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Pink Tea Time 2007年11月号

十一月六日

今月の、店長お薦め作品!
「パイレーツ・オブ・レズビアン」の巻

小欄先月号を見て、早速梅子お姉様が電話をしてきた。確かに情報漏洩への過剰反応という世界的傾向は大問題だが、梅子様が住むG市には、「個人情報」という言葉はないというのである。
というのも、先日梅子様が夜中、激しい腹痛を発症し、ただ一人でタクシーを呼び、救急病院に駆け込んだという事件が発生した。夫の銀治郎さんも韓ドラ狂いの御母様も、もうぐっすりと寝入っており、誰も起きていなかったらしい。
それから二日後、御母様が、とある場所からタクシーに乗ったところ、その運転手が御母様を振り向き、
「お宅の腹痛(ハライタ)、その後どうしてらぁ?」
 と言ったという。
…本当に凄い。どうしてこの運転手は御母様が、二日前にタクシーを利用した梅子様の母だと分かったのか? 
個人情報バレバレの、このG市もどうかと思うが、それにしても隣の住民の名前も知らないという都市部のアパートより、格段に素晴らしい環境だと思うのである。
 
十一月七日
 ところで、「仏(ほとけ)の妹子ってどういう意味?」と、ある日友達に聞かれて、あっと思った。
 それは勿論、私の大変に寛容な性格を意味している。滅多なことでは激怒せず、どんな失礼な目にあっても大抵のことは笑って許す性格なのである。
例えば先日、私がフリーマーケットで店を出していたら、1人の男性が私に向かって、
「オバサン、これいくら? ねえ、オバサン!」
 と、しきりに言っていたようだが、私は穏やかな笑顔を浮かべ、その男を完全に無視してやった。
このように私は人並み以上に穏やかな性格なのである。
 しかし、その友達は、「仏の妹子」を「仏像のようにそこに座っている、置物のような人物」だと思っていたというのだ。なるほど、比喩というのは誤解のリスクも伴うのだな、と私は反省し、一応ここに誤解のないよう、説明しておこうと思うのである。

十一月八日
 ということで、私はちょっとやそっとのことでは激怒しないが、先日友人達と飲む機会があり、英会話友達のTさんが、あることに大変に激怒していた。「あること」というのは、最近借りたエロビデオのことである。 
 Tさんは、行きつけのビデオ屋の奥まった部屋に入り、
「今月の、店長お薦め作品!」
 と、赤いマジックで太々と書かれたビデオを発見した。
「それが、『パイレーツ・オブ・レズビアン』っていうビデオなんですよ。こりゃ、面白そうだって借りたんですけど…」
 ところが、期待したビデオは散々な内容で、全編の一割くらいは、確かにレズビアンのお姉さん達が絡む、楽しい場面であったが、残りの九割は、ジョニー・デップ主演『パイレーツ・オブ・カリビアン』の焼き直しで、しかも学芸会のようだったという。
「これでは、何のために借りたのか分からない!」
 とTさんは激怒し、ビデオ屋に返却のため駆け込んだ。
すると、そこでもまたTさんは、気になる「店長お薦め作品」を発見。それは韓国のエロビデオで、主演男優が『ブラザーフッド』に出たウォンビンに似ており、名前は「ビンビン」というのだそうだ。
「ところがそれも、退屈極まりない駄作。何がビンビンだ!」
 と、唾を飛ばすTさん。
「もう店長のお薦めは借りない。オレの金を返してくれ!」
 男というのは、本当にバカな生き物である。全世界の首相や大統領が、全員女になることを、私は心から願っている。

十一月九日
 世界中の男達がエロビデオを見るため、夜中どのくらい電気を使っているのかと考えると、私は本当に頭に来るが、それはさておき、最近私が実行しているエコを、ちょっとここでご報告したい。
 
[1]ゴミ出しは二週間に一度を目標にする。
 生ゴミ処理機を使い始め、ゴミがガクッと減ったのを機会に「ゴミ出しは二週に一度、ゴミ袋一個」という目標を定めてみた。これが結構イケル。
 生ゴミの量は、私の実感としては以前の15分の1くらいになり、臭いもないので、二週間溜めておいても全く大丈夫。しかも二週に一度という足かせで、自然とゴミの出る製品を買わないようになった。
 また、生ゴミ処理機に入れる食べ残しを出したくないので、買物の回数も半減。生ゴミ処理機に腐った食物を投入するのは、なぜか心が痛むんですねぇ。一人暮らしの私と、家族で住む所帯とは比較にならないかもしれないが、以前週一回だった買物が、二週に一度になった。
お陰で冷蔵庫はスカスカ。スカスカだから在庫を明確に把握でき、食材をだぶって買わなくなる。また、無い食材も有る食材で代替しようという知恵を働かせると、それで結構しのげるから不思議だ。

[2]スーパーでは、賞味期限が早い製品から買う。
 賞味期限切れの商品は、当然スーパーが廃棄するから本当に無駄。それを防ぐには、客がそれらから先に買えばいいわけだ。そしてこれを実行すると、なぜか安易な買物をしなくなり、真剣に必要な食材だけを選ぶようになるから、また不思議。「来月まで持つから、とりあえず買っておこう。誰かが食べるかも」という「何となく買い」が減るということだ。こういう食材は、いつまでが賞味期限かをそのうち忘れ去り、結局腐っていくのである。

[3]そばの茹で汁を減らし、その茹で汁を掛け汁に。
 麺を茹でるときは、鍋にたっぷりの水を沸騰させる人が多いと思うが、私は多分、平均的な使用水量の三分の一以下で済ませていると思う。
しかも使用するのは保温鍋(シャトルフェフ等)。お湯を沸騰させて麺を入れ、ザッとかき混ぜて鍋を火から下ろす。そしてその鍋を外鍋に入れて放置するので、その間ガスは使わない。
さらに麺の掛け汁は、ゆで汁をそのまま使う。麺に印刷されている「作り方」には、ゆで汁とは別に掛け汁を用意するよう書いているが、私は「濃縮そばつゆ」を使うので、必要な量のそばつゆをあらかじめ丼に入れておき、その上から規定量のお湯(ゆで汁)を注ぐ。その後、麺を箸で丼に移動するのだ。
水を減らせば、ガスも少なくて済み、茹で時間も減る。水・ガス・時間が節約できる、一石三鳥ほどの技だと思うが、どうだろう。
 そしてエロビデオ好きの男には、月に一本、見るビデオを減らしてCO2削減に協力させる。とりあえず、これでどうだろうか。
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