「オイオイ、またフォア・ボールかぁ?」
「おらおらバッター! ファールばっかり打つんじゃねえッ! 野茂が疲れるだろッ」
「ったく、ストライク投げられるなら最初から投げろッ!」
 そして隣で、いつも夫は呟く。
「キミ、うるさいよ」

7月1日(木)
とにかく『鉄道員』も泣ける。
 高倉健がピーッと笛を吹くだけで泣ける。子役の女の子が出てくると、また泣ける。そして我が妹・ヒロスエが料理を作るというクライマックスでは、まるで涙がイグアスの滝のようにドドーッと溢れてくるのだ。
 今こうして感想文を書いていても、ワープロの文字が涙で霞んで見えない。
 なんと言っても、高倉健の役名が泣ける。「佐藤乙松(おとまつ)」だ。「おそ松」じゃなくて「おとまつ」。このお茶目な名前さえ健さんなら許せる。そして妙な哀愁さえ漂わせるから、本当に不思議なのだ。
 私はドロドロに泣き疲れ、映画の途中でアンパンを四つ食べて栄養補給をした。朝、実家を出る時に、「おやつじじい」のお父様から分けてもらったものであった。
 アンパン四つの前に、チーズサンドも二切れ食べたよな。泣くという行為は、相当エネルギーを消費するものらしい。

7月2日(金)
 ところがである。散々泣いた後で、ハッと私は気づいたのだ。考えてみれば『鉄道員』は、相当女を馬鹿にしたセクハラ映画ではないだろうか。
 だって乙松は子供が死んだ日も、妻が死んだ日もホームに立ち続けた男だ。冷たくなった子供を抱き、妻が乙松を責めても、彼は苦しそうに呟くだけ。
「仕方ねえっしょ。だってぽっぽやだもの」 妻の死にも間に合わなかった乙松を、同僚の小林稔侍がかばって言う。
「ぽっぽやだもの。他に誰が発車の笛吹くんだ?」
 「ぽっぽやだもの」で全て片づけられちゃ女はたまらない。広末涼子が、
「お父さんのこと、ちっとも恨んでないよ。だってぽっぽやだもの」
 と言うが、こりゃ大嘘だろう。今ならあんな夫、妻子に逃げられて当然だ。
 妻の大竹しのぶがなかなか妊娠しなかったのも、まるで彼女のせいみたいだ。どっちが悪いか、そんなの分かるか?
 散々泣いて損してしまった。今となっては、妹・ヒロスエの爽やかなセーラー服姿だけが瞼の裏に蘇ってくる。ひょっとして私も似合うかもしれない。
「押入れから出してみようか、セーラー服」
 などと考える今日この頃である。

ディクト寄席は満席。

ガラス張り
黙っているだけで芸になる、お得な性格の由紀夫。



今日、第六回シネマディクト寄席に行って来ました。
なんと前売りは完売だそうで、130席が満席。
今、落語はブームなんですね。
す、素晴らしい!

柳家三三(やなぎやさんざ)という若い優男の噺家で、
私は知らない人だったけど、これが、笑った笑った!
落語は久しぶりだったし、若手噺家の活躍も見たし、
ここ青森で満席だしで、
今晩は楽しい夜だったわ~。

ちょっと前、噺家は「絶滅危惧種」と言われていたんですよね。
私も、大学時代からが志ん朝が死んだとき(2001年)あたりまでは
落語を聞いていましたが、最近は芝居と映画ばっかりでした。
寄席も潰れたし、落語協会も分裂したし、
志ん朝はいないし、
円楽は面白くないし(って、これはどうでもいいけど)、
で、徐々に見なくなっていったような気がします。

大学時代は落語のテープを聴きながら寝ていたものでしたわ。
私、芝居もコメディが好きですが、
やっぱり「お笑い志向」なんですよねぇ。

ここ青森で、定期的に噺家が呼べたら最高ですね。
しかも、130席という都会の小ホールくらいの会場で。
青森だと、文化会館とか市民ホールとか、入れ物が大きくなるでしょう。
それが、「生講演」がつまんらくなる原因なんですよね。

ということで、頑張ってください、ディクト寄席!

英語の勉強、駄目だわ・・・。

渋い由紀夫
犬のダンス検定があったら、是非受けさせたい由紀夫。



英検準一級目指して、意気込んで申し込んだけど、
やっぱり、全然駄目ね~。
怠けてばかりで、一人では勉強しないわけ。

「勉強すれば、出来る子なんですよ・・・」
というのが、たいていの親の言い分だけど、
全くその通り。
そして、人間には「勉強をすることのできる能力」を持つ人間と、
持ってない人間がいますよね。
「算数が出来る子」は別に「算数の能力」を持っているとは限らず、
「算数を勉強をすることのできる能力」を持っているわけですよ。

私は、持ってないわ~。

ということで、とりあえず最近やっと、エレナ先生との英語の勉強を
始めました。
今はテスト直前なので、週二回。
でも、勉強するのはレッスンの前後だけなのよね。
トホホホ。
よろしく、エレナ先生!

「さしあげますコーナー」大人気。

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右は私の足。必ず私を枕にする由紀夫。


職場に勝手に作ったんですよ。
「さしあげますコーナー」を。
捨てるのももったいない書籍類を置いてみたんですよね。
古本屋で引き取ってくれなかった本とか、検定用問題集とか。

そしたら、これが結構な人気!
思いがけない人々が、貰っていくんですよ。

書籍類は、フリマには向いていません。
重いわりには、フリマに出しても売れないし、売れても十円、二十円の世界ですから。
だからまず古本屋に持っていって、
売れなかった物は捨てた方がいい。
紙のリサイクルに出すとかね・・・。

だから、駄目もとで「さしあげますコーナー」を作り、
置いてみたところ、なくなる、なくなる・・・。

今は引っ越しを考えているので、
どんどん「さしあげますコーナー」か、
フリマに出そうと思っている今日この頃です。

悲しいお知らせ。

CIMG0755.jpg
お前も泣いているのか、由紀夫・・・



れいこさんが、亡くなりました。
先週の金曜日、癌だったそうです。
由紀夫のようちえんで飼われていた大先輩、ゴールデンの11歳でした。

ああ、今こうして書いていても、涙で画面が見えません・・・。
由紀夫のドッグダンシングチームの一員で、
いつも、クリニックをうろちょろし、お客様のアイドルでした・・・。
ということで、今日も号泣。

梅子様も激怒。

CIMG0753.jpg
部屋から出せ!と態度で訴えている由紀夫。



梅子様が、最近、私に頻繁に電話を掛けてきます。
なんだと思って出ると、

「妹子さん! 今日のニュース見ました?」

なんでも最近ある村で路線バスが廃線となったため、
老人が病院に行く足を確保する趣旨で、
「デマンド・タクシー」
というのを始めたというのだ。

「デマンド・タクシーって、老人がなんだかわかります? 妹子さん」

またあるときは、夜寝ようと思っているときに電話してきて、

「妹子さん! 今日のT新聞、見ました?」

なんでも、ロータリークラブの役員交代のニュースだとかで、
「前ガバナーが現ガバナーに、なんだかしたんだそうです。
で、ガバナーって何?」
「・・・・・・・」

この記事に激怒した梅子様が、T新聞に電話で抗議したところ、

「でも、二十年前から使われていて、今は定着しているって答なんです。
そういえば、昔から使われている“ソロプチミスト”ってのもありますよね。
あれも定着ですか?」
「・・・・そ、そういえば・・・」

そして今日も、電話がリン。

「妹子さん! 野球ニュースで、最近○○は調子がいい、
それは、アーリートレーニングを始めたからだと言っていました。
松子様に、聞いたら、
『朝練(あされん)だべ?』
と答えていました。」
「・・・・・・・・」

隣にアパートが建つそうです。

大接近
寝ているときしか、黙らない由紀夫。
 


超ショック。
先日、不審火があった隣の空き地にアパートが建つんだって!
日が当たらなくなるだろうし、
雪の捨て場所がなくなるわ~。
確かに、向かいの土地も空いてるから、救いがあるけどね。

とにかく最近、軒並みアパート建ってます。
家の周りの散歩コースに現在二カ所。
この2~3年で建ったアパートは数知れず。
なぜかアパートだらけなのよ。
それでも、また建つんだから、これって儲かるってことよね。
ま、隣の空き地には、オーナーが建てるそうだから、
持ち出し金は少ないよね。

ま、仕方ない!
私も近々、この家を売って、別の場所に引っ越そうかしら。
どなたか、興味あります~?
そして、どこかいい物件がないかしらね。
前後左右が公園ってな所。
それって、弘前城の天守閣?

ドケチモード全開の巻

今日
首周りのマッサージがお気に入りの由紀夫。



1999年6月号 Pink Tea Time

5月27日(木)
 この中古の家を買ってから、我々は更なるドケチ・モードに突入している。先日もフリーマーケットに出店したが、そこでもまたまた儲けてしまったのだ。
 まず、前の住人が残していったカーテンを一揃い売った。四千円。
 それから、雪解け後にベランダで発見された子供用のビニールプール、四百円。
 庭に捨ててあったおもちゃのプラスチックシャベル・熊手・ザル、三点セットで五十円。
 ビニールプールは去年の夏から放置されていたらしく、緑色の水黴が一面に生えていた。日曜日にきれいに洗って干したら、見違えるように綺麗になったのである。
 実を言うと、前述のカーテンでは、既に二万円も儲けているのだ。
 大きな出窓の内側に下がっていたレースのカーテンがけっこう高価な物だった。後で聞いたら一枚で五、六万円したらしい。
 カーテンは本当に高い。最近家を建てた友人は、カーテンだけで三〇万円以上かかったと言っていたよな。これでも安いのを買ったのにとボヤいていた。
 一方我々は、前住人のカーテンをクリーニングに出し、暫く使うことに。残していったこと自体ラッキーだと友人には言われた。
 ところがクリーニングに出してみると、例の五、六万相当がメタメタに破けて返ってきたのである。そしてクリーニング配達担当のお兄さんは、会社に交渉して二万円も弁償してくれた。
 でも実はこのカーテン、生地が相当に弱っていたらしく、他のカーテンは最初から破けてるのもあったんだよね・・・。
 本当に我々のやりくり上手といったらどうだろう。これでしめて、二万四四五〇円のトクということだ。
 まだまだ、売れそうなものがある。
 やはり雪解け後に発見された、長いアルミ製の梯子っていうのもあったよな。これは裏庭に放置してあった。それから、ヨド物置。大きな組立式の物置で、定価十八万円はするらしい。ほとんど新品同様。庭にデンとあって邪魔なので、誰か四万円くらいで買ってくれないだろうか。
 ご希望の方は『グラフ青森』ヨド係まで。
希望者多数の場合はオークションを開きます。

5月28日(金)
 ところで新しいカーテンは、前にアパートで使っていたのをリフォームしてもらった。 サイズが合わないので、長さが足りないところは切り、継ぎ接ぎしてもらったのである。カーテン屋は、
「エッ! 途中に縫い目を?」
 と言って呆れていた。でも新調すると十万以上かかるが、継ぎ接ぎすると全部で四万三千円! もちろんカーテン屋は数軒見積もりを頼み、最も安いところに頼むのは基本中の基本だ。
 それに、出来てみると途中の縫い目もデザインっぽく見えて、全く気にならない。残り布は手で縫って、カーテンとお揃いのクッションカバーまで作った。
 実は二十年前の布団カバーを使って、座布団も五枚、自分で縫っちゃったんだもんね。座布団は一枚千円するから、しめて五千円のオトク。
 私って、本当に器用でやりくり上手だ。我ながらホレボレする。そのうち、家も素手で建てられるかもと思ったりしている。
 それなのに全く男にモテなかったのは、あまりに何でも出来すぎるからなのか。ああ、もっと不器用なフリをすればよかったと後悔しても、もう遅いのである。

5月29日(土)
 夫は夫で、日々ケチワザを披露し、新鮮な驚きを提供してくれる。先日も、タイマー録画の節約ワザには本当に感動したものだ。
 夫は週に7、8本のテレビ番組を予約録画するが、その時間設定が、なんといつも分刻みなのだ。例えば一時間番組なら、7時から7時54分までというふうに。
「民放なら一時間番組は正味54分しかない。60分も録画したら6分も電気のムダ。60分で6分だったら10%だよ。千円で百円。テープだって磨耗するんだ」
 まさに目からウロコであった。

5月30日(日)
 またある日は、カカトが擦り切れた靴下を、大量に繕ってくれと私に頼むのである。
 カカト部分はレースのように透けて薄くなっちゃったのに、足首のゴムはまだしっかりしているので、捨てるのは勿体ないのだ。
「二枚重ねて履いたら?」
 と私が言ったら、
「同じ所が透けてるから、重ねても結局透けて見える」
 と夫。もっともだった。
 そう言う夫がクルッと振り返ると、Tシャツの背中に「NISEKO」のロゴ・プリントが入っている。もちろん一昔は前のものだ。ところが不思議なことに、その文字の輪郭通り、布地に亀裂が入っているのである。
 よってローマ字は辛うじて原型を留め、背中の皮膚にピタッとはりついている。亀裂部分を人差し指でなぞると、そのまますっぽり字が抜けそうだった。
 塗料が塗ってある部分と、そうでない部分では収縮率が違うのだろう。そのため何千回も洗濯していると、塗料の切れ目から布が分断されるらしい。ここまで着ている人が、他にいるのだろうか。
 そんな私の心配をよそに、
「やっぱり、カカトシールが必要だよ」
 と、真顔で靴下に話を戻す夫。
 以前に書いたことがあるが、夫は靴下のカカトが減らないよう、カカトにペタッと貼って補強するシールがあればいいと言うのだ。当時は「そんなもの、誰が買うの」と、驚き呆れたものであった。
 ところが夫はそのシールを、なんと密かに開発していたことを告白したのである。もちろん本職は、衣料ともシールとも全く無関係だ。
「知り合いの家庭科の先生にも聞いてみたけど、いい素材が見つからないんだ。ポリエステルだと接着剤で貼っても、すぐ剥がれてくるし」
「・・・・(あなた職場で何やってるの)」

5月31日(月)
 そして仕方なく新品の靴下をタンスの奥から出して履いた夫は、
「カカトがゴワゴワして気持ち悪い」
 と言いながら出勤した。擦り切れた靴下しか履いたことがないのだろう。この分だと、もし夫に新しいTシャツを着せたら、
「風通しが悪くてムレる。乳首も透けて見えないし」
 と言うのではなかろうか。
 夫、恐るべし。どこまでが本気なのか、妻の私にも判別不能状態だと言っていい。
 まあそれはそれとして「カカトシール」。 一刻も早く開発し、特許でボロ儲けしたいと願う私である。
 あ、フリマで売るのもいいかも。

英語友達のIさんから、ご寄付を!

CIMG0221.jpg
ふかふかな所が大好きな由紀夫。





本日、Iさんから、未使用タオルや石鹸、食器類をたくさん頂きました。
有り難う御座いました。
Iさん、本当にいつ見ても可愛いですわ。
今後ともよろしくお願いします。

フリマは予告通り、参加します。
5月31日(土) 9:00~ 青い海公園
友達と二人で、二区画出します。
今回は、お買い得品がいっぱいです。
セレブから寄付いただいたものがたくさんありますからねぇ。
ふっふっふ。
お暇な方は是非。いや、お暇でなくても是非。

災害時用の毛布提供ですって。

5月14日
GWの仕事疲れを隠せない由紀夫。



昨日、「広報あおもり」を見て、初めて知りました。
青森市では、災害に備え、食糧・毛布・簡易トイレなどの
備蓄を進めているそうですが、
その一環として、不要な毛布の提供を求めているそうです。
連絡をすれば、市職員が取りに来てくれます。
「使わない毛布・布団で押入がいっぱいなわけ~」
という人も多いのではないでしょうか?

連絡先は、017-734-5059(総務課危機管理室)

話はちょっと変りますが、
不要なバスタオル・フード等の寄付を求める団体もあるのよね。
動物愛護関係(犬)の団体が、
毎月第二日曜日の昼に、犬の里親探しイベントをしています。
その時に、上記の寄付を受け付けているわけ。
私の所には、使い古しのバスタオルがたくさんあるので、
寄付したいのですが、日曜は仕事で行けないのよ~。

それにしても、不要な衣類等の寄付を募る機会が
減っていると思うのは、気のせいでしょうか?
数年前は青森市広報に、年に一度程度、告示が載ってました。
発展途上国に寄付するということで、消費者団体主催の企画だったと思います。
でも最近は、そういう告示を見ないわ~。

欧米諸国では教会・救世軍とかが、
そういう物資を始終受け付けているとのことで、
以前の英語の先生(カナダ人)がよく利用していると言ってました。
でも、日本の神社仏閣はそんなことしてないよね。

別に、神社仏閣がどうのという話ではなく、
日本では、そういう不要品の受け入れ態勢が出来ていないと思います。
なんとかならないのかしらねぇ?

各種施設とか服役囚とかが、そういうリサイクルシステムの
一環を担うってことは出来ないのかしら。

今日読んだ本には、感動的な話が書かれていました。
アメリカの某所にある少年院では、
捨てられ、保護された犬の躾・養育を、服役中の少年がしているそうです。
そこで躾られた犬は、新たな里親にもらわれるそう。
このことで、少年も更生していくというのです。
ああ、感動。

リサイクルや福祉活動には人手が要るので、
そういう労働力を有効に使う方策が必要ですよね。

米のとぎ汁は庭にまく。

5月12日
ダイエットしても、どうしたことか体重は常に9.2?の由紀夫。



このプチエコ、なんとなくはわかっていたのに、
実行してませんでしたわ。というのも、
米のとぎ汁を庭や植木鉢にやるというのは、
水の節約的要素が強いと思っていたんですが、
実は違うんですね。
米のとぎ汁を台所に流すことで、
水を汚してしまうということだったんですね。
そういえば、そうでしたわ。

ということで、今は庭に撒いてます。

今、うちの庭では、山野草の小さな花がきれいですよ。
去年、大幅にリフォームしたのは、
グラフ青森刊「別冊 住んでみたい青森の住宅2007」
で、ごらんいただける通り。
水場には色々な鳥が集まってくるので、
それがまた楽しみです。


バリ式エステサロン

5月12日
今日も風呂に入り、美を追究する由紀夫。



今日は、バリスタイルのエステサロン、
フランジパニに行って来ました。
イトーヨーカドーの向かい、浜田ハイツ二階。
目立たない小さなサロンですが、バリムードはむんむんでしたわ。

一歩中へはいると、そこはもう南の国。
美女一人でやっているお店で、
インテリアがとにかく凝ってます。
木彫りのドア、石を彫った壁飾りなどは、このオーナーが
全てデザインしたもの。
店名フランジパニ=プルメリアの花をモチーフにして、
バリで特注したそうです。
部屋中に満ちたお香とバリ音楽。
私も二十年くらい前、バリに一度行きましたが、
懐かしく当時を思い出しました。

今日、私が受けたのは、
アロマオイルマッサージコース 60分 4000円

いつも私が受けている、千美の推拿(すいな)マッサージとは違い、
優しく滑らかなマッサージなので、
思わず眠くなってしまいました。
千美では、痛さで決して寝られないんですけどね。

肩こりがひどい私は、推拿マッサージの方がさっぱりしますが、
ゴージャスな気分に浸りたいと言う向きには
こちらがいいかも。

ボディマッサージデラックス 60分 2500円
フェイシャルマッサージ   60分 2000円

なんかも、値段的にはお得よね。
次回は、こちらも体験したいです!

「風呂が、混浴なのじゃ」の巻

春の憂い
「今日のご飯は何かのう…」と考えている由紀夫



Pink Tea Time 1999年4月号

3月8日(月)
 ついに家を買った。
 築六年の中古住宅。長年のドケチ生活の努力が結実したわけである。
 ところが、引っ越しまで2週間という時になって、夫が、
「さあ、今日から節約モードに入るぞ!」
 と、意外なことを言い出すのだ。今日から節約って、これまでの生活は何だったの?
 鼻かんだティッシュも捨てず、便座ヒーターの温度のことでまで、喧嘩しながら節約してきたのだ。牛乳やお惣菜も、半額シールがない物は絶対買わなかったじゃないか。
「人生、半額。何でも半額。半額で買ったら喜びは二倍だろ」
 これが、夫の口癖だ。しかしこれ以上、一体どうやって節約しろというのか?
 次の日から夫は、コーヒーが切れても絶対買わなくなった。
「今買ったら、引っ越しの荷物になるだけだよ。紅茶も日本茶もある。それにコーヒーは職場で思いっきり飲めるだろ」
 いつもはトーストに乗せるチーズも買わなかった。
「トーストには、ジャムも合うんだよ」
 切れた蛍光灯もそのまんま。
「大家にアパートを引き渡すのは昼だから、電気までわからないよ。いつも使わない蛍光灯と交換すれば、ほら、変わらないだろ」
 夫はこのアパートに越した時、電気代がもったいないからと、三本ある蛍光灯の一本を抜いてしまっていたのだ。

3月9日(火)
 シャンプーもかなり前から無くなっていた。それを、旅行した時ホテルから持ってきて、箱一杯に溜めたホテル用のシャンプーを使い、今までなんとか凌いでいた。
 私たちは旅行する時、使いかけのシャンプー・ボトルや石鹸を必ず持参する。そしてゲスト用の石鹸類を使わず、すぐに全部、鞄にしまってしまうのだ。すると次の日は、掃除係の人が新しい石鹸を置いていってくれる。これを繰り返して旅行していると、泊まった分だけ石鹸が溜まり、ほとんど自分で買わなくてもいいくらいになるのだ。
 そのため、石鹸は今まで一度も買ったことがないし、シャンプーを買わなくなってからも、もう一年半は経つ。ところがそのシャンプーも、そろそろ底を突きそうなのだった。 私が買おうと言いだすと、夫。
「まだ3パックもあるじゃないか。ここでシャンプーを買っちゃったら、引っ越しの時、『ま、いっか。3パック位、捨てよう』ってことになるんだよな。そんな二重の無駄は避けたいだろ」
「・・・・・・・・」
 最初は呆れた私だったが、それも道理かもしれないと思い直し、夫以上の節約アイディアを考案してみた。それは、パックに入っていたシャンプーをミニ・ボトルに絞り出し、水で二倍に薄めて使うという必殺技である。 すると、夜お風呂から上がった夫が、「きみって、セコイよね」と一言。
 あんたにだけは言われたくないよッ! とむちゃくちゃ理不尽な思いがするのは、果して私だけであろうか。

3月29日(月)
 さて、善人ほど早死にするとよく言われるが、どうやら本当のようだ。先日、三十代後半の友人が、心臓発作で急死した。
 彼はとても生徒に慕われていたウルトラ熱血バリバリ教師で、「青森の武田鉄也」と呼ばれたという。高校時代は野球部主将で、殺しても死にそうにない肉厚の男であった。
 それに、ヒロシ(松子姉様のドラ息子)の大学の先輩も、去年、白血病で急死した。享
年23歳 。同じ下宿にいたヒロシの面倒
を、実の親の松子様よりもよく見てくれたという、聖人のような人であった。
 ああ、それなのに世の中はわからない。いつ死んでもいい78歳のお父様は、ターミネーターのように蘇っているのだから。
 もう長くないと医者に匙を投げられ、三軒の病院を行ったり来たりし、
「誰が死亡診断書を書くんだッ!」
 という問題で、医者に一騒動を巻き起こしたお父様・・・。
 そのお父様、今はすっかり普通の人になり、この間は自転車で銀行にも行ったらしい。家族が止めるのを振り切り、
「お金をおろすのじゃ!」
 と叫んで、ママチャリで逃走したという。 お母様が慌てて後を追うと、ちゃっかり椅子に座って、27万円払い戻していた。ボケてるのに、どうやってお金をおろしたのか?
 医者も先日、「おじいちゃんは、劇的に回復していますッ!」と、「劇的」という言葉を何度も使っていた。おそらく科学的にも解明できないだろう。

3月30日(火)
 とは言え、家にただ居ても「置物っぽい」だけなので、近くの老人施設に週3回、デイ・サービスに行っている。
 デイ・サービスってのは、本当に素晴らしいシステムなのであった。
 幼稚園児の送迎サービスのように、あまり家にばかり居られちゃ困る老人を、バスで迎えにきてくれる。そして風呂に入れた後、レクレーションタイムに手踊りまで踊らせるらしい。しかも昼食とおやつ付き。それでもって一回六百円とは!
 お父様もすっかり気に入ったらしく、デイ・サービスの日は早めに起きて髪をなでつけ、張り切って出掛けていくそうだ。一体何がお気に入りなのか聞いてみると、
「風呂が混浴なのじゃ」
 との答え。やはりお父様は、ひでえエロじじいなのであった。
 
3月31日(水)
 デイ・サービスの日以外は、たいてい居間で寝ている。明日の混浴への英気を養っているのだろう。お母様によると、「24時間のうち、20時間は寝ている」そうだ。
 ところがおやつの時だけ、突然ムックリ起き上がる。「おやつじじい」ぶりは相変わらずだが、「酒じゃ!」と言いださなくなったのは本当に不思議だ。お酒のことも忘れてしまったのだろうか。
 だって先日、お金を自分でおろしたので、遊びにきた孫のヒロシに3万円あげていた。 ところが、ヒロシが帰ってから、
「あの若者は、誰の子供だったかのぅ」
 と言っていたのだ。本当に困ったものだ。 それでもお母様は、時々ハラハラすることがあるという。それはお父様がテレビを見ていて、酒のCMが流れた時だ。また酒を飲みだしたら、病気生活に逆戻りしてしまうのは目に見えている。
 ある日、地ビールのCMを見てお父様。
「地ビールってのだけは、おじいちゃんも飲んだことないのじゃ。一度飲んでみたいのう・・・・」
 聞こえないふりをして、お母様が「エクアドル産完熟バナナくん」を差し出すと、何事もなかったように、お父様はバナナくんをむつむつと食らい始めたという。
 めでたしめでたし。しばらくは完熟バナナくんで行ってほしいと思う、今日この頃だ。

亀乃家、久しぶり~!

天中華蕎麦
ホタテやエビが入ったかき揚げです。650円。


五所川原市にある老舗のそば屋「亀乃家」。
今日、久々に行って来ました。
ここは今は亡きお父様が、よく
「わ、亀乃家のそば食いに行って来る!」
と行って、ママチャリで出掛けたお店です。
明治時代からのお店だそうで、100年の歴史があると、
ネットで調べたら書いてました。
昔、私が努めた職場では、よくここから出前を取っていたものです。
私も度々注文してましたわ。

暖簾を潜ると、全く昔とかわらない。
しばらくして配達から帰ってきたご主人も、そりゃ
白髪は増えていましたが、昔とさして変らぬ容貌でした。

注文したのは、「天中華そば」。
これ、中華そば(ラーメン)にかき揚げがのってるんですよね。
「脂っこいのが苦手な人は駄目ですね」
と奥さんが言ったので、私はあえて注文。
普段あまり、アブが乗った食事を取らないもので
関節に油を差す意味でも、いいかな、という了見を起こしまして・・・。
最近、五十肩も痛いし・・・。

このかき揚げは、その場で揚げる、亀乃屋特製。
帆立の耳などが入っていて、さくさくしてうまいんですよ。
う~ん。
いつまでも、続けて欲しいそば屋です。






隣の空き地で不審火が!

5月8日
有事にも、ぴくりともせず、寝ていそうな由紀夫。


本当に世の中、物騒です!

うちの隣が空き地なんだけど、
そこで、三日午前中に不審火があったと、今日聞きました!
しかも、火の手が上がったのは、うちの居間の窓のすぐ下!!
ブロック塀を隔ててはいますが、
灯油タンクとガスボンベが2M以内にあるという場所だったんです!
今日、後ろの家に住むUさんから報告があり、見たら、
本当に焼けこげた材木があったんですよ~!

三日は私が東京に旅立った日。
朝、家を出る前、Uさんと隣の家のHさんに、
「三日間留守にするのでよろしく!」とご挨拶しておきました。
それから二時間もしないうちに、そんな事件があったとは・・・。

Uさんは、ご家族で外に飛び出し、バケツリレーをして
火を消し止めてくれたそうです。
ホント、助かったわ~。
その後警察が来て、近所の聞き取り調査をしたとのこと。

警察はUさんから、私が留守である旨聞いたそうですが、
その時、私の名前を聞かれたUさんのお父さんは、
「ああ、後ろの人は、大野妹子さんと言います」
と、つい答えたとか。警察が「・・・大野妹子さんね」
とメモ帳に書き入れていると、脇で、Uさんの娘さんが、
「お父さん! それはペンネーム!」
とつっこみを入れたそうです。
すると警察の人は、またすかさず、「お、ペンネーム・・・、と」
メモしたというではありませんか。
ネタやってる場合じゃないっつーの!

今日、別件で町内会長さんを訪ねたら、不審火の話をなさってました。
原因はほぼわかったらしいです。
それにしても、ご近所の連帯ってありがたいわ。
やはり、何かと挨拶しておくものですね。

ちなみにUさん宅でも家の中で犬を飼っていますが、
その犬も、火に感づいたのか、騒いだらしいですよ。
パグも昔、暗殺者に吠えかかり、某国の王族の命を
救ったという話があります。

でも、由紀夫はどうですかねぇ。


パルコ劇場『49日後・・・』

ゴシレのランチ
ヨン様のレストラン「高矢禮(ゴシレ)」のランチ、ビビンバコース。
韓流狂いのお母様のリクエストで行って来ました。ヨン様は居ませんでした・・・。



パルコ劇場で『49日後・・・』観てきました。
  
    『49日後・・・』  作: 竹内 佑
   演出: 池田成志
   出演 :古田新太、八嶋智人、池田成志、松重 豊・小田 茜
   「VAMP SHOW」初演から早くも16年、「鈍獣」からすでに4年、
   「観たい芝居はオレたちが演る!」
   「演りたい台本はオレたちが作る!」
   ということで、原案=古田新太&池田成志の新作舞台!


以上は、パルコ劇場HPから。
四年前、『鈍獣』で激怒したので、今回、全く期待してませんでした。
それで正解。
「期待してなかったから、結構面白かったわ~」
という感じです。ちなみに以下は、『鈍獣』のDVD解説から。

   『鈍 獣』  作: 宮藤官九郎
   飛び散る汗、飛び交う罵声!
   入り乱れる男女。
   “ボンジュール どんじゅーる、鈍獣。” 
      演出: 河原雅彦
   出 演: 生瀬勝久 池田成志 古田新太
       西田尚美 乙葉 野波麻帆


『鈍獣』は、このコピーからも推察される通り、
あまりにつまらなかった…。久々に「カネ返せ」と叫びたい内容でした。
『キャッツ』ほどではありませんでしたが、この豪華スタッフにして、
眠くなりましたからね。

それでも、『VAMP SHOW』オタクで、三回もこの芝居を観た私は、
ついつい池田成志と河原雅彦、古田新太に期待してしまうわけです。
なんたって『VAMP SHOW』(と『笑いの大学』)は、落ち込んだときの私の特効薬。
ビデオなら、何回観たかわかりませんわ~。

ところで、この『49日後・・・』、
一種のホラーコメディーという点では、『VAMP SHOW』に通じるものがあり、
客の好奇心を最後まで引っ張るので、飽きることなく観賞しました。
それにやっぱり、古田の緩急自在のオトボケぶりが最高。
『鈍獣』は脚本がつまらないので仕方なかったけど、
古田新太はそこに居るだけで芝居になってる役者ではないかしらん。
池田の「気持ち悪さ」も、グー。

なんたって三谷幸喜作品とは違い、
このメンバーに期待するのは、彼らの小気味良い動きと台詞の応酬。
話の筋はどうあれ、その期待はある程度満たされました。
ただ、松重豊はもっと面白い役者なんですけど、
今回の役回りは今ひとつ。松重ファンとしては不満です。

ということで、次にも期待。

5月5日(祝) パルコ劇場19:00~21:00  7500円。
100点満点の75点。


ちなみに、私の願いは『VAMP SHOW』を初演メンバー(1992年)で観ること。
私が観たのは2001年の再演ですから。ま、無理ですけど。

作       : 三谷幸喜

初演  出演 : 京晋佑、西村雅彦、古田新太、まつおあきら、池田成志、
           藤井かほり、一橋荘太朗(=三谷幸喜)
     演出 : 板垣恭一、池田成志

再演  出演 : 堺雅人、佐々木蔵之介、橋本潤、川原雅彦、伊藤俊人
           手塚とおる、松尾れい子
     演出 : 池田成志

   

由紀夫がまた、TV出演。

新丸の内ビル
新丸の内ビルでは薔薇祭り開催中。これ、本物の薔薇。



昨日、東京から帰りました。

施設にいる叔母さんのお見舞いが目的だったけど、
それなりにお楽しみもたくさん盛り込んだ旅でしたわ。
劇場で観賞したのは以下。

熱狂の日コンサート「メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲」
ミュージカル『キャッツ』
パルコ劇場で芝居『49日後・・・』
映画『パークアンドラブホテル』

残念ながら映画『靖国』は満員で観られませんでした。
ということで、追々、感想を書いてきたいと思います。

ちなみにGW中、由紀夫はお仕事。
動物愛護センターのイベントで、二日間、ダンスを踊ったらしいです。
そのニュースがTVで放映され、由紀夫が映っていたと
今日、同僚から指摘が。
私の机には、由紀夫の写真が飾ってあるのですが、
その写真を指して、同僚が言うんです。

「女の人に操られて踊っていたイヌは、どうみても、
この写真のイヌだった。絶対、由紀夫だ!」

お母さんは東京で遊んでいたというのに、
由紀夫は大変だったわけやね。ふっふっふ。

『キャッツ』見ました。

リリ
いとこの愛猫リリ、17歳。今回、いとこのマンションも訪ねました。
すんばらしい眺望のお部屋よ~。




初演から二十五周年のロングラン、劇団四季の『キャッツ』。

お母様と松子様、松子様の親友Kさん、そして私の合計四人で見たわけ。
四人で見るなら、「それなりに楽しめる作品がいいんじゃないか」
ということで、お母様が選んだんですよね、このミュージカル。
同じようなメンツでかなり昔に、『ライオンキング』は観たことがあるんだけど、
『キャッツ』は初めてでした。
そして四人とも、半分寝てたわけ。

第一部が終わると、お母様は開口一番、

「妹子、もう帰らないかい?」

すると、Kさん。「あら、眠いのは私だけではなかったのね」
松子様 「私も、舟漕ぎモードでした」
私    「全くです・・・・」

一体、どこが面白いわけ、この『キャッツ』!
まず、ストーリーらしいストーリーがないわけ。
そして筋書きは、歌で伝えるわけだけど、
一体何を歌ってるのか、聞き取れない箇所が多数。

しかも、登場する猫が25匹いるらしいんだけど、
名前が長い外国名だから、さっぱり覚えられないのよ!

タントミール、ラム・タム・タガー、オールドデュトロノミー、
マキャヴィティ、マンカストラップ・・・・・・

『キャッツ』のHPで調べたから、こうして今書いてるけど、
観ている時は、誰が誰だかさっぱり。
アメリカ直輸入ミュージカルなのは承知だけど、
どうして名前まで直輸入するわけ?
日本でやるなら日本人向けに、
猫の名前を変えて欲しいわよ。
タマとかコロ、ミケ、ハツ・・・って感じで、和名に変えるべきじゃない?

一人、11550円も払ったから、仕方なく最後まで観ましたが、
どうしてこれが25年も持ったのが、実に不思議。
二部は一部よりはまあまあ盛り上げたけど、それでもねぇ。

ということで、ミュージカル『キャッツ』は、
「歌と踊りの発表会」でした。

5月5日 東京 キャッツシアターにて。一人11550円。
100点満点中、45点。

「お父様、いよいよ退院よ」の巻。

5月3日
日溜りを選んで寝る由紀夫。



Pink Tea Time 1999年3月号

2月17日(水)
 例のごとく、お父様のお見舞いに行った時のことである。隣のベットの老人に、看護士さんがアンケートを実施していた。
 質問内容は一部不正確かもしれないが、こんなやり取りであった。
「はいッ! じゃあ次の質問に、ハイかイイエで答えてください。では、いきますよッ!」
「ハイ」
「以前、よく道に迷ったことがある」
「イイエ」
「時々、見知らぬ人が自分のお見舞いに来る」
「イイエ」
「同じ姿勢のままで、しばらく固まってしまうことがある」
「イイエ」
「あなたは素直な人間だ」
「ハイ」
 ・・・・・・・・・・
 ご存じの通り、ここは精神科だ。「暴れん坊隊長」のお父様にも、このアンケートをやったとすれば、一体どんな答え方をしているのか、不安になってしまった。もしかして、こんな具合か?
「あなたは、隊長である」
「ハイ」
「院長先生は、事務長も兼ねている」
「ハイ」
「看護婦は、時々ヤクザになる」
「もちろん、ハイ」
「あなたは素直な人間だ」
「ハイ」
 などと無礼を言っているんじゃないかと思うと、実に心配ではないか(先月号参照)。

2月20日(土)
 まあそれはそれとして、ある日大野家に、ビッグなニュースが飛び込んできた。なんとお父様が、ついに退院することになったというのである。
「ゲゲゲッ!」
 家族一同、一斉に地響きのような呻き声を洩らした。
 死の淵からムクムクと蘇り、日に日に元気百倍になってゆくお父様の話は、それはそれでおめでたい。しかし、すっかりボケちゃった老人が家に帰ったら、一体どういうことになるのかと思うと、一同脱力するのは当然と言えよう。
 梅子様「もう少し、入院できないわけ?」 
 お母様「もう、ママさんコーラスに行けなくなるかねぇ」
 私  「老人ホームは、入所待ち4、5年だっていうから、取り合えず申し込んでおいたほうがいいんじゃない?」
 松子様「そうそう。それまで生きてないかも知れないけどね」 
 などと、家族一同勝手なことを言い合っていた。が、それも無理はない。最近は、市長でさえ妻の介護で市長を辞める時代である。老人介護は本当に重大問題なのだ。

2月22日(月)
 一方、お父様の反応は予想外であった。
「いよいよ退院よ。うれしいでしょ」
 と言うと、カップに顔を埋めてカボチャ・プリンを食らっていたお父様が、スプーンの手を止め、困惑した顔で言うのである。
「うーん、そうだってな。困ったよなぁ」
 そして再びお父様は、カボチャ・プリンをガツガツ貪り始めるのだ。実に意外だった。 だって、ちょっと前までは、逃げ帰ろうとする私のバッグにしがみつき、
「妹子ッ! お前っていうヤツは・・・。おじいちゃんも帰るのじゃ!」
 と騒いでは看護婦さんに取り押さえられ、他の入院患者をつかまえては、
「おじいちゃんを家に返してくれたら、30万円プレゼント」
 などと、手当たり次第に口説いていたのだ。この変貌ぶりは一体どうしたことか。
 で、どうして困るんだと聞くと、
「おじいちゃんが帰れば、おばあちゃんが苦労するじゃろ」
私はこの答に一粒の涙を流したのである。ボケてしまったはずなのに、結構まともじゃないか。それにお母様のことを、それほど思いやっているとは・・・。
 後ろを向いてこっそり涙を拭いていると、なんだかお父様が、
「一本よこせッ! もう一本!」
 と叫んでいるのであった。
 「一本」と言えば、以前のお父様なら「日本酒一本」を意味した。しかし、今のお父様にとっての「一本」は「バナナもう一本」ということなのである。
 たった今、カボチャ・プリンを貪り食い、その前にバナナと特大ドラ焼きを食べたのに、さらにまたバナナを追加注文するとは、恐るべき食欲。一日5回もおやつを食べるので、いつも看護婦さんに叱られているらしい。「御飯が食べられなくなるからダメ」
 と諭すと、
「おやつは別の胃袋に入るのじゃ」
 など牛のようなことを言う。ひょっとして、私が毎日おやつを持ってやって来るので、すっかり入院が気に入っちゃったのか?
「退院しても、毎朝ここに来て寝ていたいのう。そういうわけにもいかんじゃろなぁ」
 と言いながら、エクアドル産完熟バナナの二本目の皮をむくお父様。
 せめて美味しいバナナを食べさせたいという孝行心から、私は安いバナナでなく、いつも高い「完熟バナナ」を買ってきていた。それを知らないお母様が、ある日、百グラム15円のバナナを買っていくと、
「まずい」
 と言っていたという。
 本当に、ふざけたじじいだ。
「あと二、三カ月は入院してもいいのじゃ」 と言うお父様の本心は何処にあるのか? 天然ボケの威力を実感する今日この頃だ。

2月23日(火)
 退院にあたって一番心配なのは、また酒を飲み始めるんじゃないかということである。前は昼夜逆転生活の上に酒を飲んでいたので、家族は本当に大変だった。
「退院しても、お酒はダメよ」
 と言うと、
「大丈夫じゃ。もう絶対に飲まない。寝る前に一杯飲むだけじゃよ」
 と、すまして言う。それがダメなんだっつーの。
 お父様が今後「酒じゃ」と言っても、家族は「“サケ”ってなーに?」と答えるということで話はまとまっている。
「それって、着るもの?」「それとも頭に被るもの?」というふうに、酒がない国に行ったと思えばいいわけだ。
 心配なのは、酒屋の前を通った時である。「アッ、あれじゃ、あれが酒じゃッ!」
 と言われたら、
「えッ? どこに? 何があるって?」
 という相当な演技力が要求されるだろう。一難去ってまた一難というカンジの大野家の人々であった。

明日から東京。

大野一族(って、御母様と松子様ですが)で旅に出ます。
ブログ更新は恐らく連休明けかと思われますので、
皆様、よい連休を。

5月31日(土)フリマ実施予定。

5月2日
お遊戯会のため、今晩から出張中の由紀夫。


フリマ開催予定の速報です。

期日:平成20年5月31日(土)
場所:青い海公園広場
時間:9:00~
「青い森環境博覧会2008」でのイベント。

申し込み開始がまだなので、決定ではありませんが、
多分1区画は取れると思います。
イベント全体のフリマは、6月1日(日)も実施してますが、
私は仕事があるので。

先日、某セレブから不要品をご寄付頂きました。
その中に、な、なんと高そうな紳士靴がずらり。
しかも未使用品や、フェラガモ。
う~ん、これって、ネットオークションに出した方が高く売れそうですよね。
以前も紳士靴を大量に出したことがありましたが、苦い経験が・・・。
未使用の革靴に2000円の値札をつけたら、
フリマ常連のオバサンに「200円にして!」としつこく粘られましたっけ。
いくら、値切られるのは想定内でも、200円ですよ・・・。
しかも、何度も何度も来るんですからねぇ。
「閉店時間ころ、又来る」と言っていたので、
そのオバサンが来る前に、高校生男子に安く売りました。

ということで、ネット出品を検討中。

日本語じゃないと、全然わからないのよ!の巻

水仙と由紀夫
背景の水仙が、全く似合わない由紀夫。




Pink Tea Time 2008年4月号

三月二十九日
 東京のコンビニで、石鹸を買った。包装箱が全て英語で書かれ、商品説明も英語であったので、輸入品だろうとよく見ると、それは日本の会社が作った、純粋日本製品であった。
 東京メトロの車内には、きれいな風景に英単語ばかりが並んでいる広告が、数枚貼られていた。よくよくみると、日本の会社の日本製品の広告であった。

三月三十日
 翌日青森に帰り、わからないことがあったので、職場で同僚に質問をした。すると、同僚は答えた。
「あ、それは、マウスをドラッグすると、ウインドウがプルダウンされます」
「・・・・・・・・・」
 家で新聞を開いた。
「コンプライアンス  江本孟紀」
 と毛筆で書かれた掛け軸を、スーツ姿の江本孟紀が持って微笑んでいる写真があった。武富士の全面広告だった。
「社内にコンプライアンス統括部を設置。全社員が研修を重ね、『コンプライアンス・オフィサー』資格を取った者が過去4年間で2410人にもなりました…」
 という丁寧な説明が添えられ、その中に「コンプライアンス」が五回出てきたが、コンプライアンスとは何なのか、どこにも書いていなかった。だから武富士は一体何を言いたかったのか、ほぼ不明であった。
 そういえば、武富士は昔、
「レッツゴー!
ウォンチューテイクマイハン~、
アイルビーユアマ~ン。
ソ~トゥナイ、ウィゴナダン、
アナタウェ~」
 というテレビCMで一世を風靡した会社である。突然レオタード姿の踊り子が続々登場し、ノリノリで皆が踊りまくっていた。しかしあれに関しても武富士は、一切説明をしていない。一体この者共は何者なのか? そしてなぜ、サラ金がノリノリダンスなのか? と誰もが疑問に思ったにもかかわらず、武富士側の説明はただ、
「ご利用は計画的に」
 という、主語も述語もないものであった。
「こっ、これは一体…!」
 日本国民が呆然としたが、翌日はそんな疑問も忘れ、皆が忘年会で武富士ダンスを、わらわらと踊っていたのである。文化祭でも相当数の高校生が、この踊りを踊ったらしい。
「意味不明」の勝利であった。
 そういえば「コンプライアンス」という言葉は、最近ニュースでもよく耳にしたよな。
何人かの国会議員が記者団に取り囲まれ、インタビューに応じていたのだが、
「コンプライアンスを実現するためにぃ!」とか、
「コンプライアンス精神に乗っ取ってですね…!」
などと発言していたのだ。しかし「コンプライアンス」とは何かという説明はどこにも無かった。

三月三十日
 ところで「キャリア教育」も最近の流行であり、私も何度かキャリア教育に関する講演会を聞く機会があった。そして、どの講師も必ず、「キャリアとは」と、言葉の意味説明から話しはじめ、それにかなりの時間を費やすというのがお約束となっていたと言っていい。つまり、聴衆の誰もが「キャリア」の意味を知らないというのが講師の前提であり、
「だったら、日本語で言え!」
 というのが、私の素直な感想である。私は「キャリア」の説明だけで、合計して数時間は聞いたかもしれない。
 この事実は時間だけでなく、紙も無駄にする。会議では資料も配られ、その中に必ず「キャリアとは何か」の説明があるからだ。だったら一言「勤労観教育」と言えばいいではないか。そうすれば語句説明の為に紙幅を費やすこともなく、単語自体に使う紙も減らせるのだ。例えば「キャリア」は四文字だが「勤労観」は三文字。これだけだと一字の違いでしかないが、「ウインドウ」なら五字で、「窓」なら一字。なんと紙幅は五分の一で済み、大変にエコロジーである。
 以前、確か青森県庁だったと思うが、「ナントカのグランドデザインを募集したところ、応募が大変に少なかった」と、県庁職員が嘆いたという話を聞いたことがある。
 当たり前だ。皆、「グランドデザイン」の意味がわからないので、応募できないのである。

三月三十一日
 そして職安系列で「ジョブカフェ」という施設がある。経済産業省「若者自立・挑戦プラン」の一環として作られた施設だ。
 私が以前、ジョブカフェ関連の会議に出席した時、実に久々に激怒した経験があるので、念のため書いておきたい。なぜなら「仏の妹子」と呼ばれる私が激怒する事件は、大変珍しいことだからである。
 まずこの「ジョブカフェ」という、英仏連合のような名称もさることながら、ここの事業もかなり意味不明と言えよう。
 詳細は忘れたが、ジョブカフェ職員は分厚い会議資料を配り、確か我々にこんな説明をしたと記憶している。
「インターンシップでは、ジョブ・ヒストリーが生かされます」
「ジョブカフェサポートセンターとは…かくかくしかじかのワンストップ・サービスセンターのことです」
「ワンストップ・サービスセンターとは…」
 彼らはカタカナ英語を多用するため、いちいちその説明が必要となり、しかしその説明が説明になっておらず、さらに説明が必要となるという悪循環に陥るのだ。
 私はその、無意味に長い会議も終わろうとする頃、サッと手を挙げた。
「ちょっと一言いいですか!」
 と、白戸(ホワイト)家の、犬のお父さんのように、断固として言ったのである。
「なぜ英語を使うんだ。そのせいでユーザーとコミュニケーションできず、ブラボーなプランもノーユース!」
 などとは決して言わなかった。私は、
「日本語じゃないと、全然わからないのよ!」
 と、きっぱりと言ってやったのである。

四月一日
 農薬に汚染された一連の輸入食品事件で、日本の食糧自給率が問題になった。現在はなんとたった三十九%だという。これは国力の低下である。他国に「お前になんか、食糧分けてやらないモンね」と言われたら、飢死が待っているということである。
 言葉でも同じだ。日本語訳が面倒だからと外国語に頼っていれば、日本語力は低下する。そして日本語の衰退は、即ち日本文化の衰退なのである。
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