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『チルドレン』も読んだよ。

不登校
『チルドレン』
伊坂幸太郎 講談社文庫


実は、『グラスホッパー』の前に読んでました。
こちらのほうが読みやすいし、面白いよね。
「連作短編」だそうだけど、
5編のお話は、それぞれ独立しているのに、
登場人物は繋がっている、という設定。

私は、一番最初の銀行強盗の話が気に入っていて、
きっと、それがいつか、その後の短編の中に出てくるのだろう
と期待していたのですが、
見事に裏切られました・・・。

銀行強盗の話とその後日談だけで、
面白い話ができると思う。

読んで損はしない本です。


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『グラスホッパー』読みました。

CIMG0964.jpg


『グラスホッパー』
伊坂幸太郎著 角川文庫


帯に著者本人が

「すごく好きな小説なんです。
今まで書いた本の中で一番達成感がありました。」

って書いている。
でも、私は好みじゃないわね。

一番目に嫌いなところは、殺人過程の描写が超リアルなところ。
文章力ありってことなんだろうけど、
ここまで書かれると気持ち悪い。
スプラッター映画が苦手な私は、ダメです。
二番目に嫌いなところは、文章がきざなところ。
村上春樹まではいかないけど、
歯が浮くような感じ。
だから、文章自体を何度も読み味わいたいと思うことは
全く無いわけ。

それでも、筋も構成もしっかりしているし、
おっと、こんなところで繋がるか~、
と思うような細部の仕掛けがうまいので、
最後まで飽きることはありません。

男が時間をつぶしたい時にはいいかも。

『カラキョウ』って。

画像 008


『カラマーゾフの兄弟』感想の続きです。

とにかく、これが未完の小説だったって知らなかったわけ。
あんなに長いのに~?

なんでも、解説によると、
第一部は父殺しのミステリー仕立てで、
第二部は13年後の話を書く予定だった。
ところが、
ドストエフスキーが死んでしまったので、
第二部は書けなかったのだそう。
マジですか。
犯人不明のまま、何年後にまた書き始める予定だったわけ?
ドストも60歳位で死んだんだから、
そのくらいの予測はしておいて欲しかったよね~。

それにしてもこの小説。
ヴィトケンシュタインは、暗記するほど何十回も読んでいるそうだし、
東大生に読んで欲しい小説三冊のうちに入っているとか。
私だったら、
読んではいけない十冊に絶対入れるわ。
読むんだったら、各巻の最後にある「解説」で十分。
粗筋はそれでわかるし、
読んでも、全く感情移入できないし。

解説に書いてあった次の文が言いえて妙って感じだったので、
引用します。

カラマーゾフの登場人物は空気を吸って生きているのではない。
酸素を吸って燃え上がっているのである。

評論家 モチューリスキー
『カラマーゾフの兄弟』5 エピローグ別巻 215P

『就活のバカヤロー』読んでます。

5月3日


『就活のバカヤロー』
石渡嶺司・大沢仁共著
光文社新書 820円 2008年11月


読んでます。
考えさせられます。

今や、大学三年生秋から就職活動をしなくてはならず、
そのおかげで、ろくに勉強が出来ないという、本末転倒の大学。
1995年以前は、大学四年の夏がピークだったのに。

また本来、大学には就職斡旋という仕事は無なかったのに、
今や東京大学でも「キャリアサポートセンター」という名の
就職斡旋事業をせざるを得ないという現実。
就職率が上がらないと、学生が集まらないからです。

でも、キャリアセンターに通う、就活に熱心な学生は、
「自分は納豆のように粘り強い人間です」
という参考書そのままの回答しかしない、ウスラ馬鹿が多いらしい。

ところが、慶応大学だけには、未だ「キャリアセンター」は無く、
それゆえに、大企業から引っ張りだこなんだって。

実は、慶大生の「無意識下の就活」は、OB・OGが担っているんだって。
慶大は「ゼミ」活動が盛んで、それは他大学のゼミとは違い、
OB/OGが頻繁に出入りして、後輩を指導する研究会。
現役学生は、バンバン先輩に怒鳴られ、叱られて
強く、大人として成長していくそう。
こうやって、学力とコミュニケーション能力が鍛えられるから、
付け焼刃の就活などしなくても、充分魅力的な人材が
出来上がるらしいのです。
自分とは違う世界の人と交流して叱られることが、成長の糧となるわけです。


しかし、振り返って現実はどーですか。
子供の言いなりになる親。
ネット依存の子供。
ネットだと、自分の嫌いな人々との交流は拒否できるから、
ネットと現実社会とは全く違うんだよね~。

う~ん。

『偽善エコロジー』読みました。

CIMG2052.jpg


『偽善エコロジー』「環境生活」が地球を破壊する
 武田邦彦著 幻冬舎新書740円 2008年刊

金儲けと省益にまみれたエコ事業・商品にダマされるな!





読みました。
武田邦彦って、さんまのテレビ「それ、ほんまでっか」だったかに
出ている人だよね。
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか 1・2』
『リサイクルの幻想』
も書いています。

私は当然、環境問題には興味があるけど、
一体何が本当なのかよく分からないわけで、それが大問題なわけね。
目下のところ、

 ①本当に地球が温暖化しているのか?
 ②もし本当に温暖化しているとして、
  その原因の多くは、本当に二酸化炭素なのか?

ということが、私の問題意識で、

『二酸化炭素温暖化説の崩壊』広瀬隆著

は、大変興味深く読んだことは、前にも書いたとおり。
この武田邦彦のこの本は、上記の①②に関しては、
厳しく言及・追求していませんが、

①に関しては、
「日本人がどんなに努力しても地球温暖化はやってきます。」(63P)
②に関しては、
「二酸化炭素が増えれば、温度が上がるというのは、変わりありません」(64P)
と書いているので、
「地球温暖化説」と「二酸化炭素原因説」を支持する立場といえましょう。

とはいえ、現在、我々が正義と思ってやっているエコロジーは、
全くエコでない!というのが持論。
そして、

「レジ袋を使わない」「マイ箸を持つ」は「ただのエゴ」
「古紙・ペットボトル・食品トレイ・空き瓶のリサイクル」は地球に「よくない」
「ごみの分別」は「意味なし」

と、切って捨てています。
武田によると、「ゴミは金属とそれ以外に分けるだけでいい」そう。
それ以外は、家庭で分類しようとしても正確には分類できず、混ざってしまう。
処分場で分離できるし、一気に集めたほうが合理的。
なぜかというと、ゴミを分類すると分類した種類だけの回収車が必要になるから、
手間もエネルギーも無駄なんだそうです。

ちなみにペットボトルは、リサイクル法が制定されてから、
急激に消費量が上がっている。
しかも、武田の調査によると、
ペットボトルがリサイクルされているのは回収した量の5%。
それ以外は、捨てられたり燃やされたり、違法に外国に流れたりしているのだそう。
(160P)

無意味なリサイクルより、物を大切に使う心を。
そして、
「自治体と業者を野放しにしていいのか」
という義憤をぶちまける武田。
もう、増税しか国家予算確保の道はないみたいな社会の流れだけど、
このエコロジー関連の無駄金は、かなりの額になるかもしれませんねぇ。





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